表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/25

2-3

 肉団子は野菜を刻んだり油で揚げたりソースを作ったりと色々手間がかかっていて、ダラダラ話しながらつくっていたらいつの間にか一時間近く経っていた。

 でもようやく完成したミートボールはそのぶんとてもおいしそうだった。

「ちょっと遅くなっちまったな。タッパー貸してやるから持って帰れば?」

 外はもう暗い。布施の家は私の家から少し遠くて、電車で二駅だ。

「お、ありがと。でも何個か今食べようよ」

「それもそーだな」

「ほい」と渡されたつまようじを使い、キッチンで立ったままミートボールを口に運ぶ。

 大きなミートボールを一口で食べた瞬間、私の頭は真っ白になった。

 そして突如、あの時の言葉が蘇ってきた。

「恋人が、つくってくれたんだ」

 なぜだかすぐにはわからなかった。

 出来立てのそれは熱々で、はっきりと味はわからなかったからかもしれない。でも、やっぱり、こんなおいしいミートボールを、私は他に知らなかった。

 それは、深い深い愛の味がした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ