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41ドヤ顔で

後2日~

「フェル!!これ!食べてみて!!」


 ノックもせずフェルナンドさんの部屋のドアをバンッ!と開け、そのまま部屋の中に突っ込んでいったメナードさん。


「!?なんだメナとリュリュか……どうしたんだ?急に」


 そうですよね~すみません。ノックもせずに部屋に入って……。


「うちの娘、天才なの」


 そういってクッキーをフェルナンドさんの口に押し込んだ。


「あわわわ。お、お母様、無理やり食べさせちゃだめですよ?喉に詰まってしまったら大変です」

 

 結構真面目に言った。


「モゴッ―――!?これは……」


「美味しいでしょ!?リュリュが作ったもので、くっきぃと言うらしいの」


 フェルナンドさんが私を凝視してくる。


「リュリュが……そうか」


 一旦目をつむり、何かを考えるような素振りを見せたと思ったら、


「リュリュ、どうやってこれをつくったのだ?」


「それは……」


 私は記憶を掘り出しつつ、エディア島でシュクレプラントという作物を採って帰ってきたこと、色々な方法を使い、それがどうしたら美味しくなるか試行錯誤を繰り返したこと、そうして出来たものをクッキーの材料に使ったことを話した。


「では、どうしてシュクレプラントを採ってきたのだ?」


「!?え、えーっと……」


 私は返答に困ってしまった。

 ここで、クッキーの材料に使えそうでしたから!と言っても、クッキーというものがなかったのになぜ?と言う話になってしまうし、別のことに使おうと持ってきた!と言ってもシュクレプラントは使い道が見つかってないのに何に?となってしまうのは明確だ。

 そのため私は、


「すぅ―――なんとなくです」


 ドヤ顔でキメた。

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