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無重力

現実世界の情勢です。






あの塔が出来てから、1ヶ月が経った。

あれから分かったことを話していこうと思う。



あの日、世界中に塔、現在はダンジョンと呼ばれているものが496個出現した。

出現場所は特に法則性は見出されておらず、ランダムと考えられている。

日本には、旧校舎のところのダンジョンを含め、10個のダンジョンが存在する。



そして496という数字。これは完全数という数で、宇宙の真理を表す数と呼ばれている。



完全数とは、自分の約数(割り切ることのできる数)をすべて足すと、自分自身の数に戻ってしまう数字のことである。


496の場合、496を割り切ることのできる数を列挙してみると


1.2.4.8.16.31.62.124.248



そして、これらの数字をすべて足すと


1+2+4+8+16+31+62+124+248=496


となる。




その中で現在、たったひとつだけクリアされているダンジョンが存在する。それは、日本、京都の二条駅の付近に出現したダンジョンである。

ダンジョンの深さはわずか5階層程であった。

ダンジョン発生から3週間過ぎ、国際間や国会で色々と話し合った後、自衛隊が完全装備でダンジョンに侵入し、たったの4日でクリアしてしまった。



しかし現実はそう甘くなく、殉職者は2桁を超えてしまった。銃や手榴弾、火炎放射器、毒ガスなど持ち込んだが、生還者の会見によると、4階層までは一人も死ぬことなく順調だったらしいのだが、5階層に出現したボスは銃が効かなかったそうだ。

死者を出しながらも毒ガスや火炎放射器により、時間をかけ、殺したそうだが、相手は魔法らしき攻撃を遠距離からしてきたため手こずったようだ。



そしてダンジョンクリア後、そのダンジョンは消えてしまった。「崩れた」とか「壊れた」ではなく「消えた」のだ。



ダンジョンという所は多くの科学者が解明してきた法則性や規則性を完全に無視をしており、何が起きてもおかしくはないため、一般人は入れないようになっている。

ダンジョンの形自体謎なのだ。外から見ると上に続いているのにも関わらず、中に入ると下に降りていく階段しかないらしいのだ。



ただ、ダンジョンの恩恵は莫大であり、ダンジョンから持ち出されたアイテムは驚異的な効果をもたらした。



あるポーションは末期ガンを一瞬にして治し、ある金属はダイヤモンドより硬く、さらに軽い。

他にも、着たらその人の体型に合わせてサイズが変動する服や、見た目からは想像もできないほどの防御力を持つ防具。


それらのアイテムは今のところ産出した国が責任を持って保有している。



そして最も注目を浴びているのがやはり、魔法や剣技だろう。使えるのは一部の自衛隊員だけだが、その使用動画は過去にないほどの再生回数になっている。

子供から老人まで男女問わず見るため、動画がアップするたび、サーバー混雑してまったく再生することが出来ない。


車と自衛隊員が競争している動画など、文明の力とダンジョンの力を比べる動画は今でも大人気である。



また、ダンジョンは危険なため、外から壊してしまおうとした。

サハラ砂漠に出現したダンジョンを実験に使い、ミサイルなどで外から攻撃してみたが、ダンジョンの周りは何かしらのエネルギーによって覆われており、効果がなかった。



現在、スキルや魔法を使える自衛隊員はダンジョン外での使用を禁止されている。

また、ステータスというものがあるそうなのだが、ダンジョン外に出ても強さは同じであった。



今でこそ、ステータスを抑えるリングが開発され、普通に暮らせているが、リングがなかった時は大変だったと聞く。


扉を開けようとしたら力が強すぎでドアノブが取れたり、食事をするにしても箸すら持つことが出来ない。


ちなみにリングはダンジョンに潜った人は必ず腕につけなければならない。




☆ダンジョンの深さについて


これはまだ仮説でしかないが、ダンジョンの深さはダンジョンが発生した時の震度やマグニチュードに比例しているのではないかと言われている。

京都のダンジョンが5階層だったことを考えると1番深いと推定されるダンジョンはアメリカ、フロリダ州のダンジョンでおよそ90~100階層だと考えられている。





そして状況が一転したのがつい1週間前のこと。




ダンジョン研究チームが衝撃的な新たなる研究発表をしたのだ。



ダンジョンが発生した時から徐々にだが、重(・)力(・)が(・)な(・)く(・)な(・)っ(・)て(・)い(・)る(・)と(・)い(・)う(・)こ(・)と(・)を(・)




ありがとうございました!

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