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011-015 夢の変化

******************************


 深い水底。

 上には桜色の半透明の水。

 満開の桜のように、綺麗な場所。

 静かで、落ち着く場所。


『ここの生活は、意外と快適なのよ』


 雑念も、束縛もない。

 だから落ちて来た()に問う。


『君はそっちで幸せだった?』


******************************



 死神様による臨時集会で、怪盗ホーリーが要注意人物に指定された。

 万が一、交戦になったら殺害しても良い、とのこと。



「何でわざわざ集会にしたんだろう?」


 昨夜の集会が忘れられず、翌日の学校で花菜子に訊ねた。

 屋上には、いつの間にか花菜子が持ち込んだ古びたマットが敷かれていて、花菜子はその上で寝転んでいる。


「簡単な話。あそこの魔法石は異様にデカイ。せやから怪盗ホーリーが持ち去るんにも難易度が高かった。

 とは言うても、手ぶらで帰りとうない。

 そう考えた結果、怪盗ホーリーから魔法石を横取りする予定やった鬼の面の、手にしていた黒い刀あたりを貴重品やー思うて盗ったんやろ」

「なるほど ……」


「まぁ、黒い刀は既に回収済みらしい」

「えっ。じゃぁもう何も問題ないような?」


「ただ、使い物にならなくなっとった。理由は解らん。

 が、黒い武器を無効化する能力がある。そんなん、めっちゃ恐ろしいやん。まして、交戦したら誰の武器が狙われるか解らん。

 せやから先に殺し、っちゅうことやろ」


 あっさりと答えた花菜子が起き上がる。


「まぁ、ウチは紫のやなくて良かったと思っとるけど」


 風がビュッと強めに吹いた。


「え? 今、何て?」

「…… 何でもあらへん」


 花菜子はそう答えて、また横になってしまう。


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