残念、下田!
第3話です。
今回でやっと課金ワールドって何なのかがわかります。
余った時間に一気に書いたので誤字脱字あるかもしれません!ご容赦ください!
課金ワールド概要全集 by光の神ピンピカピン
☆課金ワールドとは?
下田陸(←元落ちこぼれ高校生)の為に私が創造した世界。全部で八つの国から成る。
第1国 草原の国:クサボーボー
第2国 砂漠の国:スナジャラジャラ
第3国 水の国:ピチャピチャバッシャン
第4国 森林の国:キメッチャアル
第5国 雪と氷の国:シンシンコナユキ
第6国 岩の国:ゴツゴツドーン
第7国 雲の国:クモサンモクモク
第8国 ラスボスの国:コワーイ
この八つの国にそれぞれいるゲームボスに、ゲームで勝つことができれば課金王になれる。ゲームボスは強いので、課金無しではおそらく勝てない。
この世界は、某髭の兄弟が活躍する国民的アクションゲームのように確固とした筋書きがあるわけではない。あくまで下田陸(←無様な死を遂げた)のやりたいようにこの世界で生活してくれればそれで良い。
しかし! それだと話にならない! 私が、わざわざ下田陸(←ゲーム中毒)を転生させた甲斐が無駄になってしまう。これだけ苦労して国を創造した努力も無駄になってしまう。
要はゲームボスを倒す旅に出ろ。全ゲームボスに頑張って勝負を挑み、勝て。課金王になれば、下田陸(←性根が腐ってる)は好き放題課金できる!
――――
「はあー! なんだこれ! 俺が思っていた課金ワールドと全然違うんだけど!」
下田は紙の内容を見て発狂した。まさかこんな仕組みの世界だとは思っていなかった。
「何? ゲームボスって! それに勝てだって!? しかもそれに課金が必要なのか! 課金ワールドって名前だけど、自由に課金ができるまでにはこいつらに勝たないといけない!? 嘘だろ!」
下田はじゅげむの胸ぐらを掴んで、問い詰めた。じゅげむはびっくりして少し怯えていた。しかし、すぐにじゅげむらしさが戻って、下田の手を払いのけてこう言った。
「どこ掴んでんだよ! このド変態野郎、さっさと死n……あ、失礼しました。(※じゅげむは女である) 何も言ってませーん。でもね、よくよく考えてみてくださいよ。課金するってことはゲームがないとダメじゃないですか」
「うん、わかってるよ。さすがにそんなことは。でもなんか違う気がするんだよ。旅に出なさい、とかさ」
「言われてみればそんな気もしますけど」
「あと、課金王になるまでは自由に課金できないってあるけど、それまではどう課金するんだよ。課金に制限があるってことだろ」
下田の質問を聞いてじゅげむがはっとした。臭い物の蓋を開けられたような。え、そこ聞く? みたいな顔をしている。
「え、そこ聞きます? 困ったなぁ、困った困った。これ聞いたら下田さん怒るだろうな……いや、だからといって言わないわけにはいかない。困ったなぁ」
「なんなんだよ。ちゃんと言ってよ。もしかして普通にお金を稼がないと課金できないのかな?」
「…………。そういえばあなたはまだ概要をすべて読み終えていませんよ! まずはしっかり読みましょう!」
じゅげむは話を逸らすように言った。下田は細い目つきでじゅげむを見ていたが、じゅげむに言われた通り再び概要の続きに目を通すことにした。
しかし、そこには、じゅげむが必死で隠そうとしていたことがしっかりと載っていた。残念、じゅげむ!
――――
☆この世界の課金制について
まず下田陸(←怠け者)に謝りたいことがある。私がこの世界を創り出したとき、実は一つミスが生じていた。
それは、課金ワールドと言っておきながら、自由に課金ができない。すなわち、働いて金を稼げ。それで課金しなさい。ということだ。
この世界共通で、「愛チューnesカード」(以下、愛カード)というものがある。これで課金が可能だ。
しかし、これを手に入れるには現金で購入する必要がある。
まずは、この森をまっすぐ出たところにある施設に行きなさい。そこで仕事を選べるから。選んだ仕事に就いて得た報酬で愛カードを買うのだ。
下田陸(←廃人)にとっては嫌かもしれない。勉強も仕事もやりたくないだろ。でもそんなこと言ってちゃ課金はできない。
そこで私は、せめてと言ってはなんだが、モチベーションを下げないように、課金王になったときの特権というものを考えた。それは、課金王しか引くことことができない特別なガチャのことである。
このガチャの存在は、旅を進めていく過程で少しずつ明らかになっていくと思う。(そっちのほうがなんとなく期待感あるよね)
とにかく私からの話はこれで以上だ。もしまだ気になることがあれば、私の付き人の寿限無寿限無五劫の擦り切れ(中略)長久命の長助に聞いてくれ。
下田(←クズ)の楽しい課金ライフを願っているぞ。
――――
下田は唖然とした。平日の大体を引きこもって、ゲームをしていた下田にとって働くなんて考えられない。いくら課金のためとはいえども、働くのには二の足を踏む。じゅげむに下田は文句を言った。
「もう課金とかいいよ。なんというかやる気が出ない。たしかにじゅげむ的には、概要に書いてあるようにしないと物語が進まないと思ってるんだろう。作者にも悪いが、俺は旅に出ないよ。この話も3話で連載を終了すればいい」
「うーん、こちらがプログラミングミスをしたというのもあるのですが……。あなたの怠惰な性格のほうが問題だと思いますね。マジで性根が腐ってる」
「それは俺もわかってるよ。でももういいんだ。怠け者とでもクズとでも言ってくれ。気にしないよ」
「…………。あと現実的な話をしますと、少なくとも働かないと食べてはいけませんよ。この世界に生活保護とかないので、仕事には就いておかないと飢え死にしますよ」
「え! どういうこと!? ちょっとそれはマジ!? どうしても働かないといけないの? 働かないと生活できないの!?」
「当たり前じゃないですか。働かざるもの食うべからず、ですよ。そのへんはちゃんと責任を持ってください」
「いやいや、待ってよ! これは物語なんでしょ、物語なんだよね! それなら働かなくても生きていける、とかできるでしょ! ね?」
「…………。本当にクズ男ですね。仕方ないです、作者に聞いてみましょう。すみません、作者さーん! 今の下田さんの要求は認められますかー?」
「無理です。頑張れ、下田」
下田とじゅげむは、概要に書いてある通り、森を出て施設に向かった。職を得る為に! 残念、下田!
やっと物語が動き始めた?感じです。
僕は、下田くんにニート生活を許しませんでした。
さて、下田くんはどんな仕事に就くのでしょうか?




