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【エウレカ】頭角を表す

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/07/02

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

マッドサイエンティストってイメージが強い先生。

物理をやっていて思うのは、本質さえ極めてしまえば覚える事は少ない。公式も含めて少ない。と言うより、数学からの流用が非常に多い分野なので、数学と並列して考えれば重くは無い。

問題は、物理の授業をしながら数学の授業も並行して教えられない事にある。


職員室で同僚の先生が死んだ目をしている。何時も死んだ目をして、大してやる気が無さそうに過ごしているが、実のところ、かなり入れ込むタイプの様で、頭角を示した生徒を勧誘……基、積極的に話し掛けているのをよく見掛ける。

「先生、何かお悩み事が?」

「……いっそ高校を四年生にするか、六時間授業を七時間、八時間授業にして、物理の授業に数学の時間を入れて来ません?」

目が死んでいる。いや、何時もの事であるし、理系の先生の間でもやや浮いた存在であるが、その異様さを此処で見せ付けられた気がする。

学校のカリキュラムは決まっている。補習を入れるにしても、生徒からは非難が上がるだろう。どうしたって夢物語に聞こえてしまう。

「高校力学の初歩的な公式は何個か存在します。速度、加速度もそう、放物線もそう。

取り分け速度、加速度の文章題が一番顕著だ。加速度を時間で積分して速度、速度を時間で積分して位置。これだけ覚えていれば、初歩的な問題は公式が無くても突っ込める。

勝てる土俵に立てる。でもそれらの証明問題は、必ずと言って良い程、応用問題のような扱いを受けます。

出来れば全て、数値を配した記号による変形問題だけを出したい。

……はぁー……だが時間がない。そんな計算式を長々と解ける時間がない。中間、期末だけじゃない。入試もだ。だから私達教師陣は可能な限り短い時間で解ける様に、公式を振り翳して問題を解かせる。

本質的とは言い難い。美しい物流法則とは言い難い。だから脱落者が多い。思考させる時間さえ、今の日本にはない」

生徒に対して強い興味が無いのかと思った。何時も死んだ目をしているし、生徒達からからかわれる事も多い。だが意外と……。

そう思いながら彼の卓上に置いてあった紙に長々とした数式が並んでいた。

「僕は才能ある子が花開くのが見たい。才能ある子は全員物理側に勧誘したいし、数十分で済ませる問題を本質から解説したい。だがまぁ、大抵多くは興味を持たない。

惹かれた子は一人だけ。嘆かわしいと思いませんか?」

前言撤回しよう。

高校物理、超基本。力学。


例えばこんなの。

高さXmから、そっと鉄球を落とした。

重力加速度gとして何秒後に地面に到達するか、計算しなさい。

摩擦は無いものとする。


で、まず重力加速度を時間で積分します。

そうすると、速度になる。

速度=gt+C

このCは初速度0だから、無視。

速度=gt+0


この速度をさらに積分します。

そうすると、位置が出る。

位置=1/2gt²+C。


で、このCってのが、初期位置だから、

位置=1/2gt²+X


ボールが地面に着く、つまり距離0mの時の距離が見たいから、

0=1/2gt²+X。


で、このtを物理では時間とするから、云々計算して。

t=√2X/g


で、途中で出て来た

位置=1/2gt²+C。

これ。どっかで見たことありません?


そう。等速運動の公式なんですよ。

だから、本来は

微積出来んなら、別に公式覚えなくても君たち、この問題解けるんよ?

って話なんすよ。


でもこの話、物理で一切しなくない?

時間がないんですよ。

これ理解させるのに、積分分かってないと一時間ぐらいかかるから。

解説しないといけないから。


そして試験も受験も時間勝負。

公式覚えてないと時間切れで負けるんです。


だから公式使って解説10分ぐらいでさっさと次の話をするんですが。

でも理解出来てないと、つまらないし、興味持たれないし、挫折する子も多い。


それが不服。兎に角不服。

と言う先生の言い分。


だから物理に興味ある子を見ると、此方側、つまり原理を自力で出せるように仕込みたくなる。

本当はこんなに!! 美しいのに!!

と言う先生の言い分。


ただ本当に、

さー今日も沢山積分するぞ〜!! 一から求めるぞー!!

とかしてると、間に合わないから、

一から積分でやろうと思って、

え、一時間経ってたんだけど……。

とか思ったから、黙って公式覚えよう。

忘れた時に自力で解こう。


※問題の答え違ってたらごめんね〜。

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