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第2噺「リスィたんパンツまいう~」「食ったの!?食っちゃったの!?」

「いってきまーす」

「はい、いってらっしゃい」


 リュックを背負い私譲りの二本のアホ毛をゆらゆらと揺らしながら、元気に走って行くマナの背中を笑顔で手を振り送り出す。

 どうしよう。結局用意していた御飯を二人で全部食べてしまった。テンパってたとはいえ流石にやりすぎたわね。あの人の朝食、何出そう。


「レイ、おはよう」


 頭を悩ませている私に夫のリシュンがのん気に挨拶してくる。幼さ残る中性的な童顔、燃えるような赤眼赤髪、服を着ると華奢に見える程の鍛え引き締まった身体。


「もう、今何時だと思ってるのよ。シュンがそんなのだからマナまでああなるんでしょ」


 そう、マナが朝に弱いのはリシュンからの遺伝のようなものだ。

 マナの場合は不機嫌にはなるものの起こしに行くと、ちゃんと起きてくれるがリシュンの場合は全く起きない。どれほど必死になって起こそうとしても絶対に起きる事はなく、自発的にしか目を覚まさないのだ。


「ごめんごめん。でも、俺ばっかりがマナに悪影響を及ぼしてるわけじゃないだろう?」


 リシュンはチラッとテーブルの上を見る。それだけで自分の朝食が、もはやそこには無いという事が理解出来たようだ。


「朝からこれだけの量を二人で食べたのか?」


 やや呆れたように、リシュンはシチューが入っていた鍋を持ち中を覗き込む。先ほど少ししか作っていないとは言ったが、それはあくまで自分とマナにとってはという意味だ。


 リシュンが今持っている鍋は普通であれば十人前ほどの料理が作れる大きさで、今朝はその鍋いっぱいにシチューを作っていた。

 つまり、二人で朝から十人前を食べ尽くしたという事になるのだが。


「仕方ないじゃない、お腹空いてたんだから。色々あったし私は三杯でストップしたわよ」

「・・・起きて直ぐに七杯も食べたのかマナは。恐ろしいなあいつ、将来がスゲー心配だ」


 怯えたように呟きながらリシュンは椅子に座る。一体何を恐れているのだろう?


「あっ、ちょっと待ってて。残りもので適当に何か作るから」


 そう言いながらキッチンに向かい再び朝食を作り始める。それから二人でいつものように他愛の無い話をする。


 お隣のリスィが本当に良い子に育っただとか、雑貨屋を営んでいるソルの妻が妊娠したとか、いよいよマナが駄目人間になりつつあるとか。

 ・・・最後のはほんと、どうにかしないとなぁ。いつから育て方を間違えたのかしら。


 しばらく何て事無い話を途切れる事無くしていたが、ふとリシュンが沈黙した。


「でねっ・・・て、どうしたの?」


 疑問を口にしながら振り返ると、何か書かれた紙を読んでいるリシュンの表情が険しい。今朝リシュン宛てに届いた手紙を、テーブルの上に置いていたのでおそらくそれを読んでいるのだろう。


「何て書いてあるの」


 神妙な面持ちで手紙を見ているリシュンにそう問いかける。無言で読み終えた手紙を封筒に入れ、目を閉じ小さく息を吐いたリシュンが口を開く。


「・・・帝国が戦争に向けて動き始めたらしい」


 今でこそリシュンはこんな片田舎で私達と暮らしているが、昔は帝国所属の魔法使いだった。

 様々な事があり王国所属の魔法使いであった私と結婚し、それを期に二人揃って戦いから退いた。


 帝国の軍部とはもう一切繋がりの無いリシュンだが、帝国に住む知り合いとは今だに連絡は取り合っている。届いた手紙はおそらくその知り合いからだろう。


「そう・・・、イングラード帝国は本当にこの大陸を支配するつもりでいるのね」


 リシュンの口から紡ぎ出された言葉に驚きながら、極めて冷静なフリをして答える。

 私達がいるこの大陸は三つの国がある本土と、一つの国がある離島からなる大陸だ。


『聖なる国』アイカラ公国。

 本土から西に海を渡った場所に位置する離島で、王族より力を持つ聖天せいてん教会が治めており、国土は本土の三分の一程度の国。


『自由の国』スコトリア共和国。

 本土の北部に位置し唯一王族がいない国であり、多数の貴族や大商人、戦争を生業とする傭兵達からなる国。


『騎士の国』イングラード帝国。

 皇帝の手足となり、あらゆる任務を遂行する魔導騎士と呼ばれる強力な魔具使いの軍隊がいる、スコトリア共和国の下に位置する大陸で最も大きく唯一の絶対王政国。


『魔法の国』ウェール王国。

 大陸最高峰の魔法技術を持つ魔法使い集団、独立魔導局と王族の二大権力が存在する本土の南西部、イングラード帝国の西に位置する帝国の三分の一ほどの大きさしかない国。



 現在、この四つの国が事あるごとに小競り合いをしている状態だ。レイネル達が住んでいるこの村は、ウェール王国領土とイングラード帝国領土を跨ぎ東西に伸びる二つの山脈の谷間にあるウェール王国領土内の小さな村だ。


 しかし、少し東に歩くと直ぐにイングラード帝国の領土内になる。つまり、


「帝国が王国を攻めるなら、まずこの村が狙われそうね」

「ああ、当然東側から攻めてくるだろうな。そうなると俺達はウェール王都に繋がる西側の道に逃げるしかないな」

「南北は断崖絶壁だからね。帝国がそこから侵入する事は流石に出来ないでしょうし、私達もあの崖を登るのは無理ね。となると、王都側の山を越える道と森を抜ける道のどちらかに逃げるしか無いわ。でも、」

「実際に逃げれるのは山の方だけだな。森を抜けるのはあまりにも危険すぎる」


 そう、リシュンが言うように森を抜けるのは無理だろう。村の南西部にある森は村人から暗闇の森と呼ばれており、整備された道ですら昼間でも薄暗く、道から少しでも外れると明かりが無ければ歩けないほど真っ暗になる。


 しかも森の内部には魔力が異常に充満しており、その魔力が方位を狂わせるうえに、魔物が多数生息している。数人の魔法使いがいなければ森から出る事など不可能だ。例え明かりを持っていたとしても、魔法が使えない村人達が森から出るなど到底出来る事ではない。


 という事は、


「攻められたら、かなり厳しい状況になるな」


 肩を落とし深い溜め息を溢しながらそうリシュンが呟く。さっきまでの雰囲気が嘘みたいに重たい空気が漂う。

 まったく、だらしないわね。


「大丈夫でしょ」

「えっ?」


 下を向くリシュンの顔を覗き込みながら精一杯の笑顔で言う。


「私やシュン、それに村の大人達が死ぬ気で頑張れば何とかなるわよ。そうでしょう?」


 驚いた表情で、かなり勝手な事を言っている私の顔をマジマジと眺めているリシュンにさらに言い加える。


「だから、マナだけは何としても守り抜きましょう。それが親ってもんよ」

「・・・そうだな」


 呆れたように、されど何かを決意した様子でリシュンは苦笑する。


「さっ、朝御飯食べましょう」


 余ったパンで作ったフレンチトーストをリシュンの前に出す。良い感じに焼け、美味しそうな匂いがリビングに広がる。

 さすが私。何を作っても一級品ね。


 朝食を食べようと手を合わせているリシュンの前に私も座り、同じく手を合わせる。


「いただき・・・て、えっ?」

「いただきます」


 食事の挨拶を途中で止めたリシュンは目を丸くして私を見ている。「マジかこいつ」とでも言いたそうな顔だ。


「いやっ、お前・・・何してんの?」


 はぁ?それはこっちのセリフよ。食事の挨拶はきちんとしなさいって、教わらなかったのかしら。


「何って、ご飯食べてるのよ」


 自分・・の分のフレンチトーストをもぐもぐと食べながら答える。皿に盛られている量はリシュンの物の倍近くある。


「えっ、だってさっきシチュー三杯・・・いや、もういい。すまん」

「?そう。なら早く食べなさい」


 何か言いたそうなリシュンは、諦めたように先ほどとは別種の深い溜め息を付きながら朝食に手をつける。

 何なのよ、いったい。


  *****


 レイネルの手前勢い良いよく走って家を出たものの、家が見えなくなった辺りで走るのを止め歩き出す。


 お腹がチャッポチャポだよぅ。朝からあれだけの飲料水・・・を飲むのはやっぱり無理し過ぎたかな?


 一歩ごとにチャポンと鳴るお腹を押さえながらトボトボ歩く。


 あー、先生の家に行くの面倒くさいなぁ。その辺の草むらで一眠りしようかなー。


 この村は大自然に囲まれているド田舎だ。寝心地のいい原っぱなど腐るほどある。割かし広い村であるが村人の数は極めて少なく、十五歳以下の子供にいたってはマナ一人だけ。


 当然、そんな脆弱村に学校などあるはずがなく、勉学に励みたければ独学で学ぶか、これから会いに行くクロウス・ベルバドムに教えてもらうかしかない。

 クロウスは無毛地帯の頭部に、貫禄ある白髭、遠目から見ればゴリラにしか見えない程に鍛え上げられた鋼の筋肉を身に纏った初老の爺で昔、王都にある独立魔導局付属の魔法学校アカデミーで、魔法を教える教官として教鞭を振るっていたらしいが数年前に定年を迎え、夢だった田舎暮らしをする為にこの村に来たというマジキチ翁さんだ。


 独立魔導局が保有する軍隊『無限光』に入隊するのが夢であるリスィが、村に来たばかりのクロウスに弟子入りを懇願した結果、今ではここに住む未成年の少年少女 (とはいっても五人しかいないが)に魔法や学問などを教えている。


 クロウスが元教師という事もあってか、大人達からの信頼が厚く、自堕落な生活をしていた私もレイネルの脅しに近い説得を受けたのち、クロウス塾 (笑)に通う事となった。


 クソッタレ、余計なことをっ!リスィがんないらん事さえしなければ私は惰眠を貪る毎日を過ごせたのに!


 内心でお馬鹿なリスィに毒を吐くが、現実を直視した私のテンションはガタ落ちし足どりが急激に重くなる。


「マナ~」


 やさぐれ気味の私を背後から呼ぶ声が聞こえる。振り返ると適度な長さに切られた黒髪、イケメンよりの爽やかフェイス、十六歳にしてはやや高めのタッパ の少年が手を振りながら小走りでこっちに向かって来る。

 リスィの双子の兄、セリト・ソルニックスだ。


「オッス、おはよう」


 ん、おはよう。


 私の肩を叩きながら短い挨拶するセリトに同じく短く挨拶を返す。屈託のない笑顔を見せているセリトは私にとってお兄ちゃん的存在だ。


 年の近い子がいない私にとって、遊び相手とは両親だけだった。しかし、仕事のある両親がずっと私の相手をしているわけにもいかず、結局一人で遊んでいる事の方が多かった。

 そんな時、声を掛けてくれたのがセリトとリスィだ。


「一緒に遊ばないか?」


 そう言って半ば強引に私の手を取ってくれたセリト達には本当に感謝している。以来、三人でよく遊ぶようになり今では本当の兄弟のような関係だ。特にセリトは私が素の状態での会話が出来る、数少ない人間だ。なので、


 おい、何サラッと肩触ってやがんだチャラ男。セクハラか?訴えんぞこん畜生。


「なんで!?いつもの事だろ!?」


 あぁん?気安く私に触った手はどっちの手だ?おっ?右手だったよな。よし、目ん玉抉り出してやんよ。


「そこまで!?俺そこまでいけない事したっ!?そして何故いきなり標的を手から目にチェンジしたんだ!?」


 チッ、逆ギレかよ。しゃーねぇ、眼球は勘弁してやんよ。これで満足か?なら、ごちゃごちゃ言わずさっさと出せよ。


「えっ、何一つ悪い事してない俺がはいそうですかと、手を差し出さなきゃならないのか?どう考えてもおかしくない?」


 手じゃねぇよ。テメェの股ぐらに付いてる愚息を出せってんだ。


「なお無理だわ!肩触っただけで男性のシンボル取られんの!?そこらのぼったくりバーより、よっぽど厳ついやり口だぞそれ!?」


 はぁぁ?イ○ポと包茎っつー、しょっぼい特性しか持ってないお前の愚息と、これから成長期に入る可憐な女の子の体、どっちの方が価値があるかぐらい脳みそも小せぇお前にも分かるだろう?


「・・・・・・ごめん、俺が悪かった。だから、それ以上何も言うな。立ち直れなくなるから」


 はっ!器の大きさもおちょぼ程度か!


「・・・あれ?おかしいな。雨なんか降ってないのに水滴が頬を伝っていくよ」


 八つ当たりの矛先となり、九も下の少女に言い負かされた少年は、目を細め空を見上げる。キラリと光る少年の目から出る何かが、地面に小さな小さな無数のシミを作り出していた。

 ごめんね、心の中ではぼっちだった私に気を使ってくれたセリトには感謝カンゲキ雨嵐なんだけど如何せん、今の私は機嫌が悪い。それなりに生きていれば誰だってそんな時ぐらいあるだろう。恩を仇で返す時だってある。だって人間だもの。


「・・・で、マナもクロウス先生ん家に行くとこか?」


 数分の間、天を仰いでいたセリトが滲み出る涙を拭き取り苦笑しながらこちらを見る。

 もって事はセリトも行くのだろうか。


 まぁね、お宅の出来の良い妹さんのせいでねぇ?


「そりゃ、すまんな。あいつは俺と違って真面目ちゃんだからな。それに無限光に入るっつーデッカイ夢まで持ってやがるから必死なんだよ、リスィは」


 誇らしげに、されど少し不安そうに言う。

 リスィは正義感が強く真面目な女の子だ。何事にも真剣に取り組むし、間違った事が嫌いで、多少融通のきかない所があり、そのせいで私達二人や村人達と対立する事も少なくない。その強過ぎる正義感ゆえに無茶をしでかす事もある。


 まぁ、夢を叶えるのに必死なのは良いけど、女の子なんだからもう少しオシャレとかにも気を使って欲しいんだけどなぁ。後、言葉遣いを直して恥じらいとかも持って欲しい。


「言葉遣いの事をお前が言うな」


 セリトは呆れ顔でそう言い、再三注意してるんだがと嘆息する。


「何度言っても聞かないんだよ、あいつ」


 だろうね。動きにくいからってスカートは絶対に履かないし、今履いてるズボンだって機能性を重視して丈が太股までしか無いやつだもんね。


「長ズボンは膝の関節の動きを阻害するから嫌らしい」


 私としてはリスィの美脚を毎日視姦出来るから、その事に関しては特に文句は無いというか、願ったり叶ったりだけど?


「おっさんか!?俺の妹を変な目で見るな!」


 特に太股の筋肉と脂肪の比率が絶妙なんだよね。一般より若干太いんだけど身長が高いから細く見えるし、緩やかな曲線を描くふくらはぎの肉付きも堪んない。その上傷一つ付いてないもんだから見てると思わず舐め回したくなるよねぇ。


「とことん変態だな!!性格悪くて変態で女好きでおっさん思考の七歳の美少女って、お前どんだけキャラ被せてんだよ!?」


 ただ如何せん胸が少し、いやかなり小さいのが残念かな。あれでもう少し胸に膨らみがあれば最高なんだけどなぁ。今のリスィじゃあ、太股を手で触りながら口の中で乳首を弄ぶ事が出来ないよ?


「本当に色んな意味で終わってんなお前!」


 この間一緒にお風呂に入った時に、2つ小丘を揉みしだいだんだけど・・・、どう?おっきくなってたかい?


「お前人ん家の妹に何やってんの!?何、毎日見てんだろ?みたいな顔で聞いてきてんの!?普通に暮らしてたら妹の裸を拝む機会なんて無いだろ!?」


 えっ、でも一緒お風呂に入ってるって…。


「入ってた、だよ!それも俺がお前ぐらいの年齢の時までな!それ以降は別々だ!!」


 でもリスィがシャワーを浴びてる時、脱衣場で扉に写るリスィのシルエットを見て愚息にエールを送ってるんでしょ?


「とんだ変態だな俺!?シルエットで興奮するほど俺の愚息は柔じゃねぇぞ!?」


 だろうね。だからリスィのパンツを鼻に押し当ててクンカクンカした挙げ句、それをポケットに捩じ込んでるんだよね?


「するか!!分かるわ~みたいな顔すんな!!それはもう家族のスキンシップどころか、ただの犯罪だ!!」


 隠さなくても良いよ、私もしたしねっ!!


「したの!?えっ、マジで!?この前リスィがパンツが無いって大騒ぎしてたけど、あれまさか・・・。」


 やっぱりパンツは脱ぎたてホカホカが一番だよねっ!


「何、良い笑顔で下着泥棒の自供してんの!?そこまでいくと寧ろ清々ししいな!!」


 リスィたんパンツまいう~。


「食ったの!?食っちゃったの!?」


 息を切らしながらも私のボケ(九割事実)に的確に対応するセリトを見て、改めてこの子は素晴らしいなと思う。だからこそ、からかうのを止められないし、止まらない。

 ただ、これ以上続けるとセリトがあらゆる意味で壊れそうな気がするので、まぁ冗談はこれぐらいにしてと切り出し、


 いい迷惑だよ本当に。リスィの正義感の強さには。ヒキコライフを送る予定だった私が、おかげ様でほぼ毎日厳つい面した翁を拝む事になったんだから。


 と、だいぶ脱線した話をリスィの性格についての事に強引に戻す。ようやく落ち着きを取り戻したセリトが、何か言いたそうに私を睨むが気に止める事無く無視する。


 そんな私をしばらく睨んでいたが、何言っても無駄なんだろうなと諦めたセリトは深い溜め息を付く。

 溜め息多いなぁ、ストレス溜まってるのかな?


「お前は少しリスィを見習え。どう育ったらそんなに性格が悪くなるんだ」


 私は元々心が腐ってるから、育ち方は関係ないよ。どんな教育を受けても怠惰的生活を送る自信も、他人を見下した発言やセクハラ発言を年中無休で垂れ流し続ける自信があるよ?


「どんな自信だよ」


 胸を張って答える私をセリトが呆れた目で見る。


「まぁけど、リスィのような真面目なマナなんて想像出来ないけどな」


 でしょ?駄目じゃない私なんて私じゃないよ。


「違いねぇ」


 そう言ってお互い顔を見合せ笑った。

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