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異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
第二章 スマホ中毒者から始まる文化大革命
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巨大な魔物の群れの正体

今日は、朝からほぼ巨大な魔道具(まどうぐ)ばかり作っていた。

合計七台の巨大魔道具(まどうぐ)、これからの事を考えると、絶対に必要な物だ。

俺の充実したスマートフォンライフの為にね!

生活に不安を抱えていちゃスマートフォンを楽しめる訳が無い!

安全な文化的生活、それが俺のスマホライフには必要なのさ。


予定していた巨大魔道具(まどうぐ)作りを終え、まだスマートフォンを渡してなかった作業員に、スマートフォンを渡して契約と登録を済ませて、公衆浴場で寛いでいた。

この世界に来てから、ずっと出来ずにいた、石鹸で身体を洗う事を、やっと出来てさっぱりとしていたら、焦って俺に知らせをする作業員が現れた。

巨大な魔物が現れたらしい。

スマートフォンのマップには、魔物の出現を示す点が表示されなかったし、周辺を飛び回り、 魔物の出現を警戒しているドローンも、魔物の出没を捉えられて無かった。

完全に油断していた。

ほとんどの作業員は、裸になって公衆浴場で寛いでいる。

本当にヤバい状況だ!!


急いで服を着て、俺を呼びに来た作業員に案内させる。


「どこなんだ?その魔物が現れたのは、どこだ!?」


「道の所です!!私が見た時は、全く動きませんでしたが、大きくて恐ろしい姿をしてました!!」


「そんな所に!?絶対に誰でも遭遇しちゃうじゃん!!」


「はい!だから、急いでお知らせに走りました!」


全速力で走って・・・は、無い。

俺が全速力で走ると、知らせてくれた作業員を抜いてしまう。

焦るけど、作業員に合わせて移動した。


「ここです」


「貯蔵庫の直ぐ近くじゃないか、魔物はどこだ?」

魔物が動いて無かったと言うので、小声で確認する。

俺が周りを確認する限り、魔物は見えない。


「ほら・・・あれですよ・・・」


作業員が指を指して教えてくれる。


「あ・・・・・・」


「大きいでしょう?巨大でしょう?恐ろしい姿でしょう?」


「あの・・・・・・」


「初めて見る魔物です。あの姿 絶対に凶暴ですよ」


「いや・・・・・・」


「剣をお持ちじゃないですが、大丈夫ですか?あ、私なんかが心配するなんて、おこがましいですよね。すいません」


「えっと・・・・・・」


「まだ気が付かれて無い様です。寝てるんですかね?全部 大人しいんです。今ならアユム様なら楽勝かなって思います」


「ごめん・・・・・・」


「えっ?アユム様でも勝てそうに無いんですか?」


「いや、そうじゃなくて・・・・・・」


「良かった。ですよね。アユム様なら楽勝ですよね?」


「あれ・・・・・・」


「はい?」


「俺が作った魔道具(まどうぐ)なんだ・・・・・・」


「えっ?」


「うん。魔道具(まどうぐ)・・・・・・」


「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」


そう、俺の目に映った魔物として教えられた物は、俺が昼間に一生懸命に作った魔道具(まどうぐ)だった。


「ごめん!本当 ごめん!そうだよね?知らないと魔物に見えるよね!?」


夕暮れ時の森の中、風呂を済ませて、涼む為に、山の方に少し道を歩いていた作業員が目にした物は、巨大な腕の様な首の様な物を持つ、見慣れぬ物体。

それ以外にも自然物と言うには、異様な形状の物が、沢山 道の脇に置いてあるのだ。

そりゃ知らなかったら焦るよな。


「はぁ・・・・・・ 流石 アユム様!!こんな凄い魔道具(まどうぐ)をこんなに作れるなんて!?」


いや、動いて無いのに凄いって・・・・・・


「そんな訳なんで、公衆浴場に行って、安全だって作業員のみんなに知らせてくれるかな?それと、フェムトとピコとナノとテラに、ここで待ってるって伝えてくれる?ごめんね?」


「分かりました!」


本当に失敗した。

さっき作業員が集まってた時に、ここに巨大な魔道具(まどうぐ)を置いてあると伝えれば良かった。


そして、俺は巨大魔道具(まどうぐ)の前に居て、さっきの作業員から事情を聞いて来た者達に、一人一人謝った。

俺が謝ると『いや、問題無いですよ。流石 アユム様!!』と言ってくれるのだが、何が流石なのか・・・・・・

問題大有りだったと思うんだけど・・・・・・


「これか!?そりゃ魔物だと思って驚くよ!?」


「ナノ ごめんって・・・・・・」


「うん。私も魔物だと思ってしまう」


「フェムトもごめんよぉ〜」


「本当 アユムにはいつも驚かされるよね」


「そんな言わないでよピコ」


「オレの、私の御主人様だから普通だな」


「テラ 意味分かんないから・・・・・・」


みんなにも呆れかえられた。

だって、そんな驚くって思ってなかったんだもん。

きっと元の世界から来た人間だったら、誰でも重機 位で驚くとは思わないよ!!



「じゃあ、行こうか?」


「「「うん!」」」「はい。御主人様」


みんなを車に乗せて、領主様(ガロン)の屋敷に向かう。


領主様(ガロン)にも話しておいて、村人達が無用に驚かない様に、俺の巨大な魔道具(まどうぐ)の事を、村の人達に伝えておいて貰おう。

同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。

読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。

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