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僕のコンビニバイト録

レジ横に居座る黒猫が、大きな欠伸をこぼした。

それは、僕の勤務開始の合図である。


午前八時、夜の闇は綺麗に地球の裏へと過ぎ去り、あたたかな日差しが差し込む。


某県にある田舎町、セセラギ町には、この町にしか存在しない小さなコンビニが一軒ぽつりと建っている。

この町唯一のコンビであるためか、入り込んだ場所にあるにもかかわらずなかなかに繁盛しているのがこの店の可笑しなところだ。

そんな辺鄙な場所で今日も色の禿げた看板を掲げているこのコンビニは、名前を「ニャンコーマート」という。そして、こんなド田舎で今日もいつも通りの時間に出勤し、のんびりと業務を始めたこの僕が、この物語の主人公である寺田 八代(てらだやしろ)だ。


寺なのか神社なのかはっきりしろって?

そんなの僕が親に言いたい。


そんな話はさておき、これからここに綴っていく物語は、僕のなんの変哲もない、それでいて、どこまでも可笑しな、いつも通りの日常である。


ニャンコーマートへようこそ。

ここは少し変わった田舎のコンビニ。

非日常のの日常をさぁご覧ください。

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