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転生令嬢ヴィルミーナの場合  作者: 白煙モクスケ
第1部:少女時代
5/336

1:1:登場人物激増の夏

ちょっと文章量が多いです。

大陸共通暦1757年:ベルネシア王国暦240年:晩夏。

大陸西方メーヴラント:ベルネシア王国南部:クェザリン郡。

―――――

 9歳になったヴィルミーナはますます美しくなっている。

 大陸西方コルヴォラント人との混血であるため、ヴィルミーナは一般的な大陸西方メーヴラント人の特徴――たとえば、レーヴレヒト・ヴァン・ゼーロウなどのような栗色の髪、深い青色の瞳、乳白色の肌、とは少し違う。

 長い髪は滑らかな光沢を持つ薄茶色のストレート。愛らしい双眸は紺碧の瞳。白い肌もどこか色調が濃く感じる。

 両親の良いとこ取りした繊細な面立ち。プリマドンナのようにしなやかで華奢な肢体。

 まさに『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』な美少女だった。


 しかし、その美少女の中身は、現代日本で高等教育を修め、博覧強記な知識と教養を持ち、ブラックエコノミーで揉まれた狡猾でタフなウン十歳のバ……淑女だった。


 そのことを本人以外で唯一知る『秘密の共有者』レーヴレヒトは、渡された提案書に目を通して、片眉を上げた。

「新型馬車? なんで馬車?」

「最近、馬車に乗ってるとお尻が痛いのよっ! どれだけ良いクッション使ってもねっ! 私のお尻を守るために、快適な乗り心地の新型馬車を作るっ!」

 成長して身長体重が増したことで、これまで気にならなかった馬車の振動が体に堪えるようになったのだ。

 実際、地球史においても馬や馬車の長距離移動は何よりも根性が求められたし、騎兵は痔瘻に悩まされていたから、ヴィルミーナの要望はある意味でこの時代の誰もが要求していることでもある。


 レーヴレヒトは熱烈に語るヴィルミーナの小さな尻を一瞥し、

「しかし、馬車となると、これまでの料理や小物雑貨とは次元が違う。いろいろ隠し切れないかもしれないぞ。そこはどうする」

「レヴ君が上手くやって」

「また無茶を言う……」

 ヴィルミーナの即答を聞いてげんなり顔を浮かべた。


 ※ ※ ※


 プリンを食った2年前の初夏。

 あの年以来、ヴィルミーナはレーヴレヒトと頻繁に手紙をやりとりし、さらには、母ユーフェリアにねだって毎年クェザリン郡代官ゼーロウ男爵家を訪問し、半月から一月ほど滞在するようになっていた。


 無論、その真意は『秘密の共有者』であるレーヴレヒトとあれこれ“密談”するためだ。

 ヴィルミーナは大富豪の大貴族令嬢だが、その生活には大いに不満があった。ぶっちゃけこの時代の大貴族より、現代日本の中産階級の方がずっと快適な暮らしをしている。自動車や家電などの文明の利器、高水準の衛生、豊かな食生活、多種多様な娯楽、便利なスマホやパソコンなどの情報機器、化粧品一つとっても、日本の量販店で手に入る安物の方がずっと高品質なのだ。


 前世記憶が覚醒して以来、ヴィルミーナは快適な現代日本の記憶とこの世界の現状のギャップに苦悶していた。ふと夜中にカップラーメンが食いたくなっても、絶対に手に入らないという現実。

 我慢に我慢を重ねた末、忍耐力が擦り切れたヴィルミーナは決断する。


 無いなら作ったろ。


 前世が野心家で上昇志向が強く超行動的だったが所以の決断であろう。

 が、独断でガツガツ行動するほど無謀でもなかった。


 前世で女子学生世界と社内権力闘争で揉まれたヴィルミーナは、『目立つ』ということの危険性をよく知っていた。自身の持つ高度に進んだ知識を見境なく用いれば、『金の卵を産むガチョウ』として狙われることもよく分かっていた。


 相談を受けたレーヴレヒトも、自重ないし慎重な判断と行動を勧めた。

『君が金の卵を産むガチョウだと分かった場合。周囲は必ず獲得に動く。穏当な手段なら、嫁取りか婿入りだな。君は王族だから国内だけでなく周辺国からも縁談が持ち込まれる。次点が囲い込みだ。下手をすれば、幽閉されてひたすら知識と情報を搾り取られる人生だな』


 大袈裟ではない。マイセン磁器の開発逸話を紐解くと、その開発者は技術漏洩を防ぐため、死ぬまで監禁されたという事実がある。現代でも最先端軍事技術の開発に関わる者達は常時政府の監視下に置かれていた。高価値の知識や技術とは、そう扱われるものなのだ。


『強硬策としては、君を拉致誘拐し、無理矢理従わせることだ。その場合、強姦や拷問といった直接的な暴力から、家族や友人の命を狙うといった脅迫、薬物や魔導術を使って精神的に支配する、といろいろ考えられるが、いずれにせよ、アヘン窟の売春婦みたいな扱いだな』


 つまりは情報漏洩と危険に巻き込む可能性から、母ユーフェリアや家族同然の家人達にも前世記憶云々を明かすことは出来ないということだ。この9歳児ホントに怖いわぁ、と眉を下げるヴィルミーナへ、レーヴレヒトはさらに追加した。


『懐柔も奪取も出来ない場合は君を殺害する。特に、軍事技術あるいは軍事転用可能な技術で注目を引いた場合、この国と敵対している国の連中が殺し屋を送り込んでくることは十分アリだ。もちろん、国内も油断できない。利権や権益を損なう連中は君を殺そうとする』


 慄然としたヴィルミーナに、レーヴレヒトは言った。


『解決策は国に保護して貰うのが良い。率先して役立つ知識や技術を提供して『天才』として扱ってもらう。ただ目立つから敵も増えるし、行動も制限されるだろうけど、確実だ』


 それは嫌だ。とヴィルミーナは即答した。


 基本的人権と個人の自由と権利を尊ぶ文明人としては、そういう制約の多い人生は望ましくない。いずれ避けられないかもしれないが、出来る限り先送りしたい。


『モノ作り関連はどうしても目立つから、やりたいなら細心の注意を払う。方法や手法の類も大規模で目立つものは避けろ。実行する場合は、周囲の目をそらす工夫が必要だ』


 このガキこそなんで周囲の目を引いてないのやら、とヴィルミーナは慨嘆する。

 レーヴレヒトこそ天才の類だろう。こんな嫌な知恵の回る9歳児なんてありえない。チート持ち? チート持ちなの? ホントは転生者だったりしない?


 それから、レーヴレヒトは無自覚に言った。

『後は信用できる相手に協力してもらうくらいかな』

 ヴィルミーナはチェシャ猫のようににんまり笑った。

 協力者ならもういる。

 めちゃくちゃ頼もしいのが目の前に。


 ※ ※ ※


 ヴィルミーナとレーヴレヒトは、代官屋敷の小菜園でハーブを摘まんでいた。ちなみに、性差成長の関係か、ヴィルミーナはレーヴレヒトより拳一つ分ほど背が高い。

 傍目には仲良しの二人が土いじりをして遊んでいるようにしか見えない。が……


「でも、このサスペンション? ダンパー? の開発はかなり難しいんじゃないかな。ヴィーナ様の前世では当たり前に作られていたんだろうけど、こんなのそこらの工房では作れない。適正な素材を探すだけでも年単位ものだぞ」

「そこは私も理解してる。これまで以上にお金とアイデアを出すわ」

「そうは言うが、これはかなり掛かるぞ? 大丈夫か?」

「大丈夫。投資でガッツリ稼いだから」

 会話の内容は生臭かった。というか、9歳児の会話じゃない。


 ヴィルミーナは『快適生活』を実現すべく、準備はゆっくりと少しずつ、だが、確実に進めていた。まずは資金調達。ママにおねだりするのは手っ取り早いが、自由になるお金はいくらあっても困らない。


 そこで、小遣いを元手に投資を始めた(小遣いというには大きな額だったが)。

 時は近代初期、外洋進出時代。何が儲かるかよく知っている。香辛料、嗜好品、陶磁器、繊維物、奴隷、包帯と薬品、武器弾薬。奴隷と嗜好品には手を付けない。人身売買は倫理的に受け付けないし、嗜好品はアヘンなどが気に入らない。


 加えて、王妹大公の母に付いてあちこちの茶会や夜会、催し物などを回れば、お偉いさん達や金持ち連中から情報をいくらでも得られる。一種のインサイダー取引だが、政商という不公平不公正商業の権化が幅を利かす時代だ。インサイダー取引や談合など日常茶飯事。違法ですらない。


ユーフェリア:ヴィーナ。お金が必要ならママに言ってくれれば――

ヴィルミーナ:お母様、私なりに社会勉強してるだけよ。ちょっと儲けを伴ってるだけ。

ユーフェリア:……なんて頼もしい。


 そんな母娘の会話があったりなかったり。とまれ、順調に資金を増やしていると、商人達から『幼女実業家』なんて言われるようになった。あかん、目立ってもうた。


 なんで代理人を立てないのか、と呆れるレーヴレヒト。ご説ごもっとも。

 どうしよう? と困り顔のヴィルミーナへレーヴレヒトは二つ選択肢を提示した。

A:大損してこれまでが『マグレ』だったと思わせること。

B:開き直って商売の才能があるという方向で突っ走る。

 そりゃあ……損するのは嫌やし?

 かくて、サロンで金持ちのおっさん爺さん達と腹黒い会話を楽しむ幼女が爆誕した。


「分かった……馬車の方はこっちで何とかしてみるが、他のモノ作りはちゃんとカバーを利かせてるんだろうな? そっちまで明け透けにやれたら、もうどうにもならないぞ」

「子供の無邪気な疑問や発想の体でアイデア出しはしてるけど、それ以上が必要なことはやってない。大丈夫よ。まあ、おかげで変人扱いもされてるけど」


 ヴィルミーナは嘆息をこぼす。正直、精神年齢ウン十歳の身で無邪気な幼児の振りをして知識や情報を提供するのは、中々クルものがある。コ〇ン君はよぉやるわ。


 しかし、そのおかげでこれまでの開発物、“発明”品、生産物にヴィルミーナの名前が出てくることはなかった。

「前世記憶云々なんて実際は物狂いと思われることだろ。変人扱いで済めば上々だ」

 容赦のないレーヴレヒトに、ヴィルミーナはイラッとして嫌味を吐く。

「……私はその前世記憶云々で精神年齢がアレだけど、レヴ君はホントに9歳か疑問よね」

「お褒め頂きどうも」

 澄まし顔で受け流すレーヴレヒト・ヴァン・ゼーロウ9歳。こんな9歳いねェよ。

 とはいえ、ヴィルミーナは自分がレーヴレヒトの早熟というか老成した人柄に『甘え』ている部分を認めていた。

 

 この世界で唯一、前世記憶との絡みで家族にすら言えない悩みや愚痴や不平不満を遠慮なくぶつけられる相手。加えて、尋常ならざるほど聡明だから、前世記憶に基づくアイデアを如何にこの魔導文明近代初期社会と適応した物にするか等々、いろいろと相談することもできる。『甘え』ない方が難しかった。


 それこそ毎月のように手紙のやりとりをしている。最初の内は礼節正しい文面で応じていたレーヴレヒトも、この頃ではぞんざいな文面で返すことが多い。

 たとえば、数か月前、三十枚に及ぶ分厚い手紙(内容の八割は愚痴)を送りつけた際は、

『大概にしろ』

 という殴り書きが返ってきた。


 2人が子供らしくない会話を交わしていると、ゼーロウ家の家人がやってきた。

「レーヴレヒト様、ヴィルミーナ様。御昼食のお時間です。食堂にいらっしゃってください」

「ありがとう。手洗いをしたらすぐに向かう。行きましょう、ヴィーナ様」

 対外用に礼儀正しくヴィルミーナへ声を掛けるレーヴレヒト。この身の変わりの巧みさ素早さ……やはりサイコパスの気がある。

「ええ、レヴ君」

 ヴィルミーナは微苦笑をこぼした。


                      〇


 昼食後、レーヴレヒトと悪企みを再開しようとしたところ、ユーフェリアに呼び止められ、客室へ移った。

「さっき早馬で報せが届いたの。王宮の御茶会に御招待されたから、予定を切り上げて帰ることになったわ」

「王宮の御茶会?」


 前世記憶が覚醒して以来、現代日本人メンタルが強いヴィルミーナにとって、堅苦しい王宮茶会など面倒でしかなかった。御用商人や懇意の商会と金儲けの話し合いをする方が楽しい。


 あからさまに『めんどくせーなあ』という顔つきのヴィルミーナを見て、御付侍女メリーナは思う。うっとこの御姫さんはほんとに表情豊かで顔芸してるみたい。


「秋の諸方御機嫌伺には早くありませんか?」

「私的な御茶会だそうよ」

 母である王妹大公ユーフェリアも歳を重ねて益々艶やかになっていた。俗な表現をするならば、滴るような美熟女である。実際、夜会に出れば、下心丸出しの殿方連中が次から次へとやってくる。そんな連中を思わせぶりに、だが、塵でも払うようにあしらう。それが、ユーフェリアだ。

 目を剥くほど高価な東方磁器のカップを口元へ運び、ユーフェリアはしれっと続けた。

「ちなみに、行くのはヴィーナだけよ」


「ええっ? どういうことなんです?」と愛らしい目をぱちくりさせるヴィルミーナ。


「王侯貴族子女の親睦会、という名目みたいね。御呼ばれしてるのは子供達だけ」

 ユーフェリアはカップを置いて言った。

「ヴィーナは来年の春から王立学園に入るでしょう?」


「はい、お母様」

 ヴィルミーナは首肯を返した。


 欧米の入学シーズンは一般に9月スタートだ。これは主要産業が農業だった時代、主食である麦の播種と収穫シーズンを考慮したためだという。この大陸西方も同様のはずなのだが……日本式に春入学。これはどういう理屈なのだろう。


「貴女のいとこである第一王子殿下も同い年だから、来年に王立学園へ入学するでしょ?」

 ユーフェリアの追補を聞き、ヴィルミーナは「ああ」と合点がいく。

「殿下の側近衆や婚約者候補のお披露目、ということですか」

「ヴィーナの察しが良すぎて、ママはちょっとつまんない」

 ユーフェリアが唇を尖らせた。ヴィルミーナはくすりと小さく笑った。そりゃまあ、ガワはともかく中身は9歳+ウン十歳。ママより年上だからね……


「それにしても、入学までまだ半年はあるでしょうに、気が早くないです?」

「入学式までに何度か繰り返して絞り込む気だと思う。たしか、兄上が王立学園へ入学する時はそうだった」


 ユーフェリアの言う兄上とは、現国王陛下だ。整った面差しに微かな翳が滲む。ユーフェリアは家族――現国王や王太后と深刻な確執があった。怨恨を抱いているといっても良い。とはいえ、その確執と怨恨に娘のヴィルミーナを付き合わせない分別も持ち合わせていた。


「ま、ヴィーナはいとこだから婚約者には選ばれないわ。代わりに、婚約者候補者達の後ろ盾になることを頼まれるだろうけれど……ま、その辺は好きになさい」

「好きにして良いんですか?」

「私は派閥に与してもいないし、今後も与する気はないからね。ただ王妹大公の爵位は私の代限りなのよ」


「え? そうなんですか?」初耳だった。ヴィーナは眉を下げて「では、私は将来的に貴族籍から抜けるので?」

「大公家は継げないけれど、王家親戚衆に組み込まれるからヴィーナ自身は女伯になるわ。家としては、ヴィーナと将来結婚する旦那様が新たに家を起こす感じかな」


「なるほど」

 なかなかにややこしい扱いのようだ。ヴィルミーナは少し考えこみ、

「その旦那様が平民だった場合は、ひょっとして平民落ちですか?」


「もちろん。貴種が貴種たるは如何に青い血の濃度を維持するか、だからね」

 母の肯定を受けて再び考えこむ。

 そこへ、ユーフェリアがにやりと微笑んで告げた。

「レヴ君をお婿さんに取るなら、ママがどんな手を使っても実現してあげるわよ」

「?」ヴィルミーナは怪訝そうに眉根を寄せて「なんでレヴ君の名前が?」

「あれ?」ユーフェリアは目を瞬かせて「今、レヴ君のことを考えたんじゃないの?」

「え?」

「え?」

 娘と母は互いに小首を傾げた。どうやら互いに認識がズレているらしい。


「お母様。私は今、将来の旦那様のことではなく、貴族籍であり続けることの価値と平民落ちした場合の損得を考えていたんですけれど……」

「ママは、ヴィーナがいずれ貴族籍を抜けることになるレヴ君を婿に取るつもりなのかと思いました」

「ないです」とヴィルミーナは即答した。

「えっ? ないの? あんなに仲良くしてるのに?」

「レヴ君に恋愛感情を抱いたことは一度としてございません。レヴ君も私を異性として見てませんよ」

 というか、あいつはたまに面倒事を持ち込む迷惑な奴と見てる節すらある。


「ええ……」

 困惑する母ユーフェリアへ、ヴィルミーナはおどけるように小さく肩を竦めた。

「私達は親友です。それ以上にはなりませんよ」

「……それは、どうかなあ」

 ユーフェリアはにやりと微笑み、カップを口に運ぶ。

「? ? ?」

 ヴィルミーナは母がなぜ楽しそうに笑っているのか分からなかった。


 ただまあ……予定より早くクェザリン郡から王都に帰ること、強いては、予定より早くレーヴレヒトと別れることが少し寂しいのは事実だった。

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