宮坂咲視点
コメントなどもよろしくお願いします!
スタートは「部活」の話の最初です。
(あっ!カイト先輩部活に来た!なんかすごく大人になったな〜。口調とかは変わらないけど、雰囲気とかがすごく年上の人みたいに感じる)
正直私は心配していた。カイト先輩がいない間もバスケ部のみんなはちゃんとトレーニングしていたし、新しい型も増やした。久しぶりに入ってきてすぐ適応できるわけではないのだ。バスケは1日しなかったら3日遅れるというぐらいなのだ。もちろうハンドリグだって落ちてると思うし。
しかし、そんな心配は完全に杞憂に終わった
「嘘…」
(カイト先輩、めっちゃ視野広がってない⁉︎どこまで見えてるの?あと反射神経とかも上がってる)
バスケは時間当たりに使う体力が一番多いスポーツで走って疲れると思考が鈍り、視野も狭まる。体力がいくら多いといってもずっとは走り続けられない。ダンジョンがどういうところかわからないが、走るだろうから体力が落ちてないのはまだ、納得がいくけど、それ以外はわからない。
(やっぱりレベルっていうのが上がってる影響なのかな?でもそれはあのブレスレットで抑えてるはずなんだけど)
ノールックパスは当たり前だし、ビハインドザバックパスも何度か成功させている。
でもやっぱり、ハンドリングが落ちているから、自分のスピードについて行けてない感がある。
(あっ、終わった)
「せーんぱい。お疲れ様です!これどうぞ」
「うん?咲か。ありがと」
「どうでしたか?久しぶりの部活は?」
「みんなだいぶうまくなってたな。あとシンプル疲れた」
「先輩がいない間も練習してましたし、合宿だってしましてからね!というか先輩動体視力とか反射神経とかなんか感?みたいなの鋭くなってませんか?」
「そうか?自分ではわかんないけどな。確かに前やってた時よりボールカットの回数とか多かった気がしなくもないが、そこまでじゃないか?」
「絶対よくなってますよ!それ!あとなんか集中力?がすごかったです!」
「そうか?よくわからんが本当に上がってたら嬉しいところだがな」
「あと、先輩今度ある合宿って参加できますか?できれば参加してほしんですけど。どうです?」
「あー。なんとも言えないな〜。今は予定入ってないけど、ダンジョン行かないといけなくなるかもだし、一応参加にしといて、何かあれば電話する」
「またダンジョンに行くって本当だったんですね・・・」
(私的にはあんまり行って欲しくないんだけどな…。でも、カイト先輩自身が決めたことだからしょうがないか)
「うん?まあな」
「そうですか。わかりました。行けなくなりそうだったらなるべく早めに連絡お願いします!」
「了解」
(あー、やっぱりかっこいいな)
ありがとうございました!




