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テールランプ
私が好きな景色を詩にしました
一日が終わり 部屋の窓から外を覗く
そこから見える高速道路を走る 車のテールランプ
夕闇に光る 赤い帯
その光景が 私は好きだ
どこか物悲しくなるその色は
今日という日が終わる印
暗い闇の中に照らされる人工の光は
私たちの心を どこへ誘うのだろう
闇に光る赤い帯に 胸が締め付けられる
それは明日への不安なのか 希望なのか
今日という日が終わり また明日が来る
そう告げているその赤は
私の心を 軽くも 重くもする
明日が いつもいいものとは 限らないから




