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友達二人増えた!

(朝起きるとアニメや漫画のようにここはどこだ?って混乱はしなかった。俺の寿命はあと何日だろう。俺はとても冷静?だった。目が覚めても昨日の記憶ははっきりしている。ここには親はいないんだ。あれ?どんな顔だっけ?雰囲気はわかる。輪郭もわかる。だけど、細かいところまで思い出せない。もっと親と話せばよかった。ともだちの親のほうがはっきりと思い出せる。本当に別の世界だな)


布団や壁を見る。


(たぶん。豪華な色の認識が違うんだろうな。色はとてもカラフルで黄緑や、ピンク、オレンジなどの薄い色で装飾されている。でも、金色は、変わらず豪華な色の認識らしい。)


身支度を整えたフウガは昨日の大きい部屋へ移動した。何人かはもう来ていた。


(あ、)


「よ、名前どんなのになった?」


「タケルっていう名前だった、おめぇは?」


こいつは前の世界でのたった一人の友達で俺よりも少し背が低くガタイがいいやつだ。もうわかる通り俺はモブだ。誇りを持っている。


「フウガってなってた、なんかウソみたいだな」


「あぁ、どうなんだろうな、これから」


(ここで冗談を突っ込む)


「ヒーローじゃね」


「へッ、なれるわけねーだろ?」


「いや、わからんぞ?もしかしたら神にだってなれるかも」


「俺よりよえーおめぇが、神になれるわけねーだろ?もし、おめぇが神になったら俺は何になるんだ?」


「魔法が使えるようになるかもだろ?ここは異世界!それくらいは期待してもいいんじゃね?」


「確かに、風とか、炎とか、闇魔法とか、使えるかもな。どんなのがいい?」


「水とか出せたら便利だよな」


「しょっぼ」


「うるせーよ。そもそも使えるかどうかわかんねーだろ?」


そんなくだらねー話をしていると、


「みんな!整列しましょう!」


背の小さい女が、子供みたいな声で言う。


(いたの?)


この女は俺たちの担任だった先生だ。


「せんせー。先生の名前教えてー」


見たことある顔の少女が聞いている。


「わたしはコンチャです。では、名前がわからないので端から名前を言いましょう!」


そう言って俺を見る。


(俺が端か)


「フウガです」


「タケルだ」


「ユミズです」


「タイシです」


..................。


「ユメミです!」


(終わった。長いな。覚えられる気しねーな。覚えてんのタケルの隣の二人組で、たしか、ユミズとタイシだっけ?3年になってから初めて同じクラスになったやつだ。あんま話したことねーな。あ、こっち来た何何何?は?殺されんの?ユミズは俺と同じくらいの体格、タイシはタケルと同じくらいだな。あ、もしかして俺の後ろの人に用がある?)


後ろを向いたが誰もいない。二人の少年は近づいてくる。


(めっちゃニヤついてんじゃん。こわこわ。うけながそう!よし!)


「友達になろうぜ!」


「......は?」


タイシはとなりでケラケラ笑っている。


「俺はユミズ。こいつはタイシだ。なんか二人だったから四人のほうが面白そーだと思って声かけた。フウガだったっけ?あとタケル。」


「「おい、ついでみたいに言うなよ」」


タイシとタケルがハモる。そして二人ともケラケラ笑う。


「おぉ、よろしく。よく名前覚えてたな」


「初めの方だったし、それまで魔法とか神とか話してたじゃん」


(え、きこえてた?)


「うん、聞こえてた。結構目立ってたよ。みんなしんみりしてんのに二人だけ中二病ぽかったもん」


(何こいつ、なんで考えてることわかった?俺の顔ってわかりやすい?)


「じゃあなんではなしかけたんだ?」


「楽しそーだったから混ざりたかった」


タイシとタケルは二人で楽しそうだ。


(うん!いい感じ)


「楽しそうだね」


「なんでわかった?」


「顔」


「わかりやすいか?」


「今回は特に」


(まあいいか、わからないよりは親しみやすいよな)


パァンパァン!!


ここで、昨日の女が手をたたく。みんなが注目したところで話し始める。


「えー今からこの世界について貴方達の世界と違うところを説明します。」


(よく見るときれいな人だな)


「説明するのは、わたくし、マドバと申します」


(マドバさんっていう人なのか)


「この世界には魔法というものがあります。わたくしも、魔法が使えます。ちなみに、貴方達をここに呼んだのはわたくしと、わたくしの弟子達です。」


(マジで?!本当に魔法なんかあんの?)


「ほかに違うところは、機械?というものでしょうか。この世界には電化製品?はありません。手動のものならあります。わたくしも電気を見たのは魔法でですから、どうやって作るのかもわかりません。これまでで質問はありますか?」


「私たちがこっちの世界にこれたのに何で戻れないんですか?」


コンチャ先生が強めの口調で言う。だが、子供っぽいので怖くない。


「それは、この世界とあっちの世界が昨日かすったからです。もともと世界はたくさんあり、動いています。そして、たまにかすったり、ぶつかったりします。魔法ではそれを予測することができ、世界と世界が触れたとき時にモノや生物をいどうさせることができます。」


「じゃあもうふれることはないんですか?」


「はい、残念ながら世界の予測は1か月先までしかできません。もしかするとまたつながるかもしれませんが、今のところはつながる予測はしていません」

 

「そうですか」


少しうつむいてコンチャ先生は答える。


「そして、この世界の身体能力はステータスストーンと言われる昨日配った石に数字でしるされます。貴方達の世界で言うゲームのレベルのようなものです。レベルはありませんが、鍛えれば鍛えるだけ、数字は増えていきます。身体能力としての項目は魔力、体力、攻撃力、防御力、素早さ、反応速度、の六つです。まず、魔力は魔法を使う時に必要な力で、使った時間に比例して増えていきます。次に攻撃力は単純に力とかです。防御力は.........」


つまり、まとめると、

魔力=魔法を使う時に必要な力

体力=エネルギー量

攻撃力=筋力などを総合した力

防御力=筋肉の硬さ脂肪の厚さなどを総合した力

素早さ=動く速さ

反応速度=体の反射速度

とゆうことになる。しかも、これは装備した武器、防具、お守りなどによって変わる。鍛えることでも変わるらしい。

そして、俺たちは世界をまたいできたので体の筋肉の質や骨の強度、目の良さも変わっているらしい。


「では、これからステータスチェックを行います。ステータスストーンをもって、『ステータスオープン』と言ってください!」


「「「「「「ステータスオープン」」」」」」

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