詩 魔王、なってみた理由
「恐怖される対象? だからどうした」
「目的が達成できるなら、勇者でも魔王でもなってやろうじゃないか」
この世の中はつまらない事ばかりだ
ああ 退屈だ
もう 退屈だ
「だから 面白くしてやろうと思ったんだ」
世界に「楽しい」を満たしたい
だから 魔王になって みたんだけどね
どこでやめればいいのか分からなくなってしまうな
だって見渡せば この世のありとあらゆるところには
退屈ばかり 存在していて
ちょっとの改革くらいじゃ
何も変わったりしないのだから
「だから 俺の言うことを聞け」
「ついてこれば 最高に楽しい思いをさせてやるよ