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悪党がゆく  作者: ばん
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帝国と地上げ

 帝愛もびっくりのホワイトな職場を目指しています(ホワイトにするとはいってない)


 でもまぁ、色々と参考にした。チンチロリンとかペリカとか。1日外出権は無理だけど1日まったり権(有給)を設定したし、各班の班長も決めた。頑張ればビールだって飲める優しい職場。うまい食事。病気は強制的に治すし健康優良児になれます。


「とりあえずこの拠点の入り口に俺たちの拠点も作る。いわば、玄関。そこに現場監督用の休憩用のプレハブを設置する」


 土を均すのは、土属性のグループ。こいつらが1番高給取りだ。


「プレハブってなんですか?オニヅカさん」

 土グループ班長のアービグ。いい歳したおっさん

「見たらわかる。土魔法で土を平らにしろ」


「ハイ!アース!」


 アースって。やっぱり土はカッコよくない不遇の属性……

 まあいいや【お取り寄せ】どすん


「これがプレハブな。俺たちが休憩する場所だ。では、ポンプは工事の方を頼む。俺は内装やっとくから」


「わかったぜ」


 作業服に着替えさせたし、道具も持たせたりして現場監督っぽい雰囲気のポンプ。


 まず、俺たちがするのは、ため池っぽいダムだ。上流というほど高配もないので土を盛ってその中を固めてダムにする。もんじゃ焼きのドテみたいな?もんじゃダムを作る。そこから供給する形にする。雨降らしくんをナナリーに作らせてダム周辺に設置しておけば、水を撒く必要もない。中の水は水魔法グループの仕事だ。無論、水手当てが出る。拠点の水にも手当てを出すし、案外こちらのグループが先に1日まったり権を獲得するかもしれない。

 役立たずの火と風魔法のグループは肉体労働だ。有効活用は後で考えよう。そんなに数もいるわけじゃないので、ナナリーの方を手伝わせるのもいいが、こちらの人手が減るのは計画の遅れを意味する。ナナリーから要請がない限りヘルプはしない。



 有効活用を考えつつ、内装を終わらせた。中は快適性を重視した。アンディのところから派遣されてくる奴らに引き継いでマッチの家探しをしよう。

 スープと肉野菜炒めを作る。野菜でカサ増ししていくスタイル。焼肉のタレという味の暴力で殴りつける。どうだ肉食ってる気分になるだろう!


「あの~オニヅカさまですか?」

 外で豪快に料理をしているとアンディのところで見かけたことがある男が2人

「おう。来てくれたか。まあ座れ。説明するから」

 5人分はイスを出してある

「は、はい」


「まず名前な。俺のことは知ってるだろうから省略。で、俺の仲間のポンプが今、現場に出て監督してる。基本、ポンプが1番偉いし、1番強いと思っててくれ。俺はいつもいれるわけじゃないからな」

「お話は伺っております。私はスワ。こちらがハロです」

 やっぱどこか悪の匂いがするな。スワは冷徹な感じがするし、ハロは笑顔が怖い系

「よろしく。奴隷たちには過度な暴力は禁止な。主な業務は見張り。で、そこにあるのが休憩するプレハブっていう簡易的な家だ。メシは3食出す。何か質問は?」


「はいはーい!見張ってれば何しててもいいですか?」

 やっぱり狂気あるねハロくん

「なんでもってわけじゃないが……なにしたいんだ?」

 まだ計れてないのでいちいち怖いな

「退屈なんで体を動かそうかなーって」

「あーそういう系ね。ポンプが色々知ってるから教えてもらうといい。あとで紹介する」


 うーん、娯楽用のスポーツがいるかもしれん。鍛えるってタイプでもなさそうだが後で聞こう。サッカーはまぁたまにやってもいいが、けん玉とか?ハイパーヨーヨーとか?んー出しておこう。


「スワは何かあるか?」

「ありません」

「退屈かもしれないが、勉強をしててもいいし、サボらなければ遊んでいてもいい。努力する時間だと思ってくれ。で、あとでアジトの場所を教えるからついてきてくれ」


「「わかりました」」


 プレハブに案内したり、1人遊びを教えたりしてみた。一応、これをネタに商売はするなと言ってある。バレたら速攻潰す。


 そうこうしてるうちに昼になり、休憩しに帰ってきた。


「おつかれ。どうだった?」

「兄貴のいう大きさのダム?にするには結構時間が掛かるかも知れないぜ」

 そういうもんだ。ダムなんて。

「気長にやるしかないだろう。紹介する。スワとハロだ。アンディのところからきた」

「スワです」「ハロです」

「ポンプだ」


 はいはいいつものね。


「体を鍛えたかったらポンプ先生が頼りになるぞ。まぁおいおいやってくれ。メシにしよう」


 テーブルにはもうメシがあるし、奴隷たちも待ってる。

「食後1時間休憩して再開な。いただきます」

「「「「「いただきます」」」」」


 声が野太い。わっさわっさ食ってるなぁ。


 食後。

「じゃあちょっと緊急時の打ち合わせする」



 ルールを決めて、ローテーションを組んで、パターンを頭に入れる。

 問題が発生した時の優先順位も決めた。


「では、アジトに行こう。午後からもポンプよろしく」

「了解」



 スワとハロをアジトの前まで連れて行く。

「ノッカーを勢い良く何度も叩け。それだけでいい。誰か出てきたら名乗って俺を呼んでくれって言えばいい。俺が不在でも、そこまでが仕事だ。あとは安全なところにいろ」


 責任持てないしここが限界だな。


「「わかりました」」

「では、拠点に戻っててくれ。夜にまたそっちに行く」


 ちょっとアジトの中に入って休憩して、まずは地上げに取り掛かろう。

 正面の家でもいいし、裏でもいい。左右はそんなに。避難所の意味もあるからよくよく考えないとな。敵は正面から来るならその背後の、うちの正面の家から背後を強襲するか?裏には塀があって地雷あるし、やはり正面からの攻撃の対策だな。人通りがないわけじゃないし、監視もしやすい。敵の起きたいところに配置する。


 またアジトから出て正面の家に行く。確か……いや、今誰が住んでるかなんてわからん。入れ替わり激しいからなぁ。


ドンドン!!

「おーい!誰かいるか?」

ドンドンドン!!

「おーーーーい」

ドンドンドンドン!!


 自分でやっててうるさくなったのでやめよう。


「なんだい昼間っから」

 へ?女?

「正面の家に住んでるオニヅカだ。話がある」


 お邪魔する。お邪魔されたくなくてもお邪魔する。


「ちょ、ちょっと!」

 汚いなー

「住んでるのはお前1人か?」


「女4人さ。あんたの家の周りは治安がいいからね」


 そんな予感は女が出てきた時点でしていた。

 どうすっかなぁぁぁ

「ここらで体売ってないだろうな?」

「あたしらはそんなことしないよ!}

 キィキィうるせぇ。

「じゃあ何してるんだよ」

 唐突にやってきて尋問されてるのは考えてみればおかしな話なんだが

「店だよ。食い物を売ってるのさ」

 あやしい食べ物売ってそう……


「その店はどこにある?」

「んなこと言わなくていいだろ」

 警戒されてる。潰したりしねーよ

「はぁ。単刀直入に言うとだ、ここから出て行けって話だ。まぁ聞け。いきなり言われても困るだろう?だから事情を言え。力になれるかもしれんぞ」

 めんどくさいことになりそうだ

「スラムの王のオニヅカ様があたしたちの力になってくれるのか!?」


 なんだスラムの王って。君臨せずともってやつか?何もしてなくても勝手に誰かが言い始めたパターンだぞそれ。


「代わりの住処ぐらいなら用意してやる。そんだけだ」


「いきなりやってきて出て行けってのは横暴じゃないか」

 スラム民特有のゴネ得モードに入ったな。

「そうか。嫌なら口を利けなくしてもいいんだぞ。俺とは交渉するな。事情を話せばいいんだ。さっさと話せ」


 元々ここは弱肉強食。弱いものは従うしかないんだ。

 オキテを思い出したようだ。ぽつぽつと事情をやらを話し出した。


「やっと4人で店を持てたんだけど、住むとこまでは無理だったのさ。だからスラムに住んでるってだけさ。店が繁盛してお金を貯めたらスラムなんかからすぐ出て行くさ」


 はー、こいつらは成功者の部類に入るな。よっぽど恵まれている。


「で、金が溜まってないってことは、商売がうまくいってないんだろ」

「そうだよ。来月には夢だった店も手放さなきゃいけないかもしれないんだ」


「食い物って飲食か?」

「違うよ。あたしたちは豆屋だよ」


 マメ?豆?大豆?ビーンズ?


「豆が売れてないのか?」


「まずいからね。豆」


 そういえば、豆の地位って低かったような。安いスープに入れたりするぐらいで……そういうスープを出す店は地雷だ。味なんてどうでもいい店が豆を使う。


「捨て値で仕入れたのをそのまま売ったって商売になるわけねーだろ」

「あたしらが手を出せるのが豆ぐらいだったんだからしょうがないだろ」


 よくそれで商売しようと思ったな。

 せめて芋にすりゃいいのに。豆って。どうにもなんねーぞ


 豆腐屋にしてもいいんだがな。設備投資が……ってそうじゃない。

 やるなら豆乳だろうが、まずいからな。砂糖を入れたら飲めるが砂糖は高級品。詰んでますね。

「やめちまえそんな商売。娼婦ぐらいにしかなれないぞ」

「あたいらだってわかってるさ。どうしようもなくなったらそうするって決めてんだ」


「あーそう。今なら娼館に紹介してやってもいいがな。まぁ考えておけ。1ヶ月後にまたくる。その時までにどうにかよそに家を借りるか、さもなくば出て行け」


 がっかりだ。


 ってこんなことをしている場合じゃない。さっき思い出したが、地雷!

 撤去しないとララが踏む!


「そんな!待っておくれよ!力になってくれるんじゃなかったのかい?!」

「ええい離せ!急用を思い出したんだ!【スリープ】」


 ぶん殴るのはさすがにやめておいた。


 まずいまずいほんとに一刻も早く撤去しないと芝生が!アジトが!



 よし、まだセーフだ。隅っこだしな。


「緊急事態だ。全員集合しろ!!」



 大声で呼ぶ。

 来たのは双子・ラルゴ、ジーナ、ララだ。

「よし、ララが来たな。とりあえずジーナはララを閉じ込めておけ。出て良いというまで絶対に出るなよ」


「は、はい!」


「なにがあった?!」

 ラルゴにも説明しないと。

「頭を出せ。【インストール】」

 地雷の説明と設置箇所、踏んだらドッカーン!を入れた

「まだ踏んでなくてよかったぜ。今から撤去するぞ。【お取り寄せ】金探」


 はぁ。心臓に悪い。


「こんなの仕掛けてたのか?ララが踏んだら……」

「そりゃ死ぬ。体重が軽くて作動しないかもしれないが、これから大きくなるしな。わかったな?即刻地雷を撤去する。一個ずつやるからな。ソージとセージも出てくるな」


 思い出してよかった。マジ危険。


 金属探知機で特定。目印もずれてない。


 2時間かけてやっと全部処理した。はー疲れた。



「あれ?何してるんです?」

 へ?なんでナナリーがここにいるわけ?

「お前こそプレハブで何してたんだよ!」

「なにってこれからの予定を……」


「聞こえなかったのか?緊急事態だって呼んだだろ」


「聞こえませんでしたよ?」


「ラルゴ、この馬鹿に説明しといてくれ」


 もう知らん。父親から説教されとけ。



 あーもう、ちょっとアジトの防衛も見直さないといけなくなった。

 しかも、ララにも安全で怪我をしないような仕組み。

 探知ライトか赤外線センサーか。……玄関も直そう。無理だ。手が届かないからいいかと思ってたがドアも危ない。


 やるしかないか。

マイクラ動画を1年ぶりぐらいに見ました。

あんなに簡単に作れるといいよなぁーって。


アニソン三味聞きながら、もう1回更新できるかな

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