君の嘘なら喜んで
髪に編み込まれていたリボンの残りが音もなく髪からほどけて、滑り落ちていく。
『私たち…嘘ばかりだったわね。』
そう微笑めば、男は悲しげに唇を噛んで俯いた。
散らばった髪とリボンの残骸を悔しげに睨みつけるその人は、私の婚約者だった。【全五話】
誤字報告ありがとうございます。
『私たち…嘘ばかりだったわね。』
そう微笑めば、男は悲しげに唇を噛んで俯いた。
散らばった髪とリボンの残骸を悔しげに睨みつけるその人は、私の婚約者だった。【全五話】
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プロローグ
2024/04/06 00:00
(改)
ヴォンホード伯爵令嬢ヴィクトリア
2024/04/06 00:00
(改)
ヴェルガモットの香りが消えていく
2024/04/07 00:00
(改)
初めから終わりまで菫で彩った
2024/04/08 01:50
(改)
エピローグ
2024/04/09 00:00
(改)