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王国学園試験

読んでくれてありがとうございます。

日にちが変わって入学試験の日だ。

100人募集のところを1000人応募があっただけあって人数が多くてごみごみしている。

なにせこの学園を卒業すれば国に雇ってもらえるとあって人気があるのだ。

時間よりはやめに来て正解だった。

「この中のほとんどが戦闘スキル持ちなんだろうな」

とつい口に出してしまう。

愚痴は男らしくないとわかってるんだが。


午前は筆記試験だ。普段生徒が使っている机に手を置きいすに座って開始を待つ。

しばらく待つと試験官が入ってきてテスト用紙が配られテストが開始だ。

簡単な国語や算数、歴史に魔法学の問題を余裕で解いていった。

卒業までの勉強は独学でとっくに済ませてあるので時間が余ったので暇してしまうほどだった。


午後は実技である。

最初は魔力量の検査だった。

水晶に手をかざして魔力を測定する魔道具だが魔法のスキルを持ってないから関係なのだが一応全員調べるらしい。

列の前ではやったーだのくそーだの悲喜こもごもの声が飛び交う。

順番が来て前の受験者が出した数字は216。

「大体平均ですね」と試験管。

いよいよキースが水晶の前に立って水晶に手をかざす。

力をこめて体内から何かを出してみる何回かの失敗を経て要領をつかんで一気に魔力を放出する。

「せ、1200です」

どうもトップクラスの魔力みたいだ。

だが俺には使う機会がないのでなんか損した気分になる。

周りがざわついているが気にしない。


そしていよいよ実技だ。

剣士と学校に出した書類に書いてあるからこれから行う模擬戦は重要である。

受験者2人が1組となって戦うことになっている

相手は他の受験生より2まわり大きい身長でガッチリしたいかにも戦士ですといった体型をしている。

平均体型のキースは運が悪かったと身の不運を嘆いた。


「俺とあたるとは運が悪かったな」

デカブツが言ってきたが無視する。

平常心平常心である。


「お前のようなちび30秒で終わらせてやる」

完全にデカブツは俺を侮っているようだ。

審判の合図で戦いは始まった。

俺は片手、デカブツは両手の木剣だ。

早速攻撃、木製の両手剣を振り下ろしてくるがスピードがない。

体さばきでかわせるレベルだ。

しばらく大振りの攻撃をかわしていたら


「もう30秒過ぎたぞ」と煽ってやった。

デカブツは顔を真っ赤にして突進して力いっぱい木剣を振り回したがこれも簡単に避ける。

すると隙だらけなので足を払ったらお尻から倒れこんで尻餅をついた。

まだ自分の剣技を見せていないので起き上がるのを待ってから反撃できないくらい連撃を食らわした。

といっても左右に剣を振ってフェイントも入れる程度の簡単なものだがしばらくすると一歩踏み出して力を入れると木剣を地面に叩き落した。

木剣を首のところに置く。

「それまで!」

「うぉー」「やるじゃねえか」「あいつ何者だよ!」

という声を聞きながら

無事勝った。

これなら文句ないだろう。

合格できるはずだ。

試験後は家に帰らず3日後の合格発表まで王都に滞在だ。

受かるとは思うがドキドキしながら待つことになる。


次話も読んでもらえるとうれしいです。

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