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異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
第二章 スマホ中毒者から始まる文化大革命
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任命式と巨大魔道具作り

昨日 貯蔵庫の周辺で作った【ファイバーマットレス】の評判は、凄く良かった。

一番 気に入った、一番 太い糸を使った物は、『もっと柔らかい物が良い』と、みんな言うので、俺の物に自然となった。

でも、マットレスを全て横に並べて寝れるだけの空間は無いので、俺を中心にして、左右に一枚ずつ、上に横にした物を二枚にして敷いた。


マットレスの上には、最初に作ったマットレスもどきも敷いて寝てみた。

うーん・・・・・・

藁の様な物の上に布を敷いただけの物と較べたら、雲泥の差で寝心地は良いけど、それでも布地の肌触りが悪くて・・・・・・


それと・・・・・・

うん。何故に君達は自分のマットレスで寝ないんだい?

俺の所に集中してたら、人数分 作ったのが無意味になるよね?


寝る前に確認した、魔物の脂と灰を使用した石鹸は、既に固まってはいたが、試しに使ってみても、溶けてくれないし、泡立たない。

失敗したのかと思ったけど、脂肪と灰を使って作った石鹸は、どうも泡立たない様だ。

これじゃダメだな。

それでも、それを使って洗った手は、最初は油が着いていた様なヌメリを感じたけど、手が乾くと良い感じだった。しかも、しっとりとしていて、保湿には良いかも知れない。

納得は出来る物では無いけど、ダメでは無いから、今はこれを使うしか無いね。

明日 持って出て、公衆浴場に置いておこう。


石鹸や洗剤代わりに、灰汁(あく)とか別の物も準備するか・・・・・・

サポニンを含んだ代用品なら、泡立つらしいしね。

そのサポニンを含む、サイカチの(さや)やムクロジの実が、昔の日本では使われてたらしいから、同じ物は無くても、似た物が在れば、それを使えば良いんじゃないかな?


まぁ・・・・・・ 海で塩を得られる様になったら、苛性ソーダを作って、それを原料に泡立つ石鹸が作れるだろう。

うん。それまで我慢だ。

でも、早く海まで行きたい。


昨日 寝る前、魔道具(まどうぐ)作りを少しだけした。

後少しで全員分になる、貯蔵庫作成などの作業員のスマートフォンと、照明、それと新しい魔道具(まどうぐ)を一つ作った。


今日は、その昨日 夜に作った新しい横幅約2メートルの細長い形状の魔道具(まどうぐ)を使って、今から一つ新しい物を作る。

その魔道具(まどうぐ)のバッテリーの部分にスマートフォンを近付けて、先ずは起動させる。

そして、昨日 セルに大量に吐かせた糸をセットする。

後は、自動的に作業が終わるまで、魔道具(まどうぐ)に仕事をさせるだけだ。


これが作れたんだから、アレも作れるよな・・・・・・

確か、これのメーカーが、その技術を活かして、他の分野に進出した筈、それと同じだもんな。

問題は染料か・・・・・・

まぁ・・・・・・ それはこの世界での生活で、【衣食住】が改善されてからだな。



今は、朝飯を魔道具(まどうぐ)を使って温めている。

これも名前を付けた方が良いなぁ・・・・・・

加熱器じゃあ他の魔道具(まどうぐ)と被って紛らわしいから、別の感じが良いよな。

ん〜 無難にレンジかな?同じ機能の物なら、名前はレンジだ。

だから、これは卓上レンジだな。


しかし、早い。

名前を考えている間に、しっかり温まった。

元の世界の電子レンジの様に、時間設定が出来る様にしたら、この世界で普及するんじゃないかな?


「ん、んん〜 おはよう!アユム!」


いつもの様に、やっとナノが起きてきた。


「良い匂いだね?」


「一緒に少し食べる?」

一人分でも多目に準備してくれてるから、分けても問題は無い。


「良いの?食べる!!」


そのナノの言葉に反応して・・・・・・


「えっ?みんな食べるの?」


「御主人様?ダメですか?さっきから良い匂いがしてお腹が・・・・・・」

「うん。匂いが・・・・・・ でも、ダメならいいよ」

「そうだよね?この匂いが・・・・・・ 私もダメならいいよ」


「良いよ。食べたいならみんなで分けよう」

凄く一人分の量が少ないけど、それなら早目に昼飯にすれば良いだけだ。


「「「「うん!!」」」」


これで、徐々に朝飯を食べる習慣が広まってくれたら、健康の為には良いだろう。





「さて、食べたし、そろそろ仕事に出ようか?」


「「「「うん!」」」」


四人を車に乗せて、仕事に向かう。

先ずは、携帯電話の店(ショップ)に移動して、今日の当番のナノを降ろす。


「じゃあ、今日も頑張ってな?」


「うん!任せて!」



後は真っ直ぐ貯蔵庫まで移動だ。



「速い!もう着いたね!」

「うん。速いね。凄い」


ピコもフェムトも速さに喜んでいる。


先ずは、忘れない内に、車に積んである、魔物石鹸を公衆浴場に持って行く。

桶一つ分の油脂を使って作ったので、かなりの量が有る。

普通の石鹸サイズで、四十個分になった。

これでもテストで作った分なので、次回はもっと沢山 作ろうと思ってる。



「おはようございます」


「「「「「「「「「「おはようございます!」」」」」」」」」」


「そろそろこの周囲の外構工事も始めたいと思っています。後は、二階部分の貯蔵庫に肉が入り切らなかった分は、三階部分の貯蔵庫に運び込んで下さい。運び込んだ部屋数を、後で教えて下さい」

後 どの位、貯蔵する肉が在るのか分からないので、冷凍機を取り付けるのは、肉を運び込んでからで良いだろう。


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


「さて、私からの報告として、シュラさんを正式な現場の管理者として指名したいと思います。監督の一人として、指示に従って下さい。そして、同じく正式にテラとギガとメガの三人を、副管理者として指名します。同じくこれから三人の指示に従って下さいね」


「「「「「「「「「「おお!シュラ!おめでとう!」」」」」」」」」」


思った以上の盛り上がりだ。

この世界で、リーダーに指名されるって、凄い事なのかな?


「「「「「「「「「「テラ ギガ メガ おめでとう!」」」」」」」」」」


「ちゃんと頑張っている人は、必ず評価して、その頑張りに見合う処遇をします。みなさんも頑張って下さい。ただ、無理はしないで下さいね」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」


あれ?またシュラが泣いてる。

あ、テラ達も後ろを向いて泣いてる!?


「この周辺の外構工事の完成図は、また管理者や副の人達のスマートフォンに送っておきます。管理者や副の人達は、それを見て指示をお願いします」


「「「「「はい!」」」」」


「じゃあ、後はお願いしますね。私は次に必要な魔道具(まどうぐ)作りに行きます」


「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」



車に乗って、山賊の住処だった洞窟、魔石などの資源の採掘場に移動する。


魔石 魔鉱 魔鉱 それと、周囲の樹木を材料として、魔道具(まどうぐ)作成を開始する。

今回は、かなりの数が要る。

それでも三十個も作れば大丈夫だろう。

サイズ的には、そんなに大きな物じゃない、長さは1メートル程度だ。

だから、そんなに作るのに時間は掛からないだろうと、思う。

次に、領主様(ガロン)にあげたバギータイプの魔道具(まどうぐ)馬技(ばぎ)を一台作る。

それが終わったら、巨大な魔道具(まどうぐ)を作りを始める。

取りあえず、三種類でそれぞれ二台、合計六台かな。

あ、それと、ユンボももう少し大きいのを作ろう。


先ずは、三十個の魔道具(まどうぐ)作成から始める。

高い圧力で固めた木材を素材に使った部品も多用する。

そんなに大きい訳では無いが、部品が多いので、思ったより時間を使う。

コツコツと地道に作る。


馬技(ばぎ)を作るのは、二度目だし、魔石などの採掘目的で作った、ロボットとも構造がほぼ同じなので、そんなに時間も掛からずに出来た。


問題は、ここからだ。

これから作る物は、かなり巨大だ。

とは言え、道路の幅の問題が有るから、元の世界の特に大きな物と較べたら、まだ小さい方だけど、それでも用途的にガッシリとした作りにするから、どうしても大量の資材を消費する。

一台目が完成。

それに馬技(ばぎ)を積んでから、新しく作った巨大な魔道具(まどうぐ)に乗って、貯蔵庫の近くまで運ぶ。

着いたら馬技(ばぎ)に乗り換え、また魔石などの採掘場まで、急いで移動する。

採掘場に着いたら、また先程と同じ種類の巨大な魔道具(まどうぐ)の作成を始める。

うん。これだけ大きいと、やはり時間が掛かる。

完成した頃には、もうお昼時になっていた。

また完成した魔道具(まどうぐ)馬技(ばぎ)を積んで、貯蔵庫付近まで、乗って移動する。


貯蔵庫の近くまで着いたら、馬技(ばぎ)を降ろして、それに乗って携帯電話の店(ショップ)を目指す。

うん。早く行かないと、俺にお供えされた食べ物が、全部 部下に食べられてしまう。


「作業員も取りに来るし!絶対 遅いと無くなってる!毎日 閉店時には冷凍庫 空だし!」


マジでやばい!このままじゃ今日は昼飯抜きだ!急げ!

同じ世界を舞台にした「異世界『ながらタブ』事情 《異世界タブレット端末普及推進奮闘記》」も書いています。

読まなくても困りませんが、読むとより状況が解ります。

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