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番外編 魔法呪文集1+色々なあれこれ

予想通り更新が遅くなりました…


次の話も書き始めてますが納得できるできになるにはまだまだ程遠そうです

【火】

・「燃えろ、炎撃」(低級):炎の塊を飛ばす

・「燃え立て、火柱」(低級):火の柱を指定した場所に立てる

・「護れ、炎陣壁」(低級):使用者の周りに火でできた壁を作りだす

・「我が身に抱くは怒りの力。紅蓮の鎧」(低級):使用者の体に炎でできた鎧をまとう

・「地獄に住む悪魔の化身よ。業火に身を包み、竜の如く天を焦がし、燃ゆる息吹で敵を焼き尽くせ。ドラゴンヘルブレス」(上級):放射線状に黒い業火が津波のように広がる


【水】

・「凍れ、氷撃」(低級):氷の塊を飛ばす

・「満ち立て、水柱」(低級):水の柱を指定した場所に立てる

・「凍り立て、氷柱」(低級):氷の柱を指定した場所に立てる

・「護れ、水陣壁」(低級):使用者の周りに水でできた壁を作りだす

・「水よ。大地を満たし、我を包め。水流蒼璧」(中級):「水陣壁」の上位版で、より強く、持続時間も長くなっている

・「撃ち抜け、氷撃槍」(低級):氷の槍を飛ばす

・「水の精霊よ、我誓う。其の力、大切のものを守るために。永久氷壁」(上級):使用者の周りに解けることのない氷の壁を作りだす

・「水の精霊よ、彼の者を切り刻め。氷刃」(低級):氷の刃を飛ばす

・「放て、水の矢」(低級):水の矢を放つ

・「海の魔精リヴァイアサンよ。怒りとともに猛狂い、水面に煌めく津波となれ。激流大津波」(中級):伝説の海の魔精リヴァイアサンの起こした津波を再現

・「無限に並びし氷天の槍よ、眼前に見える彼の者を貫け、氷撃槍覇」(中級):「氷撃槍」の上位版で、一度に放てる数が増えている

・「天に浮かびし水たちよ、天を司りし龍となりて、敵を滅せよ。水天爛零龍スイテンランレイリュウ」(上級):上空に乱雲を起こし、雨を降らし、それを結合して氷の龍を生みだす。龍のランクは氷の上位の零

・「水よ。敵を閉じ込めるは水の塊。しかし、これ何人を跳ね返す堅守な護りなり。次元乱水牢ジゲンランスイロウ」(上級):対象を覆うように水の牢を作り出し、内部で異次元空間を作り敵を葬り去る

・「大地を埋め尽くす氷原の狼よ。凍える寒さとなり、我にに仇なす者を閉じ込めよ。氷狼大寒波ヒョウロウダイカンパ」(上級):氷の狼を作り出し、周囲に向けて放つ。あまりの寒さに周囲の気温は急激に下がり、触れずとも凍りついてしまう


【木】

・「刺され、木弾」(低級):木の塊を飛ばす

・「育ち立て、木柱」(低級):木の柱を指定した場所に立てる

・「奮えたて大地よ、神秘の森よ。我を守護せよ、森の守護者」(中級):使用者の前に木で作られた騎士を生みだす。形や強度は使用した魔力の量や使用者の適性に委ねられる

・「母なる大地よ。大いなる力と化して敵を沈めよ。アースクエイク」(中級):指定した場所に局地的な地震を起こし、敵を地中に沈める


【雷】

・「轟け、雷撃」(低級):雷の塊を飛ばす

・「落ち立て、雷柱」(低級):雷の柱を指定した場所に立てる

・「天より来たりし雷の神トールよ。乱雲生みだし、大地を砕き、我に仇なす者に神の裁きを。ライトニングボルテッカー」(上級):指定した場所に無数の雷を落とし、傍から見ると神々しい景色となる。別名「雷神のハンマー」

・「雷瞬」(アランオリジナル魔法):体を雷の速さで動かす魔法。空気中の分子と体に纏った電子の反発を利用するため、使用者は光り輝いて見える。アラン曰く「雷化」とも言う


【土】

・「穿て、地撃」(低級):土の塊を飛ばす

・「穿ち立て、土柱」(低級):土の柱を指定した場所に立てる

・「砕け、砂弾」(低級):砂の塊を飛ばす

・「砂連弾」(アランオリジナル魔法):砂の塊を無数に飛ばす。本来、砂弾と同じだが、砂弾1つと同じ魔力で無数に撃てる地味な効力を持つ


【闇】

・「喰らえ、闇撃」(低級):闇の塊を飛ばす。当たった場所の感覚を一時的に失くす効果もある

・「刈り立て、闇柱」(低級):闇の柱を指定した場所に立てる

・「沈め、黒弾」(低級):黒の塊を飛ばす。魔法に当たった場合のみ、その魔法を無効化できる


【光】

・「輝け、光撃」(低級):光の塊を飛ばす。

・「煌き立て、光柱」(低級):光の柱を指定した場所に立てる

・「光れ、ライトボール」(低級):使用者の掌に光り輝く球を出す。辺りを照らすことが主な目的となる


基本属性以外


【風】(秘伝属性:血筋のみが使える属性。アランはチート)

・「風の精霊よ、彼の者を切り刻め。風の刃」(中級):風に魔力を込めて飛ばす。性質上、魔法・物質を簡単に切ることができる

・「風の精霊よ、何人たりとも防げぬ風の刃で全てを断ち切れ。断人風凱」(中級):風の刃の上位版。しかし、風の刃より1つ1つが小さいため、かわすのが困難


【融合魔法】

・「風よ、雷よ。冷たき息吹に身を任せ、鋭き雷の矛となり、汝、嵐の如く舞い誇り、風の盾となり我が身を護れ。嵐舞雷矛風盾ランブライムフウジュン」(中級):風と雷の融合。使用者の周りに嵐を生み、その風による防御と嵐に含まれる無数の矛の形をした雷で攻撃する攻防一体の魔法

・「大地を切り裂く雷神よ。天を穿つ水神ミズガミよ。天地を震わす2神の轟き、全てを消す我が刃となれ。天水地雷爆呑刃テンスイチライバクドンハ」(中級):雷と水の融合。手を水と雷を混ぜた魔力で覆い、振り抜くことでこれを飛ばす。飛ばした後は電気分解により、触れた対象を飲み込むように消す


【召喚魔法】

・「我と契約し者よ。契約に従いその姿を現せ」:目の前に使用者が契約している召喚魔を呼び出す。複数いる場合は使用者が意識内で選ぶ。一般的な召喚魔の召喚方法で学生が習う召喚魔法はこれが唯一





ア:「…というわけで急に呼び出されたわけだが…」

『まだ大まかにしか魔法の事知らないだろ?』

ア:「そうだな」

『ということで、今回、いつものメンバーでフリートークをしてもらう。お題は「魔法に関して」』

ア:「…俺、話に入れんなくね?」

『トーク終了後に他のやつの記憶を消すから遠慮しないで聞いて良いぞ。もしくは自分でお題を出して答えてもらえ』

ア:「なるほど…」









メ:「で、魔法についてだっけ?」

ア:「あぁ」

ケ:「習わなかったのか?」

ア:「漠然としてしか知らない」

エ:「では、私が説明しますね。まず始めに、魔法とは大まかに神秘的現象を起こす物としてしかわかっていません」

ア:「なんか微妙だな」

ケ:「調べようにも文献もないし、それに関する物がないからな。感覚で覚えるしかないんだろ」

メ:「理解しようにも、まだまだわかってないことが多いしね」

ア:「そうなのか?」

エ:「はい。基本属性はわかりますか?」

ア:「火水木雷土闇光無…だろ?」

エ:「最近では無も使える人が少ないため基本ではないという声もありますが…今の定義ではそうなります」

ケ:「で、ここからが本題。この基本属性以外にも属性はあるんだ」

メ:「例として、私が使う風は秘伝属性なんだよ?」

ア:「そうなのか?」

メ:「あれ?知らなかったの?…そういえば、この前の試合で風を使ってたけど、アランって血筋の人間だったの?」

ア:「知らんけど使えた」

「「「…」」」

エ:「と、とにかく、今のところメシアの風みたいな特殊な属性は、血によって遺伝されるという事がわかっており、それ以外で使うのは不可能だということがわかっています。つまりアランさんが使えたのは血筋の人間ということだと思います」

ケ:「他にも確認されてるの毒、神だけ」

ア:「毒と神?」

ケ:「毒属性については簡単だ。使用する物がほとんど毒の効力を持っている。つまり毒まみれだな。使用者に効力はないが他のやつには空気感染する可能性があるから侮れない」

メ:「逆に神属性はほとんどが謎のまま。昔の書物に神属性の事、例えば、どういう性質を持つかとか、どんな力を持っていたとかしか書かれていないの。近年では、使っている人を見たことないから実際はなかったんじゃないかって説もあるぐらいの。逆に王族だけの魔法とも言われてるし」

エ:「まぁ、まだまだ見つかる可能性はありますし、融合魔法ももしかしたら新属性の魔法という可能性だってありますから」

ア:「難しいんだな」

ケ:「そういうこと!じゃ、話題を変えてプライベートターイム!!」

「「「へっ?」」」

ケ:「じゃ、俺から!エリンとメシアのスr「死に晒せ!」ぶげらっ」

ア:「まったく…ろくな質問をしないな…じゃ、俺から…俺は休日の過ごし方を知りたいな。こっちに来てから何をすればわからないんだ」

エ:「私は家で母親の手伝いや本を読んでいますね」

メ:「私はお菓子を食べたり作ったりしてるかなぁ?」

ケ:「俺は家の方針で戦ってばっかだな」

ア:「どういうことだ?」

ケ:「あぁ、説明してなかったな。俺の家系は代々、有名な魔術師や戦士を世に送り出してるんだ。だから俺にも期待がかかってるわけさ」

ア:「へぇ~。エリンとメシアの家は?」

エ:「私の家は極、一般的な家庭ですよ。姉は魔法部の部長をしてますけど」

ア:「魔法部?」

メ:「そういえばアランは知らなかったね。私たちの学園には部活動があって、放課後に色々な活動をしてるんだよ」

ケ:「有名なのは、俺が所属してる闘技学の延長線上の魔闘部やエリン・メシアが所属してる自らの魔法技能の向上を目指す魔法部、新たな魔法を日々考えてる魔研部とかだな」

ア:「部活動…」

エ:「アランさんは所属しないのですか?」

ア:「ん~…強制じゃないなら入らないと思う」

メ:「え~!なんで?楽しいよ?」

ア:「…まぁ、強制されることが嫌いなんだ」

エ:「人それぞれですからね。…で、休日の話に戻りますが、アランさんはどうお過ごしなのですか?」

ア:「寝てるな」

「「「…」」」

ア:「起きるとすでに夜中なんだ。だからまた布団にもぐる」

メ:「…今度から起こす?」

ア:「…自分で努力するよ」

ケ:「よし、次の質問!好きな人はいるのか!?メシアから!」

メ:「わ、私!?い、いないよ!次、エリン」

エ:「私ですか?まだいないですよ。次はアランさんで」

ア:「いない」

ケ:「俺もいないな」

「「「「…」」」」

ケ:「みんないないとかつまらないな」

ア:「無理に聞くものじゃないだろ」

メ:「ふっふっふ…」

エ:「メシア…危ないよ…」

ケ:「一体どうしたんだ?」

メ:「よくぞ聞いてくれました…ここにあるのは真実の目というものすごいアイテムなのだー!」

ア:「…予想できるが、効果は?」

メ:「相手に聞いた言葉に対する本当の答えがわかるの」

「「「…」」」

メ:「では、まずはエリンから!」

エ:「え!?いや、そういうのは止めましょう!」

ケ:「(少し気になるかも)」

ア:「メシア…そういうのは自分からが定石だ」

メ:「へ?」

ア:「ということで取り上げ」

メ:「あ!見たいのに~!」

エ:「ふぅ…危なかった…」

ケ:「何が危ないんだ?」

エ:「ふぇ!な、なんでもありません!」

メ:「怪しいなぁ~…」

エ:「なんでもありませんったら!」

ケ:「お、スクープ!学園アイドルに淡い想い人か!?」

エ:「そ、そんなスクープとかじゃないですから!!」

ア:「へぇ~…エリンってアイドルなんだ…」

メ:「人気スゴイですよ?この前の親衛隊でわかると思いますが」

ア:「…あぁ…いたな、そんなのも」

エ:「で、では、次の質問を!持っている鬼神石の見せあいでもしませんか!?」

ケ:「(話をそらしたな)」

メ:「…鬼神石?…何だっけ?」

ア:「俺も知らないな。ケルト、説明」

ケ:「はいよ。鬼神石とは、遥か昔、神々が覇権を争っていた時代に敗北した神や鬼と呼ばれる存在が封印された石の事だ。ランクもあって下鬼、中鬼、上鬼、最鬼、下神、中神、上神、最神があり、絶大な力を持つと言われてる魔神や鬼神、幻神と呼ばれる3大神石があるとされている」

ア・メ:「へぇ~」

エ:「私は水の下神です」

ケ:「俺は火の最鬼だ」

メ:「私は属性がわかんない中鬼…」

ア:「俺は持ってない」

エ:「持ってないのですか?」

ア:「そもそも鬼神石を見たことが無い」

ケ:「これだよ」

ア:「…1つ1つ形は変わるのか?」

エ:「加工されたな物じゃない限り自然な形ですね。加工された物は武器や服に取り付けやすいように個人のオーダーメイドになります。一番多いのは、球型ですね」

ア:「…やっぱ、記憶にないな」

メ:「…ということは、石の加護無しであんなに強いの…?」

ケ:「あ…」

ア:「どんな加護かわからん」

エ:「石の属性やランクによってかわりますが、基本的に身体的能力の向上、魔法威力の向上が主です。石の属性は使う魔法と一致することでさらに威力が上がります。私なら水系を使えばかなり威力が上がります」

ケ:「俺のは魔法系は上がらないが、身体能力がかなり上がるんだ」

ア:「…クエストの時は使ってたのか?」

エ:「使うのではなく持つだけで効果がありますよ。私は意識して効果を使ってませんが」

ケ:「俺も効果は使ってない」

メ:「私もー」

ア:「…(なら俺と大差ないんじゃ…)そうか」

ケ:「それじゃ、次の…おっと、もうこんな時間か」

エ:「そろそろ帰りましょうか」

ア:「あぁ、お疲れ~」

メ:「じゃあね~」





『というわけで、少しばかり追加的な説明をさせていただきました。今回の主催は私、アクアでした。なお、神様のアレは変な暴露はなかったため使用されてません(笑)そして、今からは彼らの日常生活をお届けしたいと思います。でわでわ~』





『ある日の日常』





【ケルト視点】


今日は休日ということもあって、喫茶店にいる

ここは俺らが暇な時によくいる店で、今回はアランに教えるついでで立ち寄った

外見はいたって普通の外装

内も落ち着いた雰囲気でゆっくりとリラックスできるようになっている

まぁ、俺らが座るのは外のテラスなんだけどな

コ○ダを連想してもらうとわかりやすいか?

ケ:「マスター!久しぶり!」

マスター:「みなさん、お久しぶりです。…おや、後ろの方は見かけない方ですね」

ケ:「今年から学園にな」

ア:「アランといいます。今後とも、よろしくお願いします」

マスター:「こちらこそよろしくお願いします。ではメニューをどうぞ。他の3人はいつものでいいかな?」

「「「はい!」」」

ア:「じゃあ俺は…ダージリンで」

マスター:「はい。かしこまりました。いつもの席でよろしかったですか?」

ケ:「あぁ。頼んだ」



外に出ると決まった場所に行く

この喫茶店は通りの側にあり、横を見れば通行人の姿がよく見える

…まぁ、逆に俺らの姿もよく見えるわけだ

俺らが好んでこの場所にするのに理由はない

ただ、太陽の日差しが気持ちいいからだ

ア:「ここの常連なのか?」

ケ:「あぁ。ここは落ち着けるからな」

ア:「そのわりに外だがな」

メ:「外の方が気持ちいからね~」

エ:「今日も暖かくてお茶を飲むのには最適ですね」

雑談をしながらいつもの定位置に座る

アランは初めてだからじっと見てるな

ア:「決まってるのか?」

メ:「ケルトが右隅で私がその隣。で、エリンがケルトの向かい側なんだよ」

ア:「なら、俺はエリンの横に座ればいいのか」

マスター:「お待たせしました」

ケ:「さすがマスター!いつも早いな!」

マスター:「今日は少し遅いですよ。では、ごゆっくり……」



「ねえねえ、あそこの4人組すごくない?」

「ほんとだ!美男美女がそろってるね!」

「誰が好み?」

「あの足組んでる黒髪の彼かなぁ?」

「やっぱり!?かっこいいよね~!!」

…アランの事か…

たしかにアランは無茶苦茶かっこいい

今なんか、足を組んで片手に紅茶を飲んでる姿は絵になるぐらいだ

男の俺ですら認めれるんだから、女からすればそうだよな

…女からすれば?

そういや、メシアやエリンはアランの事をどう思ってるんだろうな?

「彼、隣の子と付き合ってたりしてるのかなぁ?」

「違うなら狙っちゃう?」

「あははっ、狙いたいね!」

そんな言葉を聞いてると、エリンの顔がだんだん赤くなっていく

ア:「エリン?顔が赤いが大丈夫か?」

ちょっ、お前、その原因の張本人が何を聞いてるよ!!

エ:「え?あ、うん。大丈夫だよ…」

声が小さくなってるぞ

全然大丈夫に見えないな

メ:「かなり意識しちゃってるね(小声)」

ケ:「だな。その割にアランのやつはまったく動じてないな(小声)」

メ:「まさか、自分のことだと気付いてないとか?(小声)」

ケ:「いや、それはないだろ?(小声)」

メ:「それだと、確信犯だよ?(小声)」

ケ:「…確認してみるか(小声)」

メ:「ねぇアラン?あんなに他の女の子から噂になってるけど、そういうのには慣れてるの?」

ア:「?何のことだ?」

ケ:「まさか、気づいてないのか?」

ア:「?」

ケ:「…お前、自分の顔、鏡で見たことあるか?」

ア:「いや、ないな」

ケ:「…どんな生活してたら自分の顔を見ないで生活できるんだよ」

ア:「家にいる時間が少なかったからな、仕方ないだろ。………まさか、さっきから聞こえてくる黒髪ってのは俺か?」

ケ:「他に誰が黒髪だよ」

ア:「(キョロキョロ)…周りにはいないな」

メ:「はい、鏡。これで自分の顔を確認したら?」

ア:「あぁ。………これが俺か。そんなかっこいいとも思えんが…」

ケ:「よくそんなことが言えるな」

ア:「お前の方がかっこいいと思えるからな」

メ:「黒髪ってここじゃ珍しいからね。それが一際目立ってるのかも」

ア:「俺から見てお前はかっこいいしメシアやエリンはかわいいと思う。だが、俺自身はそこまでだと思うんだがな……」

エ:「そんなことないと思うよ?だってアランさん…はぅ////」

あらあら…エリンのやつ、完全にアランの虜だな

今まで見たことない表情だぞ、おい

メ:「恋してるね…いいなぁ…」

ケ:「俺という存在がいること忘れてないか?」

メ:「あんたなんか幼馴染なだけじゃん////」

ケ:「ひどいな!おい!」

ぎゃあぎゃあと騒ぐ俺たちだが、次のアランの言葉で固まる

ア:「お似合いだと思うがな…ズズッ」

…そんな紅茶を飲みながら言うなよ…

絵になりすぎて反論できないだろ!

メ:「お似合いに見えますか?」

おい!メシアも聞くなよ!…って、え?

ア:「あぁ。互いに信頼関係が伺える。良きパートナーになれるだろう」

おいアラン!

自分の事はほっといて俺たちに構うとはいい度胸だな!

そっちがその気ならこっちも言ってやる!

ケ:「そういうお前らだって中々良い雰囲気じゃないか?」

エ:「えっ、えっ?そう見える?」

そっちが反応するか!

アランなんか目を閉じて紅茶を飲んでるし!

ア:「俺なんかがエリンと付き合ってるなんて恐れ多い…その言葉はエリンに失礼だろう」

O☆MA☆E!

確信犯か?確信犯なのか!?

メ:「アラン…隣を見て言ったほうが良いと思うよ?」

ふぅ、一瞬俺じゃなくなったぜ

メシアはさすがの突っ込み………いや、珍しい突っ込みだな

ア:「隣?…エリン、大丈夫か?顔が真っ赤だが」

エ:「う、うん………大丈夫だよ………ボンッ!」

頭がショートしたよ………

こんなエリン見たことないが、ほんと冷静だよなお前は!

ア:「ほんとに大丈夫か?なんなら俺の肩にもたれかかるといい」

地雷踏んじゃったー!!!

お前、華麗に言っちゃうなぁ、おい!

メ:「…春だねぇ~…」

ケ:「お前、まだそんなセリフを言う年じゃないだろ」

メ:「はぁ…あのやりとりを見てるとそう言いたくなるわよ」

ケ:「まぁ、たしかに」

今はエリンがアランの腕にくっついてるな

…いつの間に!?

ア:「どうしたケルト。顔がひどいことになってるぞ。それじゃ、せっかくの顔が台無しだ」

O☆MA☆E☆GA☆I☆U☆NA

はぁはぁ…性格が壊れるよ…ほんと

メ:「まぁ、エリンは幸せそうだからいいよね…」

ほんとだ…目がトロンとしてるよ

…まぁ任せるか

ケ:「じゃ、そろそろ帰るか」

メ:「そうだね」

ア:「あぁ。エリン、行くぞ」

エ:「あ、うん」

ケ:「じゃ、マスターごちそうさま!」

マスター:「はいよ。また来いよ」



今、俺たちは商店街を歩いてる

後ろにはアランとエリンがいるが…

メ:「なんか…エリンが壊れた感が否めないよね…」

後ろを見るとクールに歩くアランの横にアランの腕に自分の腕をからませている幸せそうなエリン………

今日1日でエリンの知られざる姿をたくさん見た気が…

メ:「じゃ、あの2人はほっといて、私たちも楽しみましょ」

そういうと、メシアは俺の腕に抱きついてくる

ケ:「ちょっ、おい!」

メ:「嬉しいくせに~♪」

ケ:「うっ」

ア:「ふぅ…やっぱ、お似合いだな……」

エ:「そうだね……ねぇ?今日、私の家に来ない?」

ア:「構わないが…大丈夫か?」

エ:「うん。大丈夫だよ。お母さんに紹介するだけだから」

ア:「そうか。ならあいつらに一言言って行くか」

後ろからアランの呼ぶ声がする

ケ:「どうした?」

ア:「あぁ、ここらで別行動にしないかと思って」

メ:「どこ行くの?」

エ:「私の家だよ」

ケ・メ:「「!?!?」」

ま、まさか…エリンがここまで行動に移すのが早いとは……

メ:「そっか。エリン、頑張ってね♪」

エ:「うん♪」

ケ:「アラン、エリンを泣かすなよ?」

ア:「?あ、あぁ」

あいつ、わかってるのか?

メ:「不安だね」

ケ:「あぁ」

こうして、アランにくっつくエリンの姿を見ながら別れたのさ

この後?

さぁ?

アランかエリンにでも聞いてくれ

俺とメシアはぶらぶらと商店街を2人で歩いただけだからな

『と、いうわけで彼らの休日を書いてみたわけですが、いかがだったでしょうか?』


『自分的にはエリンが壊れたな…と(苦笑)元々、ケルメシとアラエリの予定でどっかで話を書くつもりではあったので好都合ではあったのですが』


『さて、アランの冷静さ(鈍感さ?)には書いてて苦笑いしかありません(笑)』


『まぁ、最後には結ばれるハッピーエンドであればいいな、と思ってます』


『あっ、もちろんケルメシも忘れないように書きますよ』


『でわでわ次の話でお会いしましょう』


『もしかしたら登場キャラに自分を適度に出すかも(笑)』


最後にいつもの如く、感想、誤字脱字がありましたらよろしくお願いします!

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