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異世界 『ながらスマホ』事情  作者: 一等神 司
【回想録】1
17/83

【回想録】とあるアユムと出会った人の話3

三人目の某女子の回想録です。

誰なのかは読んで推測して下さい。

そいつは、これまで会った中で、一番 怪しかった。

コソコソとしていて、絶対に何かを隠している。

だから、半殺しにして、その隠している事を吐かせた方が良いって思ってた。


「獲物が捕れてないんだからまだ帰れないよ!?」

「でもこれ以上森の奥に行くのは危険だよぉ〜」

「もうちょっと頑張ってみる?」


私 肉が食べたくて食べたくて、何か獲って帰らないとって思ってて、そんな話をフェムトとピコとしてたら、そいつが近くに潜んでた。


そいつは「アユム」って名乗った。


うん。見た事の無い格好に、大量の黒い石の入った袋を大量に持ってた。

絶対に普通じゃない。

言葉も変だった。

フェムトは何を言ってるか、何と無く解るって言ってたけど、私には全く解らなかった。

しかも、突然 普通に話せる様になったりして、極めて怪しい。

怪しさしかない!

あの道の奥には、古代遺跡と言われている黒い塔しかないし、道はずっと使われてなかったから、無くなってる。

三人の中で一番力の強い私でも、あの山の森の中を通って、私一人で他の村に行くのは無理だ。

確実に魔物に襲われて食われて死ぬ。


だけど、そのアユムはそこを通って来たって言うんだ。

ヒョロヒョロで、絶対に弱そうな奴なのに、そんなの無理だ。


そう思ってた時も有りました。はい。そう思ってた。


何なんだ?あのアユムの強さは!?


私達を守りながら数十人の山賊を短時間に一掃!?

一人で数十人の山賊と戦うのでさえ無理無茶なのに、三人も護りながら、山賊を撃破!?

剣も弓も巧みに使って戦ってた!

そもそも、その剣や弓はどこから出したんだよ!?持ってなかっただろ!?


しかも、山賊を討伐した後、アユムが用事が有ると、アユム一人で山賊の住処の崖下を歩いて回ったみたいだけど、戻って来たら手には身の丈よりも長い超巨大な剣を持っていた。

それはどこで入手したのよ!?

軽々と持って歩いているし!村に帰り着いた後に、アユムの魔法のすまほってのを教えて貰ってる時に、その剣を持たせて貰ったけど、持ち上がらなかったよ!!

丸太でも持ってるかの様な重さだったよ!!

何なの!?アユムの力!!

ここまで強い奴を見た事が無い!

しかも、それでいて偉そうじゃない!凄く紳士だ!凄く優しくしてくれる!


アユム 剣とか弓の使い方とか読み書き算数を教えてくれるって!


正直 読み書きは苦手だし、算数とか使う事は無いから、それはどうでも良いけど、戦い方を教えて貰えるのは嬉しい!!


強いだけの奴はいくらでもいる。優しいだけの奴もいくらでもいる。

強くて優しい奴は少ない。

しかも、私が今まで見てきた中で、一番 強いのに偉そうじゃないどころか、凄く礼儀正しく優しい。

フェムトとピコは、王族の一人じゃないかって言ってる。私にはどうでも良い事だけどね。

でも、本当 そうなのかも知れない。

それ程に、強くて優しい。


山賊に捕まってた奴の中には、自称村一番強いって自慢しているテラもいた。

そう言えば、確かにここ数日 テラを見てなかった。捕まってたんだね。マヌケな奴だ。

でも、確かにテラは強い。私よりずっと体が大きくて力が強くて強いけど、数十人の山賊には勝てずに捕まってたそうだ。

そんなテラが捕まる位なのに、アユムはあっという間に山賊を討伐した。

しかも、山賊を殺さずに、力量差で叩き伏せた。

そんな事が出来る人がいるって想像さえしてなかった。

テラよりアユムはずっと小さいのに、テラよりずっとずっと強い。

村の男衆と比べても、アユムの体は大きくは無い。

それなのに、私の知る中では、一番 強い。


あの強さに憧れてしまう。

私もアユムくらい強くなりたかった。

テラには私より強い事に悔しさを感じた。でも、アユムには悔しささえ感じない程に、力の差を感じる。

人間離れした強さだった。


フェムトは・・・・・・

アユムのすまほって魔法に凄く興味を持ってたけど、私には同じ人間とは思えない程の強さに興味がある。

私ももっと強くなれるのかな?


すまほの事も教えて貰うけど、アユムに戦い方を教わって、もっともっともっともっともっともっともっと私は強くなりたい。

アユムと一緒に戦える程に、私も強くなりたい。


読み書き算数は、私は教わらなくても良いかな・・・・・・

でも、それも教わらないと、フェムトやピコの二人が、私よりアユムと仲良くなってしまうよね。

二人に負けたくないから、私も読み書き算数も習わなきゃな。

ああ、嫌だ嫌だ。

「王家の血を引いているんだから」と、私も習わされたけど、ずっと座って興味の無い難しい事を教わるって、拷問かよ!!

でもね。アユムと仲良くなりたいから、読み書き算数も教えて貰う。


アユムと一緒に居たら、私も強くなれるかな?


魔物の大群が村を襲っても、みんなを護れるくらいに、私も強くなれるかな?

テラよりも強くなりたい。

アユムくらいに強くなりたい。


私の目指す高みは、アユムだ。

内容は、物語の主人公が理解出来る言葉に変換しています。

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