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9作戦名は――!

今日で2月も最後!早いですね……

 あの後、私が起きると掛け布団がかけてあった。

 メアリーによるとメナードさんが寝落ちしてしまった後、かけてくれたらしい。

 メナードさんは私の部屋に来ても、体調を聞いて私が読んだ本などについて少し話すが、〝悩み事〟については触れないでくれた。私にはそれがとてもありがたかった。


 そして今、私とメアリーは部屋のソファーに座り、真剣な面持ちでメアリーと向き合っていた。

 大切な会議をするために。


「では、メアリー。会議を始めます」


「はい!お嬢様」


「議題は―――」


 ごくり――。メアリーが唾をのむ。


「ドゥルルルルルル―――」


「あ……あの、お嬢様それは?」


 メアリーの横やりが入ったが、


「これは、雰囲気作りで必要なことなので、気にしないでください」


 といい、メアリーには


「そうなのですか……。お嬢様は物知りでいらっしゃいますね!」


 と褒められてしまった。


「では、気を取り直して―――ドゥルルルルルルルルーージャン!私の体力づくり、免疫力アップについての作戦会議です!名付けて、リューナが元気になるよ大作戦!!協力……してくれますか?」


「もちろんです!ネーミングセンスは……ちょっと…あ…す、すごい分かりやすいいい作戦名ですね!ま、まあ作戦名についてはもうふれませんが、その作戦はとても大事なことですもの!」


 さっき、メアリーはなんて言おうとしてたんだろうなぁ~?

 私はなんにもしてない()のになぁ~?


 っと。冗談はおいておいて、メアリーはこの作戦を実行することに賛成で、協力もしてくれるといってくれた。お世話をしているお嬢様(リューナ)が死んじゃったら、解雇されちゃうかもしれないからかもしれないが、リューナの記憶はあるが、ある程度信用のおける人というか、知り合いがせいぜい十数人しかいないため、とてもありがたかった。


 メアリーが協力してくれるのは、予想通りで、

 では、今から本題に入ろう。


「だから、何をすればいいか、教えて下さい!」


「うええ!?考えていなかったのですか!?」


 そう。メアリーの言う通り、完全にノープランだった。体力づくりなんて、前世ではやれなかったし………。


「体力をつければ、免疫力も上がると本で読んだことがあるので、体力をつけたいのですが……」


「えーっと。私の専門は歴史で、得意な分野は語学や経済学なので……健康や保健については、必要最低限の知識しかなくて……」


 得意不得意はあるから、しかたないよね――。


「お嬢様。そういうのはちゃんとした専門家に聞いた方がよいと思います」


「う゛。となるとやっぱり―――」


「はい。お嬢様の専属医様――ローゼ先生にご相談なされた方がよろしいかと」


 あのお医者さん……前、(私が悪いけど)怒られたから、ちょっと苦手意識があるんだよなー。

 正直そう思っていたが、あまり知識がない2人で考えてもいい案は出ず、今日は私の専属医さん――ローゼ先生の休日ということで、明日2人で、聞きに行こうという結論にいたった。

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