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「あのさぁ……なんで元気ないわけ?」
翌日。登校した私は生徒会ではなく、教室の机に突っ伏していた。
飽きれ顔で私を見下ろしてるのは親友の桜。
「……おはよ」
「おはよ……じゃなくて。何?あいつと何かあった?」
「うっ……」
さすが親友。鋭い指摘。
桜が言った"あいつ"とはあのバカのこと。
私の親友である彼女は当然あいつとも仲が良い。
「あのね……」
親友の桜になら言ってもいいか。
そう考えて、私は昨日の出来事と、私の胸のもやもやを桜に話し出した。
「……んで?何でか分かんないけど顔が真っ赤になった、と」
「う、うん」
何故か目を輝かせて身を乗り出してくる桜に、私は半身を引きながら頷いた。
「そうか、そうか。しかしまだ、それが何かは分かってない……」
しきりに頷いてる桜に私は首を傾げるばかり。
何か分かったなら教えてくれたらいいのに……
そう思いながらじっと見ていると、何故か満面の笑みを浮かべた桜は、私の肩をポン、と叩いた。
「青春だねぇ」
いや、何が?
訳の分からない桜の言動に詳しく聞こうと口を開きかけたのだけど。
「おー、席につけー」
担任教師の登場により、私の疑問はお預けになった。




