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10作戦内容

本日2話目です

―――コンコンコン


「お嬢様。ローゼ先生がいらっしゃいました」


「お嬢様。ローゼでございます。入室してもよろしいでしょうか」

 

 ついに……ついにこのときがやってきたな……。


 私は、ベッドに横たわっていたがそれを聞き上体を起こす。

 そして、「どうぞ」と入室を許可する。

 ふう。いざ!対面!!


「お嬢様。定期健診は明後日のはずですが、ご相談があるとか……どうなされましたか?」


「あのぅ……実は―――」


 そして私はあの計画――リューナが元気になるよ大作戦について話した。

 そして、何をすればいいのかローゼ先生にアドバイスを求めた。


「おお!自ら体力づくりをしたいとおっしゃられるとは……前回の騒動も驚きましたが最近までは全く運動などしたくないとおっしゃられていたのに……」


「あ、あはは……」


 そう。リューナは以前、極度の人見知りで、滅多に部屋の外に出ず仕方のないことだが運動もせずに読書などをしていた子供だった。

 だから、急にいつもとは真逆のことを言い出したらすごく怪しがられるのではないか。と心配をしていたのだが、メアリーもローゼ先生も、勇気を出したのだ。と考え、そこまで怪しがってはいなかった。(前回も普段しないようなことをしてしまったのだが)


「お嬢様は、えーっと…「リューナが元気になるよ大作戦です」お嬢様、それです、そのリューナが元気になるよ大作戦の内容を教えてもらいたいとのことですよね?」


「はい。精霊との契約の試練まで、あと3年……。そこで死ぬのも嫌なので、早めに体力をつけておきたいと思いまして。前回、勝手に行動するのはだめだと学びましたので、先生にご相談いたしました」


 そう。あの試練は絶対の義務なため、いかなる理由があろうとも、受けなければならない。

 今の状態で弱体化されているとはいえ、魔物なんていう恐ろしい生き物がいる洞窟にいったら即死だろう。それで私は魔物の餌に―――。

 

 それはやだ!それにこの体はリューナのものだしね。


「ということで、先生!お願いいたします!私に知恵を!!!」


「はあ。私が断るわけないでしょう。もちろん。一緒に考えますよ」


 言質とったり―――!


「言質はとりましたからね?」


「ええ。今日お伝えするのは難しいので明日、またきてお伝えするのでもよろしいでしょうか?」


「はい!楽しみにしていますわ!」


 そして、先生は私のメニューをつくるからと、すぐにリューナの部屋を出ていき、その日の夜、私は明日が楽しみでルンルンで就寝した。

 


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