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ボクのものだ?

「「「「「「ステータスオープン」」」」」」


すると数字が浮き上がった。


(どんな魔法が使えんのかなぁ~やっぱり風とか炎操りたいよなぁ~)


出てきた数値は、

魔力 0

体力 421

攻撃力 312

防御力 254

素早さ 877

反射速度 0.0000000003秒


(魔法は?まほう、マ、ホ、ウ.........この魔力の隣に書いてある文字、なんて読むのかな...オー?マル?)


隣のユミズが聞いてくる


「魔力って数字で表せるやつだっけ?」


「俺...マル?だったよ」


必死に答える。そして聞く


「ほかのみんなは?」


「よかった?俺も.........マルだ」


タイシが答える。タケルは無言だ。皆のステータスストーンには『魔力 0』という文字が初めに来ている。


「まさか、ゼロなわけないよな...」


ここで一人の少女の声が響く


「魔力ってゼロってことはあり得るんですか?」


マドバはこの世の終わりだというくらい暗い表情をしている。手元には大きいステータスストーンがあり、全員の魔力のステータスがしるされている。そして、苦しそうな声で答える。 


「あり得ます」


(あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ魔法が使えないやつだったのかぁ~~~~)


皆はガクッと首を下ろしてこっちを向く


(ごめん。期待膨らませたのは俺だ)


そして、マドバが急に驚いた声を出す


「な、なんと、、体力がほとんど、さn......確か、今までの世界の最高は87だったはず、どういうことでしょうか?攻撃力、防御力、素早さ、反応速度までほとんど全員が...」


ここで嫌な声が響く


「ブハハハハハッ先生!僕のステータス見てくださいよ~魔力が107もあるっ!ほかの数値だって100近い。反応速度も0.02!もう覚えている呪文だって10はある。みましたか?せ、ん、せ、い?グハハハハッって先生なんか魔力80しかないんですか?ボクより下ですね。」


(たしか、あいつは性格が悪くて運動も勉強もダメで。人を下に見るんだっけが?だから、みんなから嫌われて、影での悪口たくさん聞いたな、そして、見た目がチビでデブで頭が大きくて髪型はぺったんこで頭蓋骨に沿ってくっついてるから、あだ名はジャガイモとかポテトとかそんな感じのやつで呼ばれてたっけ?てか、それ魔力以外へぼじゃん)


そんなこと考えてるとポテトがしゃべりだす。


「マドバ!今までの全項目の最高ステータスを教えろ!」


(うわ、呼び捨てしてるし、命令口調って、マドバさん怒るんじゃね?)


「は、は、はい!今までの全項目最高ステータスは魔力58、体力87、攻撃力80、防御力80、素早さ59、反応速度0.135ですっ」


(あれ?おこらないなぁ~)


「聞いたかみんな!つまり!ボクはここの誰よりも強い!魔力が107もあるんだ!」


と言ったとたんポテトはこっちを向く


(え、何?俺なんか悪いことでもした?てか魔力あんのか、いいなぁ~でもここで最強だっていえるのはなんでだ?やっぱり、頭悪いんじゃね?)


「きみぃ~確か魔力ゼロって言ったかい?た~し~かぁ~名前はブ~タくんだっけ?」


「俺は魔力ゼロだよ。でも名前はフウガだ!間違い方おかしすぎるだろ。やっぱり頭わりぃのな!ハッ」


(腹立つな~このポテト)


「あれ?あれ?あれ?お~か~しぃ~~なぁ~~~~~」


と言って近づいてくる。


(うわ、キモッ!こっちきた。指さすなよ。腹立つな~俺目立つじゃん)


「きみぃ~~ボクのこと頭悪いって言った?このブ~タ君?」


(あ~腹立つ。よし、正直に答えよう。思ったこと全部言ってやる。)


「言ったけど?何か間違ってたっけ?」


フウガは近くにいたタケル、ユミズ、タイシに聞いた。


〈{〔よし、乗った〕}〉


ここで、俺たち4人は心の中でこのポテトを静かにさせようと決意した。


「「「なんも間違ってないな」」」


3人が言うとポテトは顔を真っ赤にしてトマトとなった。


(トマトへの昇格おめでとさん)


「君たちはまだ僕の力を知らないようだねぇ~~ボクは!魔力が!107だって言っているんだ!しかも、ほかのステータスはどれも今までの最高ステータスを上回る90台だぞ!これでもボクに逆らうかい?」


(あーなるほど最高ステータスを超えてるから思い上がっているんだ。そして魔力が俺たちはゼロ。しかも雰囲気的にみんな魔力ゼロだし、ここで俺がビシッと言ってやるぜ!!)


「逆らう?まず、お前のほうが立場が上っていう時点でおかしいだろ!しかも、マドバさんに命令口調とか失礼だろ!魔力があるだけのバカが!」


「なんだときみぃ!君たちは僕のものになるんだぞ?なぜって?僕より弱いからに決まってる」


(おぉぉい、いやー人をもの扱いするやつとかマジでいるんだな。漫画やアニメでよく見るthe悪役のセリフじゃん。だいたいそーゆーのは主人公が頭にきてぶんなぐって決め台詞言うんだろうけど。リアルでの物扱いは、漫画やアニメを眺めてムカついてるよりも、はるかにムカつくんだな。でも、俺は冷静にいかないとだめだ。トマトと同類になってしまう。不意打ちはよくない。しっかりとした戦いの場所でならいいと思うが、先生に聞こう)


「弱い?よし、じゃあ戦おう!マドバさん!ここらへんで戦っていもいい場所ってありますか?」


途中から落ち着き始めて皆を期待の目で見ていたマドバさんはニヤつきながら返事をする。


「はい、いい場所があります。ですが話を最後まで聞いてください。職業選択まで終わらせます。そのあとは自由行動ですので何をしてもかまいません」

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