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あの頃のようには
少し前向きな気持ちを詩にしました
私はもう あの頃と同じではない
ただ従順に 求められたことをこなし
どれほど苦しいことであったとしても
達成できた時の満足感が 私を麻痺させていた
こうなってみて 改めて知った
それは 安らぎとは程遠いものだったことを
そして
あなたがいてくれることこそが
私の喜びであり 生きがいなのだということを
あなたに甘えてもいいのだと
弱い姿を見せてもいいのだと
今まで一緒に生きて来て
改めてあなたの大切さを思い知った
私はもう あの頃のようにはなれない
先のことを考えると 悲観してしまうもの
だからこそ 私はあなたと生きる 今だけを想うの
少なくとも 今この瞬間は あなたはここにいてくれる
今この瞬間は あなたの温もりを感じていられる
あなたがいなくなるその未来を 想像したくはない
その未来を想像すると 私は怖くて動けなくなってしまう
未来は希望も満ちているけれど
それが私には 重く感じるから
あなたが今 ここにいてくれるから
私は 下を向かずにいられるのだ




