表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/54

新たなる緑色

コメントなどもよろしくお願いします




歩くこと数十分




(あれかー)




目の前に一体のモンスターがいる。

それは、身長は140センチぐらい。小学校高学年から中学一年生ぐらいの人型モンスター。

だが決定的に違うところが一つある。体の色が緑色なのだ。

そう、あの「ゴブリン」である。




「グギィィィィ」




目の前にいるゴブリンは斥候だろうか?

ゴブリンは群れをなすはずなのだ。まあこの情報自体漫画からの知識なので全くと言っていいほどあてにならないが。




(一体ぐらいならいけるか?)




ゴブリンの手には短剣が握られている。刃こぼれがひどく、もし切られでもしたらとてつもない痛みが伴うだろう。

この場合「切られる」ではなく、「えぐられる」になりそうだ。




しかし、他の短剣は今の俺にとってすごく魅力的だ。たとえ刃こぼれがひどくても剣は剣だ。

あれを奪うことができればやっと「バッシュ」を使うことができる。




あと懸念があるとすればいかに相手がモンスターであれ人型なのだ。

殺す時、人の形をしているか、していないかではわけが違ってくる。

一切の躊躇なくして殺すことができるとは限らない。

殺すことを躊躇してしまえば、殺されるのはこちら側だ。




「すーはー、すーはー」




(よし!)




深呼吸をし、覚悟をきめる。ゴブリンの死角となる後ろから、足跡を立てないように慎重に近づく。




「ふっ!」




そして後ろから全力でゴブリンの横腹に蹴りを入れる。

ゴブリンの身長的に殴るより蹴った方がダメージが大きいと思ったからだ。



「グギャ」



ゴブリンの体が少し浮き、横に飛んでいく。短剣を手放したので、すかさず短剣を拾っていまだ起き上がれていないゴブリンの首もとに短剣を深く刺す。



手足を動かし、抵抗してくるがそのまま押さえつけて完全に動かなくなるまで首元に短剣を刺す。



「ふんっ!」



「グギィ、ギィィぃ」



初めて人の形をした生き物を殺した




「はあっ、はあっ」




思った以上に息が上がっている。疲れがこみ上げてくる。

心臓の鼓動が早くなっているのが自分にもわかる。




「くそっ!」




やはり今のゴブリンには仲間がいた。

休むことさえままならない



「グギィィィィ」




新たにゴブリンが三体走ってきた。










ありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ