スキルの力
読んでいただいてありがとうございます。
魔力操作は身体の中にある魔力を自由に動かされるようになると上手く魔法を使えるらしい。
身体にある魔力を見つけて身体の中を巡回させると良いらしいので身体に力を入れて異物を探していたら魔力と思われる温かくなっていた場所を発見した。
試しに魔力を身体中グルグル回した。
座学の間中ずっと回していた。
いずれ剣術は追いつかれるのだから無属性に魔法を使った戦いをしなくてはならないので必死だ。
実技の時間はスキルの剣術持ちと多く戦った。
剣を持ったことなくても鋭い斬撃を使えるこのスキルは反則としか言えなかった。
だが考えて打ち合いをしてくる相手は少なく受け流しで簡単にしのいでいた。
もっともジーク王子はフェイント入れたり王室の師範にでも教わっているのだろう。
今はレベル差で素早さが上回っているのでなんとかかわして受け流して勝っているが負けるのはすぐだろう。
レベル上がったら軽く抜いて行くだろう。
だが逆に他のクラスメイトならレベルが追いついても読み合いと剣技で勝てる気がする。
当面の目標はジーク王子以外にレベルが追いつかれても負けないで2位を確保する。
やる気になったところで学園の闘技場で一人日課の素振りするキースだった。
寝る前は魔力操作である。
出来る事はしなくては気が済まないキースだった。