ミノタウロス②
導入部分ももう終わります
コメントなどもよろしくお願いします!
「ディセンズ!!!!!!!」
渾身の力を込めてミノタウロスの大剣に剣技を叩きつける。
火花が散る。
歯を食いしばる。
力では勝てるはずもなく横に吹っ飛ばされる。
「ぐはっ!」
受け身もとれずに地面に何度もバウンドする。
(くそっ!ポーション。あれ?)
手を動かそうとするが、動かない。右腕はすでに感覚がなく、左腕も腫れ上がっている。
(痛い痛い痛い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い熱い熱い熱い熱い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い痛い熱い)
痛いとかそういう次元の話ではない、気絶してしまえば、どんなに楽なことか。
だが気を失った瞬間死は確定してしまう。
もはや涙もでない
右足も本来ならば曲がらない方向に曲がっている。
腫れ上がっているが辛うじて動く左手を使い、激痛に耐えながら、マジックバックの中からポーションを取り出す。
もうポーションの栓を開けることすらできないので、口に加えて、噛み割る。
口の中を切るがどうせ回復するし、今更その程度の痛みが加わったところで何ともない。
(はあっ、はあっ)
ポーションを飲んで、痛みがひいていく。
(くそっ!)
足が震える。もう一度攻撃を受ければ死ぬ。ポーションがもう残っていない。
怖くて足が動かない。
ミノタウロスの足音が近づいて来る。
「プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール、プラズマボール、ファイヤボール」
爆風が熱い。煙でミノタウロスが見えないがこれくらいでは、ダメージがはいっているかも怪しい。
煙の中からミノタウロスが姿を現すが、ところどころ傷はあるだけで気にした様子はない。
ほとんどは剣で防がれていると思うが、魔法を操作してちゃんと本体にあたっているのもあるはずなのだが・・。
(こんなことなら剣技じゃなくて、もっと強い魔法を取っておくべきだった)
「ブースト」
「チェイン」
魔法をかけ直し、MP回復ポーションを飲む
ミノタウロスが駆け出す
ありがとうございました




