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番外編 ビー

 エスは昨夜スクイブ先生の仮眠室で寝たことを隠すため早起きし、寮に戻った。


 パジャマで寮に戻ったから警備員に怪訝な顔されながらも自室に入る。


 玄関のスリッパを履き、すぐに洗面所に向かう。

 顔を洗い終えるといつも通りドアをノックされた。

 もう少し寮に戻るのが遅かったらバレていた。


「はーぁい」


 扉の向こう側に聞こえるかどうかぐらいの返事をしてドアを開ける。


「おっはよ。エス」


 朝から元気なやつだ。


 開けられたドアをから強引に顔を出して手を振る彼女はわたしと同じクラスの

 ビー・ウァルティーニ

 彼女はウァルティーニ王国の一人娘のプリンセスである。


「あら、この部屋にティーポットはないのかしら。あたくしの部屋から持ってくればよかったわ!」


 ツンデレ気味の彼女はいつもわたしの事を想ってくれる。

 この部屋のほとんどの家具を彼女から貰った。


 今まさに彼女と座るソファー。

 勉強机。

 いらないだろ! と言いたくなるほどの飾り。置物やアート。

 お風呂も取り替えられた。


 きっと彼女はわたしが女だと気付いている。

 でも言わない。

 なんていい子。


「着替えた? もう食堂に行きましょう」


 ビーは腕を組みながら扉に向かう。


「りょーかい」


 わたしは笑って答えた。


 食堂に行く途中、急に寒気がした。


 悪いことでも起きるのかな?


 転んじゃう?

 刺されちゃう?

 死んじゃう?


 いや、考え過ぎかな。


 食堂のドアをビーのために開けてあげようと、少し小走りしたら

 わたしは見事にすっ転んでしまった。


 足がもつれちゃった。


 ビーが心配そうにわたしを見る。


「エス、パンツ見えてるわよ」

次回 死んじゃってパーリナイ

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