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本当の私
入院中に書いた詩
私は私を閉じ込める
深く
深く
誰にも見られないように
もうこれ以上 傷つけられないように
これ以上 何も感じないように
私は 私を守るために
私を深く閉じ込めるの
たとえ他の人が忘れ去っても
本当の私は 私だけが知っている
私だけが覚えてる
ずっと ずっと
だから
だからどうか 泣かないで
私が私でいる限り
私は 本当の私のことを
絶対に忘れないから
あなたには 私がいるから
私だけは ずっとあなたの側にいるから
たとえ誰が否定しようとも 傷つけようとしても
私だけは あなたの味方だから
だから 今は眠っていて
やがて 本当の自由が 手に入るまで




