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33ついに……

き、昨日の分です……

「一晩泊めて下さりありがとうございました」


「ううん、これくらいのことなら全然。よかったらまた来てね!」


 翌日、朝食のパンをいただき、念のための昼食も持たせてもらい、今出発しようとしているところだった。

 レアに街までの道案内を頼み、カロンさんには感謝を伝え、私たちは出発した。



 

「ね、レア私欲しいものがあってそれを採るためにここに来たのだけれど、知らないかな?―――なやつなんだけれど」


「あー、それならこの近くにあるよ。……街行く前に採ってく?」


「!!本当!?ありがとう!」


 ということで実にあっさりと目的の物を見つけられそうになったのだ。




「わあ!こ、これは……」


 レアに連れてきてもらったところは湖で、一面サトウキビのような植物があった。


「これはシュクレプラント、この湖の周りにしかない希少な植物なんだ。だけど、これはすごく苦いから、食べたりするのはやめた方がいいよ」


「………」


 あったぁぁぁぁぁ!!

 でも苦いのか、これ。

 文献では味は書いていなかったため、知らなかったが、見た目しか似ていないのかな……

 そう思って、1つ採ってかじってみると、


 !?た、確かに苦い……ん?でも微かに甘みがあるような……?


 これは改良の余地がありそうだと思った。

 そのため、


「ねえ、これって採って帰っちゃダメかな?」


 とレアに聞いてみた。

 すると、


「!?採って……、この植物苦いからあれだけど、繁殖力は結構あるから毎年処理が大変だったんだ……、もらっていってくれるなら少しでもありがたいけど……」


 やったぁぁぁ!

 

 ということで私は持てる量の限界まで(カロンさんから昼食を入れるバックをもらったため、それに詰め、手で持てる量)を持った。


 こんなに大量に持って帰れるとは、想像していなかったわ。

 と嬉しい収穫があった。


 その時の様子を見ていたレアはなんとも言えない表情で私の行動を見ていた。

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