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6-2

【作戦3。デートの準備】

 おニューの髪留めと洋服と靴を陽子と選びに行った。私がどんな格好をしていても、きっと桐島君は気にしないだろう。でもいいのだ。これは、私のためのお洒落なんだから。

 洋服も、今までは正直どれもこれも一緒に見えてイマイチよくわからなかったが、陽子が待ってましたとばかりに連れて行ってくれたお店はどれも素敵に見えて、逆にどれにしようか迷った。シンプルだけど少しだけ女の子っぽい、そこの洋服の感じはまさに私の好みにぴったりだった。

 陽子は「ずっと前から立花子に合ってそうなお店だって思ってたの」と言っていた。まったく、可愛いヤツだ。やっぱり男に生まれ変わったら桐島君ではなく陽子と付き合おうと思う。

 値段はちょっとばかしお高かったが、普段は制服かジャージかやっすいTシャツしか着てないのだからいいだろうと、私はかれこれ一時間悩んで渾身の一着を買った。

 デート前日には陽子に教えてもらったちょっと高めの美容院にも行った。

 美容院もおすすめのところを陽子に聞こうとは思っていたが、聞く前から教えてくれたのだ。服を買いに行く口実はいちおう「本気でお洒落してみたくなった」という言い訳をしておいたが、きっと陽子は気づいていたのだろう。本当に良いヤツだ。まあもしかしたら、そのデートの相手は藤堂だと思ってるのかもしれないけど。

 当日は早起きしてちょっとだけ化粧もする。人生初のものばっかりだ。

 履きなれない踵の高い靴はやめた。少しは憧れるけど、やっぱり歩きにくいのはダメだ。靴擦れしちゃって彼におぶってもらう、なんていうベタな展開は期待しない。告白して、フラれたあと、私は一人自分の足で家まで帰りつかなければいけないのだから。


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