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ミノタウロス①

導入部分が長くてすいません


根気よく付き合ってくれるとありがたいです。


コメントなどもよろしくお願いします





「すごい…」




扉を開け、目に入ってきたのは草原だった。

そよ風が吹き、草木が揺れ、さっきまでの洞窟のようなところが嘘だったようだ。

久しぶりに空を見ると、なんとも言えない気持ちが込み上げてくる。

日差しが気持ちよく、何もかも忘れて昼寝でもしたい気分になる。




だがそうさせてくれない存在が目の前にいた。




殺気を垂れ流し、今にも殺しにかかって来そうだ。





成人した人間なんて比べものにならない程ほど大きい。

200cm後半はあると思う。

頭からは二本の立派なツノが生えており、人間ではとても持てそうにない大剣を装備している。




(ミノタウロスか?)




牛のモンスターというイメージがあったが、普通に二足歩行であり、焦げ茶色である。




まだかなり距離があるが、肌にピリピリくるほどの殺気を感じる。





「グォォォォォォォォォォォォォォォォ」





(うおっ!)




ミノタウロスはただ叫んだだけだ。

それだけなのに押しつぶされそうになり、呼吸がしづらくなる。

普通の人間ならばこれだけで意識を失っているだろう。

オークの時とは比べものにならない。




ミノタウロスが前屈みになる。




(来る!)




短剣を構える。




(はやっ!)




その大きさからは想像もできないほどの速さで距離を詰めてきた。





上から剣が迫ってくる。




横に跳び回避




剣が地面に深々と刺さる。

直撃したら確実に死ぬ。




回避しながら魔法を使う。




「ディクレイン」




「チェイン」



相手のステータスを下げる。





「プラズマボール」



「ファイヤボール」




エレキボールもファイヤボールも剣で簡単に塞がれてしまう。

初級魔法では通じなくなってきた。





(あまりダメージは期待できないが…)




「サンダーボルト」




(魔法って剣で斬れるのか…)




上から落ちてきた雷を剣で斬ってしまった。

しかもディクレインでステータスを下げられた状態で、だ。




ミノタウロスの剣が青く光る




(当たり前のように剣技を使ってくるか)





「ブースト」



「チェイン」



自身の速度が2.25倍になる。




ミノタウロスはその場で大剣を水平に振るう。





(なるほど。斬撃をとばす剣技か)




斬撃を見て、しっかり回避する。



今度はこちらから行く



ミノタウロスに向かって一直線に突っ込んでいく。



ミノタウロスの剣が赤く光り、上から死が迫る。




「バックチェンジ!」



ミノタウロスの大剣が大地をえぐる音が前方から聞こえる。




(遅い!)




「紅蓮嵐山」




炎を撒き散らしながら、ミノタウロスの背中に深く傷を入れていく。




(よし!紅蓮嵐山がはいった!)




やけど状態にはならなかったが、かなりのダメージを与えられたはずだ。




着地と同時に距離をとる。




ミノタウロスがこちらを向き、突っ込んでくる。



剣が黄色に光っている。




「バックチェンジ」


  


ミノタウロスの剣技が発動されると同時に背後にまわる。




(あっ、死んだ)



世界が遅くなる。ミノタウロスの剣が横から迫ってくる。

黄色の剣技は回転斬りだったのだ。

当たれば確実に真っ二つにされる。かと言って受け流すにももう遅い。





「ディセンズ!!!!!!!」






ありがとうございました

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