仮面ライダーブラックさん
仮面ライダー版見世物小屋。
明らかに太り過ぎな山口百恵の息子。
明らかに演技が下手な外国人(ハーフかな?)と小人プロレスの人。
明らかに最近のディズニー、ピクサーアニメに出て来る、ミラベルとかアライグマのヤツとかミズマーベルのカマラみたいに性を意識させない小太り太眉のヒロイン。
初めはポリコレ配慮かと思ったんやけど、この配役がワザとやったとしたら配慮どころか見世物小屋!
やり過ぎててむしろアンチポリコレ罪で逮捕やぞ。笑
もう一つ気になるのは、特撮(ジャンルじゃなくて技術的な)ってのは、非現実を現実的に見せるために使われるはずやと俺は思うんやけど、この作品ではあまりにショボ過ぎて現実に引き戻される。
BLACKSUNとシャドームーンの変身はCGも使っててカッコ良いんやから、ショボいシーンは明らかにワザと。
昔っぽい雰囲気にしたかったとしても、あまりにもお粗末に見える。
けど、これにも理由はあるんちゃうか?
ワザとストーリーに没入させへん仕様というか、「これはフィクションやから没入し過ぎるな!疑って見ろ!くだらなさに笑えるくらいで俯瞰して見れば良い。」的な。
ポリコレ配慮と思わせて反ポリコレやし、同じようにこの作品に出て来る物全てに裏…逆張りの意味があるんちゃうかって…。
ヒーローというジャンルに対しても、ヒーローもののうわべだけで寄ってきたやつなんて楽しませへんぞ!みたいなアンチヒーロー寄りの含みがあるんかもな。虎狼の血はBLACK SUNと違ってありそうなほどリアルやもん。今回のリアリティの無さには意図があるはずやで。
ヒロインの終盤の演説がこの作品の伝えたいことなんやってのは観れば万人がわかると思う。
けど、これすらも逆張りやったとしたら、俺が思ってる以上に酷なメッセージがこの作品には込められてるんかもしらん…。
BLACKSUNの1段階目の変身が漫画版BLACKのフォルムを踏襲してくれてるのはめちゃくちゃ嬉しい。特に横顔が素晴らしい。
逆に、シャドームーンは2段階目のフォルムが遠目に見るとTV版シャドームーンに見える。それもかなり嬉しくなった。
ただ、このストーリーはBLACKを冠するストーリーじゃない。
石ノ森漫画版仮面ライダーをBLACK語録で飾ったようなストーリー。
まさか、BLACKじゃなくて石ノ森漫画版仮面ライダーのリメイクやったっていう逆張りか…?
でも、それはシン・仮面ライダーに任せとけば良いと俺は思うよ。
最後に一応一言。反ポリコレって書いたけど、仮面ライダーBLACK SUNは差別主義を推してるわけじゃないです。
さほど差別されてないヤツがポリコレだのフェミだの声高に叫ぶような世界が果たして正しいんか?その雑音が、死を覚悟するほど虐げられている人々の牙を抜き、その声をかき消し、新たな差別の火種になってるんちゃうか?
そして、そんな世界に甘んじてる者達、自分の声は自分にしか出されへんねやぞ!自分を奮い立たせて不条理に抗え!
そんなメッセージが込められてるんじゃないかと俺にはそう思えるのです。