目を開いて
どんなところにいても、一つ絶対にすることがある。
たとえ今までいたことがないところ、見たことがないところであっても変わらない。
だからこそ、目を開いていろいろとみていきたい。
旅をしている、といったら格好はいいだろうがほんとのところは当てもない流浪の旅だ。
今日は東へ明日は北へ。
そんな適当な旅をしている。
だが、その旅先で出会うものは一つとして同じものはない。
一つとして見逃したくない、そんな風景ばかりだ。
だから俺は旅をしているときはしっかりと目を開く。
なにも見逃さないように、しっかりと覚えておきたいから。