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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

学園の王子様が告白したのは、地味で重い俺の隣の席の同級生。実は彼女、重力が6分の1の『月人』でした。

作者:17
俺の名前は佐藤海斗(さとう かいと)。ごく普通の高校生だ。そんな俺の日常は、二人の“変人”によって、あっけなく壊された。

一人は、隣の席の望月静(もちづき しずか)。大柄で無口な彼女は、まるで外界から隔絶された孤島のように、周囲のすべてに無関心だ。

もう一人は、学園の王子様である橘光(たちばな ひかる)。なぜか、その学園一の人気者が、望月に対して猛烈でドラマチックなアプローチを始めたのだ。

全校を巻き込む派手な公開告白で、望月は一躍注目の的となる。俺はそれを奇妙な学園ドラマだと思っていた。——謎のプロ集団に彼女が誘拐されるのを目撃するまでは。

絶体絶命の危機の中、彼女はその分厚い“着ぐるみ”を脱ぎ捨てた。がっしりとした体の中から現れたのは、まるで羽のように身体が軽く、今にも空に飛んでいきそうな、一人の華奢な美少女だった!

そう、望月の“重さ”は地球の重力に抗うための偽装に過ぎなかった。彼女の正体は、6分の1の重力しか受け付けない希少種族——『月人(げつじん)』だったのである。

『月人』を狩る謎の組織。同じく秘密を抱え、意図的に望月に近づいた橘光。そして、唯一その真実を知り、すべてに巻き込まれた俺。

平凡な人間(俺)と、月からの来訪者(彼女)と、謎に満ちた混血の王子(彼)。接点のなかったはずの三人は、やがてチームを組み、世界の裏側に隠された真実を解き明かすための、過酷な逃亡の旅に出ることになる——。
不協和音
2025/09/14 16:51
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