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憤怒
溜まりに溜まった不満を詩にしました
なぜ こうなのだろう
なぜ 変わらないのだろう
何年も ずっと言い続けてきた
でも それでも結局 何も変わることは無い
一人で すべてを変えることはできない
そう諭されることもあった
しょせん 歯車の一つ
組織という社会を 生きていかなければならない
でも そうだとしても
どうしても納得できないことがある
私たちは機械ではないのだから
だから私は
どうしても看過することはできない
血の通った人間として
彼らは私たちを見ているのだろうか
あらゆることを受け入れ
言われるがまま 求められるがままにこなす
それは盲信的であり
自らを押し殺すことでさえあった
私は 諦めることができない
人は 惰性の中で生きている方が楽なのかもしれない
理不尽に対しても やがて耐性がついてしまうのだろうか
私は 怒っている
激しい炎が 私の中で燃え盛っている
憤怒の火柱が まるで天を焦がすかのように
意志を持つ駒は不要だとでも言わんばかりの彼らを
この業火で燃やし尽くすほどの怒りを
今日もまた 無理やり抑え込むのだ