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28迷子(再

最近信じられないほど暑いですね

 数時間後、馬車で宿まで移動し荷物も全ておろしひと段落した後、私はさっそくサトウキビ(に似た物)を調達しようと水と簡単なご飯を持ち、誰にもばれないようにコッソリと宿を出た。

 明るい町並みから暗めの森を通り、海に出るという道を事前に調べておいたため、私はそのメモをよく見ながら歩いた。

 外を1人で出歩くなんてことは滅多になく久しぶりなため、とてもウキウキしていた。


「ぐ、ぐへへへ~」


 はたから見ると気持ち悪いであろう笑い声をあげつつ、どんどん森の奥深くへと入っていく。

 そうするにつれ、不気味な鳥の鳴き声や誰かの泣き声のようなものが聞こえてくるが、私はめっちゃ久しぶりにスウィーツが食べられるようになるという幸福感でそんな音は全く耳に入っていなかった。


 

 そして数十分後――――

 見事に迷った。うん、え?

 一応メモは見ていたが、別のことばっかり考えていたから……かなぁ……?

 

 えっどうしよう、と焦った私はそのときとある秘密兵器を思い出した。

 それは、精霊だ。

 私が契約した精霊は未来と過去の精霊……ということは?今まで来た道が分かったり?


 ということで私は精霊を呼び出す作業に入った。


 これは本当に基本なことのため、精霊と契約をする前から先生に教わっていた。


〈リューナの精霊呼び出し講座!〉

 ①魔法陣のようなものを地面に描く

  ポイント!綺麗に描くこと

 ②魔法陣のようなものの前に立ち腕を前に出す

  ポイント!ピンと伸ばすよ

 ③自分が契約した精霊の種類を言う

  ポイント!噛むと自分の髪の毛が爆発して大変なことになるから気を付けて

 ④精霊が来る様子をイメージして念を込める

  ポイント!よぉ~く念じること

 ⑤精霊が呼び出しに答える

  ポイント!精霊が来てくれたらまずは挨拶をしよう!帰っちゃうかもしれないからね


 こんな感じだ。完璧に覚えているわねっ私。

 では早速やってみよう!


【リューナの実践の様子】

 ①魔法陣のようなものを地面に描く

  これは……き、綺麗?まあ大丈夫ダネ!

 ②魔法陣のようなものの前に立ち腕を前に出す

  ピンっと

 ③自分が契約した精霊の種類を言う

  全然噛まないwa…(ボンッ

 ④精霊が来る様子をイメージして念を込める

  精霊カモーン

 ⑤精霊が呼び出しに答える

  ゑ?……来ない……


 私はその場で固まった。

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