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3部21話

「鏡花、大丈夫か?」

教室に向かう途中、俯いてる鏡花に声をかける。

「大丈夫だよ。ごめんね、私たちの問題に巻き込んで」

「気にするな、何があっても俺はお前の味方だ」

「ありがとう、秀介くん」

無理やり気味に笑顔を作り、ニコッと笑う鏡花。

鏡花の才能を認めるのはいいが、鏡花が嫌がってるのに無理やり気味に自分たちの思うように動かそうとするのは間違ってる。

鏡花には鏡花の好きなものがあって、それを大事にしながら、やるべきことをちゃんとやっているんだ。それを認めてやってもいいだろうに……。

「ゆりちゃんと雅之くんはね、私のことをちゃんと考えててくれてるんだと思う。でも、私はやっぱりアニメは捨てられない」

「それを証明するためにも、次のテストは必ず勝たなきゃな」

「うん!」

テストまであと数日だが、俺は鏡花ならやってくれると信じている。

絶対に負けるなよ、鏡花!

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