表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/136

15話

夕方5時頃、そろそろお互いの集中力が切れて手がつかなくなってきたので、この日はお開きとなった。

ファミレスを出ると熱気が迎えてくれる。

「高島くん、ちょっと寄り道しない?」

「ああ、いいぜ」

帰るにしてもまだ早く、帰ってからも勉強だ。

その前に息抜きにどこかに立ち寄るのもいいだろうと、了承する。

ファミレスを出て、カラオケ屋や派手な服が売ってる店など色んな店が立ち並ぶ大通りを進む俺たち。

やがてそこに着いた。

某アニメショップである。

「入ろ!」

ウッキウキで俺の手を引いて店内に引き込む。

「ま、待て!なぜ俺も?」

「高島くん、さっきママに食ってかかった時アニメショップ入ったことないって言ってたでしょ?だから一緒にどうかなって思って」

お願い。とうるうるした目で訴えかけてくる。

「わかったよ。ちょっとだけな」

「ありがとう!」

パーッと明るくなる白石。

店内に入るとまずは何かのアニメキャラのグッズコーナーが出迎えてくれた。

どうやら近々アニメ化するようで、商品が並べられていた。

奥には雑誌など本のコーナーとCDやDVDなどのコーナーが分けられている。

その後ろにも色んな商品の陳列棚が並んでいる。

「あ、これって」

見たことあるイラストが表紙の漫画をひとつ見つけ、手に取る。

そう、怪獣ウォーズの漫画版である。

白石からアニメはまだやってると聞いていたが、漫画もまだやってたんだな。

1人で懐かしんでいると。

「高島くん!どうしよう!?」

店に入った瞬間1人でどこかに行っていた白石が戻ってきた。

「どうした?」

「ヒナコの別衣装版のフィギュア発売だって!」

ここでもヒナコか……。好きだなぁ全く。

「買えばいいんじゃないか?」

「でも値段が高くて……」

「うわ……。確かに……!」

とてもじゃないが、高校生の手が出せる金額ではなかった。

「どうしよう……?」

「って言われてもなぁ」

2人で悩んでいると不意に声をかけられた。

「あれ?高島と委員長?」

しばらく話が進まないと思いますが、このあと大事なシーンに繋げるつもりなので、お付き合いしてもらえると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ