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第四話 出会い

細々更新していきます

週二で更新できればいいかな…?


【森】


ふぅ…歩いてすぐだと…?

…一日歩き続けて出られない距離はすぐとは言わないのではないだろうか!?

くそっ…水は川か魔法で出した(不味い)やつでしのげるが、食料だけはな…。

バックに入ってるのは最初に倒した火竜の食べれる部分(腹とか尻尾とかだな)と解体中に見つけたよくわからん石に途中で見つけたうさぎみたいな魔物1匹か…。

…早く出られないと飢え死にだな。


…迷路かよ…。

最初の沼まで戻ってきてしまった…なら迷わずにすぐ出られる道が右か左にあると見て間違いないだろう。

まずは右に………。





∽∽∽∽∽1時間後∽∽∽∽∽∽





…違うらしいな、最初の場所だ。

次は左か。





∽∽∽∽∽1時間後∽∽∽∽∽∽





…違うだと…まさか、あいつの嫌がらせか…?

…まさかな…ははは…まさか沼が正解とかいうオチはないよな…

…自分で言ってて正解に思えるのは気のせいだろ。

だがまぁ、行くしかないよな…はぁ…





∽∽∽∽∽∽5分後∽∽∽∽∽∽





紛らわしい出口だったな…あいつに次に会ったらタコ殴りだな。

さて、水平線に見える城みたいのが街かな?

セオリーどおりなら日没ぐらいには門が閉まるからな…急がないと。





一日森の中だったから今は昼だけど





∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽





【聖グランベリア学園】


エ:「ふぅ、今日も疲れたわ~」

?:「まぁ、闘技学あったしね」

エ:「あれ?いたの?メシア」

メ:「ひどいよぉ…」

彼女はメシア=デュラハ。

かれこれ5年ぐらいの付き合いです。

最初はただのバカだと思ったんですが、これがなかなかのバカで…

メ:「バカバカうるさい~!」

エ:「あれ?私、声に出してた?」

メ:「出してたよ!ひどくない!?親友である私にバカとか?」

?:「本当のことだから仕方ないでしょ、メシア」

メ:「ぅぐ…あんただけには言われたくない!」

?:「な、俺は学年でもトップ5には入るわ!」

メ:「あんたは性格が最悪なのよ!バカバカケルト!」

ケ:「うっさいわ!最下位のメシア!」

エ:「まぁまぁ…2人とも落ち着いて…」

彼はケルト=ジョシュア。

成績優秀な反面、体術と性格において最悪な一面を持つ美男子。

それが災いして彼女は未だ0とか。

ケ:「ぅぐ…エリンに言われると言い返せない…」

エ:「え!?心を読まれた!?」

メ:「声に出してたよ。というか私との反応が違うし…」

エ・ケ:「あなた(お前)にはできないのがわかってるから(だろ)」

メ:「ひどいよぉ…うわぁぁぁぁん!」

エ:「あらら…行っちゃったわ」

ケ:「この後、全体ミーティングだから戻ってくるだろ」

エ:「全体ミーティング?」

ケ:「なんだ、お前もかよ…1年ではやらしてもらえなかったギルドのクエストを受けるためのパーティ決めと言ってたぜ」

エ:「あれ?それは来週に延期されたでしょ?」

ケ:「…マジ?」

エ:「うん」

ケ:「…ということは…」

ある一同:「さぁ、ケルト行くぞ!嫌とは言わせん!」

ケ:「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

…つむじ風みたいだったわね…いつもの如く…

メ:「さすが魔闘クラブね」

エ:「あら、お帰りなさい」

メ:「ただいま。」

エ:「さて、私たちもクラブに行きましょ?」

メ:「うん、遅れると部長がうるさいしね」

あ、紹介しておくと、学園内には放課後クラブというのがあって、1年生の時に全員なんらかのクラブに入会してます。

有名どころで言うと先ほどの『魔闘部』や私たちが所属してる『魔法部』、『魔法研究部』とかがあります。

魔闘部は正確には魔法闘技部といって、授業の闘技学をクラブという形にした物みたいです。

楽しそうですが、毎回ケルトがボロボロで帰るのを見ると…

え?闘技学ですか?あぁ、説明できませんでしたね。

闘技学とは魔法学と体術学を合わせたような…より実戦に近い形での戦闘訓練です。

普段は先生が呼び出した低級魔物を相手に戦い、たまにパーティを組んで中級や上級魔物と戦ってます。

ところで私たちがいる魔法部。

基本は魔法関係のことをしていれば問題ないクラブなのでみんな自由気ままにやってます。

しかし、遅刻や欠席には厳しい部長なので遅れると…

?:「貴様!我らが神聖なクラブに遅れてくるとはいい度胸だな!?そこに直れ!成敗してくれるわ!!」

?:「いやぁぁぁぁぁぁ…」

メ:「本日も哀れな子羊が1匹…っと」

エ:「何書いてるの?」

メ:「副部長に頼まれた出席簿だよ」

副部長:「悪いね。僕らは彼女を止めるのに必死だから書けなくてね…」

メ:「いえいえ、気にしないで下さい!」

部長:「ふぅ…さて、各自終了時刻まで解散!」





メ:「部長は相変わらず強いし綺麗だし羨ましいなぁ…」

エ:「そうね…さすが学園最強の魔法使いだよね」

部長である彼女はリセル=カーラー。

私の姉です。

ここまでパーフェクトな姉を持つと色々と大変です…唯一勝てるのは持ってる鬼神石ぐらいだと思います。

…言ってて悲しくなりますけど、仕方ないことですよね…





リ:「はい、今日のクラブ活動はここまで!各自解散していいよ!」





メ:「このあとどうする?」

エ:「ん~…買い物に行きたいかな?魔法紙を買い足しておきたいし」

メ:「あ~私も足りなかった気がするな~…うん、行こっか!」





【ラグナ中央商店街】


メ:「これとあれと…あとそっちも」

エ:「…買いすぎじゃない?」

メ:「たまにしか来ないから部屋に置いておこうかと♪」

エ:「…はぁ…」

現在、私たちは魔法紙を買った後、お菓子屋に来てます。

理由は見てわかるとおり…

メ:「幸せ~♪」

と、幸せいっぱいの顔をしているメシアが大好きだからです。

エ:「そろそろ帰らないと遅くなるよ?メシアは寮でしょ?」

メ:「うぅ…たしかに怒られるのヤダなぁ…」

学園には遠くからの入学生のために寮があります。

私は家が近いのですがメシアやケルトは遠方から来てるので寮に入ってます。

そうそう、姉は夜遅くまで学園に残ることもあるので寮にいます。

最近になって寮に入りたいと思う私ですが、来年からは希望者も入れるようになるので楽しみです♪





?:「君?ちょっといいかい?」

エ:「はい?何ですか?」

買い物からメシアと帰る途中、見知らぬ人に声をかけられました。

見た感じ旅人で、マントに隠れてよくはわかりませんが、服装は綺麗で、顔を見る限り私たちと同じくらいの年に見えます。

そして…ケルトも美男子なんですが、彼が霞む位、目の前の方はとてもかっこいいです…ここまでかっこいい人は初めて見ました!

でも…今まで見た人とは雰囲気が違う気がしますね…隠れて見にくいですが、黒い目に黒い髪に見える気がします。

?:「この街の魔法学校に行きたいんだが…どう行けばいいか教えて欲しいのだが」

?学園の行き方?遠くから来た方でしょうか?

メ:「聖グランベリア学園ですか?案内しましょうか?」

?:「あぁ、頼まれてくれるか?」

メ:「いいですよ!ね、いいでしょエリン?」

エ:「え?えぇ、いいよ?」





メ:「やばい!やばいぐらいかっこいいよ!ねぇ!エリンもそう思わない!?」

エ:「…たしかにかっこいいけど…」

メ:「?どうかしたの?」

エ:「…ううん、なんでもないわ」

メ:「?あ、ここです!えっと…」

?:「…あぁ、自己紹介がまだだったな。俺の名はアランだ」

メ:「私の名前はメシア=デュラハです!」

エ:「私はエリン=カーラーといいます」

ア:「メシアとエリンか。案内ありがとう。ここから先はがんばって探してみるよ」

メ:「大丈夫ですか?最後まで案内しますよ?」

ア:「いや、大丈夫だよ。では、また会おう」

メ:「はい!さようなら!」

エ:「あっさようなら…」

行っちゃいました…不思議な方です。

メ:「ハァ~…かっこよかったなぁ~…また会いたいなぁ~…会えるかなぁ?」

エ:「さぁ?縁があればじゃない?」

メ:「そうだよね…でもあれだけかっこいい人見たら他の人とは付き合えないよね~…」

エ:「それは言っちゃだめ…(苦笑)」





∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽





【聖グランベリア学園】


ここが学長室か…広すぎるだろ…勤務先の防衛施設より広いぞ…。

あっ、"元"か。

少し緊張するが…問題ないだろ。

コンコン

学長:「どうぞ」

ア:「失礼する」

学長:「失礼するなら帰りなさい」

ア:「それはすまなかった。では…なんて言うか!」

学長:「ノリツッコミをありがとう。で、用件は何だね?見たところこの近辺では見かけない顔だが」

ア:「…」

俺は何も言わずに一枚の封筒を渡した。

学長:「?誰からかな?」





∽∽∽∽∽∽5分後∽∽∽∽∽∽





学長:「なるほど。事情はわかった。部屋は寮に行けばわかる」

ア:「ありがとうございます」

学長:「礼には及ばない。両親をなくし、たった1人で此処まで来たというのは辛かっただろうに…。しかし…かの有名なバロスニア魔法学院に在学していたのならそのままいればよかったのではないか?」

ア:「元々仲間外れになっていたのに加え、資金面での後ろ盾がいないので…こちらに来れば親戚もいるので何とかなりますし…ギルドが近いのも理由ですね。何より…まだ学び足りないので」

学長:「良い心意気だ!教科書等は私が用意しておこう。学年は…2学年でよかったかね?」

ア:「はい。よろしくおねがいします!」

学長:「よい返事だ。…あぁ、忘れるところだった。今から君の魔力値と属性を見るからこの水晶玉に手をかざしてくれないか?」

ア:「あ、わかりました」



学長:「な、なんということだ…こんな事が…」

ア:「何かあったんですか?(どう考えても俺の力の異常さについてだよな)」

学長:「あぁ…魔力とは最初は素質。次に育った環境で決まるんだが…我々は量を大まかに分けてランクをつけているんだ。下がDで上がSだ」

ア:「(めんどい…)で、俺の結果は?バロスニアでは教えてもらえなかったので…」

学長:「先に属性だが…君は学園史上初めて入学当初から全ての属性を使えるようだね。これだけでもすごいのだが…魔力に至っては数値が計測できない…つまりS以上の力があることがわかった」

ア:「…誰にも言わないで下さいね?」

学長:「言っても信じてもらえそうにないだろうがな…よし、以上だ。寮の鍵は管理室で受け取るといい」

ア:「ありがとうございました」





ようやく…ようやく出発地点に辿り着いた…。

俺の物語は…ここから始まるんだ…!

…とりあえず…最低限の事項だけでも確認しておかないと…あのやろう…無茶苦茶書きやがって…。

さて、荷物の整理と武器の購入、図書室で基礎確認をしないとな。

長かった…予定の数倍書きました。

どっかでキャラ紹介しないとこんがらってきそうです…


感想、誤字脱字等ありましたらよろしくお願いします!

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