表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

51/54

対ダンジョン用パーティー結成②

返信していませんが、コメント読ませていただいています!

おかしな所などがあればぜひコメントしてください!

今後の執筆の参考にさせていただきます!




「ふぅ〜」



(やばい、緊張してきた)



昨日の夜までは全然なんともなく、よく眠れた。

定期テストの問題用紙が配り終わり、テスト時間が始まるまでの沈黙の待機時間、いつも緊張してしまい手汗をかいてしまうほどあがり症なのだ。

昨日までは1回ダンジョン行ったことがあるからもう慣れてしまったのかと思っていたが、そんなことは無かった。



現在、土曜日の朝、急に緊張してきてしまったのである。予定ではあと30分後ぐらいにダンジョン省の上原さんが車で迎えに来てくれるはずなのだが、緊張してしまって、どうにも落ち着かない。

先程から同じ場所を行ったり来たりしている。

始まってしまえば何ともないのだが、始まるまでが辛い。


なにか忘れ物をしていないか、確認を何回もしているが、どうにも何か忘れているように思える。




(防具はつけてる。短剣は持ったし、予備の短剣もマジックバックに入れた。パーティーを組むかどうか分からないけど一応余ってるスクロールも持った。ポーションもOKだ)




それから少し時間が経ち、玄関のチャイムが鳴らされる。上原さんが到着したみたいだ。



もう一度持ち物を確認し、後部座席に乗り込む。

既にシュウは乗っており、運転席には上原さんが乗っている。



「おはようございます」



「おはよう。今日はよろしくね」



「はい、こちらこそダンジョンまでよろしくお願いします」



運転手が運転してくるのもばかり思っていたがそうでもなかったみたいだ。ドラマの見すぎかな。



「カイト、おはよう」



「おはよう」



(ダンジョンまで結構かかるらしいから、今聞いておくか)



「そういえばこの前聞いてなかったんだけど、シュウってなにか魔法使える?」



「僕は魔法はつかえないよ」



「じゃあ剣技とか?」



「僕は武器は扱わないからそういうのも習得してないかな〜」



「えっ、じゃあダンジョンにいた時、どうやってモンスター倒した?」



「腕とか結構細くて弱々しいかもしれないけど、一応空手やってて、最初のモンスターとかは素手で殴り殺したよ」



「な、なるほど...」



(まじかよ...。見かけによらず結構エグい。なんか笑いながらモンスターを殺しそうだ。)



「でも身体強化と部分硬化っていうスキルなら使えるよ」



(戦闘スタイルは俺と一緒で近距離か。出来れば遠距離出会って欲しかったが、こればっかりはしょうがない。)



「なるほど。じゃあ今も素手で戦ってるんだ」



「そうなるね」



となると、2人とも近距離か。1人が近距離で相手の攻撃を捌きながら、もう1人が遠距離武器で攻撃していくのが理想的だけどそうもいかないよな。

今から遠距離の武器を使うつもりもないし。

まあ魔法があるから完全に遠距離からの攻撃手段がないという訳では無い。



しかし、身体強化と部分硬化か。おそらくスキルの効果は名前の通りだろう。ステータス的にはまだ俺が勝っているが身体強化を使った状態ならば、もしかするとシュウの方が速いかもしれない。

さすがにブーストを使えば俺の方が早いと思うが、同レベルなら単純な攻撃力ならシュウの方が高そうだ。



俺は防御力をあげるスキルを持っていないから、敵の攻撃を直接受けてしまう。防具をつけたとしても、あのミノタウロスみたいなボスレベルになってくると即死してしまうだろう。今は「バリア」があるので威力を落とすぐらいのことはできそうだけど、まだ1度も「バリア」を使った事がないので今回、何回か使ってみたいと思っている。



それからシュウとダンジョンであったこと、モンスター、戦闘スタイルなどをひたすら話し合っていた。


ほぼ初対面なのにこんなにも話題が尽きないのは初めてかもしれない。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆




そして車で数時間。俺たちの目の前には巨大な木と錯覚させるようなダンジョンが(そび)え立っていた





ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ