表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/18

Bクラスに降格しました

やっと2年です。一体いつになったらスキルが使えるんでしょうw

2年になってAクラスからBクラスになった。

座学は1位だし模擬試合も勝率5割以上は常に安定しているのにクラス降格。

「どう考えてもスキルないせいだよな」

1年間の伸びしろが他の生徒にはあったが自分になかったってことだ。

ベストは尽くすが文官の道もあるよなあという気もしてきた。


ここ1ヶ月ジーク王子に1回も勝ててないしなあ。

何にせよBクラスで結果を残すしかない。

クラスの成績は上位3割が昇格下位3割降格。

Aクラスは7割残留で落ちた3割が自分だし。

一番下のEクラスの生徒はEクラスが決まったと同時に辞めた者も意外にいるという。

Bクラスでも謙虚になって頑張るしかないと思った。

Cクラスからの昇格としてもモリモリ成長した生徒も来るし楽しみといっちゃある。

何だかんだで楽しみなのだ。


「あいつが主席で入学したのに降格してきたキースだぜ」

「マグレだったってわけか?試験も完全に実力を計れるもんじゃないんだな」

「何でも入学から成長してないらしいぜ」

成長したわ!

めっちゃ相手を翻弄する、少し納得行かないけどりっぱな戦術覚えたわ。

実力ならAクラスに残っていたはずだ。


2年から魔法も使いも解禁になるから魔術師と戦うこともできるし自分も剣と魔法を混ぜた戦い方出来るので幅が広がる

2年からは座学の時間を削って実践授業が増えるという。

座学はもう予習済ませてあるので要らないくらいだ。


2年最初の模擬試合である。

2年は受け流しや先読みの回避を意識的に減らしてとっさの技術的剣さばきを磨けばいいと思ってる。

スピードを使った戦いを止めどっしりと構えて自分の実力を8割出して勝てばいいかなと思っている。

相手をねじ伏せる戦い方で十分だ。

実験台になる相手はいるのだ。

実際最初の相手は何合か打ち合った所で5割の力でBクラスを勝っている。

その後も8回戦って全勝である。

1年の時から鍛えてきた技がBクラスでも通じることが確認できた。


「スキル無しと聞いたが剣術のスキル持ってるんじゃないか?」

模擬試合に負けた相手が友人に言っていたが

「持ってないよ。純粋に剣の技だけだよ。君たちはスキルに頼りすぎてるからとても戦いやすいよ」

「今のうち言っておくんだな。慣れたらスキルでボコボコにしてやるよ」

貴族らしく高圧的だ。

「楽しみにしてるよ。成長しないと倒せないと思うけど」

「成長してないのはお前だろう。噂になってるぜ」

憎まれ口を言って場所を移動した。

噂なんか信じてたらいつまでも勝てないと思うけどな。


次は魔術師を相手にしたが呪文の詠唱が長くてまともに戦いにならなかった。

1対1だと工夫しないとまともにならないことがわかった。

開始場所が近すぎるから魔術師かなり不利だと思うけど。

座学の魔術の時間にどうしたらソロで戦うかの授業があったけど自分にはどれでも倒せるような戦法だった。

意外に魔術の戦術は進歩しないものだ。

魔術師は前衛がいてこそというのが基本のようだ。

クラス全員と何回か戦って長所短所がわかってきた。

逆もしかりだが。

いろんな特徴の相手と戦うのは面白い。

縛りをつけたことによってバリエーション増やすのも四苦八苦するのも楽しい。

意外にBクラスの毎日は充実していた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ