42渾身の言い訳!!
「?なんとなくとは?」
そうなるよね~
「シュクレプラントという植物に可能性を感じたのです!!」
「???」
フェルナンドさんは心底わからないと顔で言っていた。
「エディア島に行く前、よくお勉強をしてシュクレプラントという植物があることを知りました。そして、シュクレプラントにはまだ使い道が発見されていませんでした。しかし私はこの植物に何か、言葉にはできないのですが、可能性があるように直感的に感じたのです」
どうだ!私の渾身の防御と攻撃!!
「……フッ。ならばそういうことにしておこうか」
アイムウィン―――。
「分かってくださったようで良かったです」
内心汗をだらだらと垂らしていることがバレないように笑みを浮かべた。
「で、リュリュ天才じゃない!?」
「そうだな……こんなに美味しいものは食べたことがなかった」
素直に褒められると嬉しいですよね~~~!
「ありがとうございます。お父様、一つ質問をいいですか?」
「?……なんだ?」
「クッキーは王国で流行ると思いますか?」
「…………」
沈黙が怖い。私は顔を下に向けた。
「……ろんだ」
「えっ?」
「もちろんだ」
私は顔を上げ、パァァァ!!と笑みになった。
「本当ですか!?」
「ああ。俺も残りのくっきぃとやらを全部食べたいほどだ」
フェルナンドさんは真顔だがキラキラとしている目をクッキーの方へ向けてきたため、さっと私の後ろに隠した。
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