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誹謗中傷とはなにか1

誹謗中傷とは何か。


それを調べるためにまずは似た用語を調べてみました。

誹謗中傷の類義語は、「悪口」「悪態」「罵る」「貶す」「罵声を浴びせられる」などがあります。

つまり、これらの普遍概念は、人または何かを悪く言われることだと分かる。


それでは人を悪く言ったら誹謗中傷なのか、物を悪く言ったら誹謗中傷なのか。


日本政府の見解によると、「根拠のない悪口」「相手の人格を否定または攻撃する言い回し」が該当するようです。


wikipediaで調べてみると、下記のように書いてあります。


誹謗中傷ひぼうちゅうしょうは、人や企業の社会的評価を低下させるような根拠のない悪口やデマを言いふらしたり、またはそれらをインターネット上に投稿したり[1][2][3][4][5][6]、人格攻撃したりする行為である」


よって、創作物の欠点を論理的に説明することや、職場などで相手の欠点を指摘することは誹謗中傷ではないことになります。


補足ですが、それは批判と呼ばれ、主に改善を促す言動のことを言います。


話を戻します。


「人の人格を否定または攻撃する言い回し」は、「社会的な評価を低下させる悪口」を含みます。


そして人格を否定または攻撃するとはどういうことなんでしょうか?


何をもって否定や攻撃されたと感じるのでしょうか。ここが一番難しいポイントだと思います。


例えば、貴方が好きな食べ物を嫌いな人が「これ嫌い」と言ったら否定や攻撃なのでしょうか。

例えば、貴方が学歴に矜持を持っている場合、それを否定されたら否定や攻撃なのでしょうか。


私が思うに、人格とは先天的な性質と経験から成る概念です。人は必ず先天的な色眼鏡の認知と経験から物事を見ます。ADHDの方はその性質から思考が分散しやすく忘れ物をしやすいですが、これは経験ではどうにもなりません。それ故に、健常者よりも注意に認知タスクを割く事柄をしていることもあります。例えばメモ帖を見るとかAIに尋ねるなど。

つまり何が言いたいかというと、健常者とADHDとの間で物事を見る視点のズレが発生して、人格にズレも発生します。

同様に健常者の間でも、知的な仕事の達成速度に差が出ますが、経験から埋めることは困難な領域もあります。

ここでも仕事が早い人間と遅い人間で人格にズレが発生します。


このズレは十人十色であり同じ人格を持つ人間はこの世に存在しないからこそ、先ほどの2つの「どこから人格批判かの例え」を難しくしているのです。


【さらにことを難しくしているのは】、1話で取り上げた理想の自己像と現実の自己像の話も、先天的な性質と経験から成る人格を形成する先天的かつ経験から成る重大な要素があることです。


理想-----------------------------現実-----------------------------------可能なこと


仮に理想の最大値に現在の自分がいると錯覚している人は、現実の事柄だけでなくちょっとしたリップサービスにすら腹を立てるでしょう。


その他にも、先天的かつ経験から成る人格の具体には、以下のような概念があります。


文化的な要因、知的な要因、感情的要因、病的要因、年齢的要因など


人格はこれらメカニズム故に複雑な構造をしており、断定的に普遍的な人格を抽出することは不可能であることが分かりました。


事実この話を強化するように、誹謗中傷のケース紹介を見ると、社会通念的な「名誉感情」は訴えられるが、そうでない名誉感情は法律の範囲ではありません。

名誉感情は時代によっても変化する流体であることが分かります。


さぁ困りました。誹謗中傷とは何か。


現実的な判断が欲しいのなら、法治国家日本の判例を見るべきです。


しかし、私の判断はそれとは異なりますし、日本の考え方は間違っていると思います。


誹謗中傷と対義として言論の自由がしばしば取り上げられ、その概念も非常に重要であり、


どこに線引きをするかは、誹謗中傷(秩序)と自由の対決ともいえそうです。


この続きは、par2へ


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