プロローグ
初投稿です
読んでいただければ幸いです
アドバイスや感想を貰えると嬉しいです
誤字、脱字、日本語が変などの指摘もお願いします
第1話 プロローグ
僕の名前は、 深瀬 深17差
友達は、片手で数えられるくらいだけ
好きなこと…特になし
特技…特になし
よくやる暇つぶし…ゲーム
職業………
目が覚めると
ほのかに甘い香りがする
なんだろうか
それにどうしてこんなに真っ暗なんだ
「電気をつけっ…あれっ」
手にネバネバとした何かが
今自分の身に何が起こっているのか
全くわからない
何か大きな音が聞こえる
しかし真っ暗だ何かなど確認のしようがない
そう思ったがこの空間に穴が開けられ
光が入ってきた
そして、さっきの音の正体もわかった
アリだ…いやアリの形をしているけれど
他の生物なのかもしれない
なぜならこのアリは…
僕など簡単に丸のみできそうな
大きさだった
…本能が逃げろと身体中の神経に訴えった
しかし僕の体は怖気付いていて
もう僕の意思ではびくとも動かせない
「…これは…まず…い」
死を覚悟した時…アリの頭部に亀裂が入り
中から中年男性が出てきた
「今年はこんなガキか…でも仕事だからな
連れていかないと」
彼は呟いた
仕事?毎年?連れていく?
「あの…そのアリは?」
「壊れた」
壊れた!?なんで??
いや、けど実際止まってるし
そうなのか?
アリも壊れたし
彼がこちらに敵意を向けている
わけでもなさそうなので
とりあえず死の危険はなくなったみたいだ
「あの〜すいません」
とりあえずここがどこか聞かないとな
「ここはどこなんでしょうか」
「俺についてきな!」
…どうやら僕の話を聞く気は無さそうだ
けれど今は特にあてもないし
ここがどこかもわからない…
とりあえずついて行くしかなさそうだ
歩いた………2日間
「おかしぃぃいいだろぉおお
ついてこいって言うからついて来たけどよ
2日ってなんだよ遠いよどこに向かってんだよ!」
「なぁ」
「なんだよ!!」
「世界五分前仮説って知ってるか?
その仮説が正しければ俺たちはまだ五分しか
歩いてないかもしれなぜ!」
「おっさん!殺すぞ!つかなんで
ついて行くって言ったとき
20分ぐらいで着くと思ったから…」
「うんあそこからだったら20分くらいで着くよ」
「ふぇっ?」
「すまん…道に迷った」
「言うのがおせぇよぉおお」
「だって道に迷ったって気づいたのさっきだし」
「意味わかんねぇえよ!!
なんで徒歩20分の道を2日あるかねぇと
道に迷ったって気づかねぇんだよ」
「テヘっ(´>ω∂`)」
「それ、おめェがやっても需要がねぇぞ」
それから丸1日歩いてなんとかとある街に着いた
どうやらここが目的地のようだ
「ここはこの世で1番発展している都市トウキョウだ!」
は?いや東京タワーもスカイツリーもないぞ
というかビルすらないし
なんの冗談だ?もう正直付き合いきれないんだが」
「は?なにが??」
「だからここは東京じゃねぇだろ?」
「え?トウキョウだけど」
「いや馬鹿かここが一番発展しているって
ビルすらないじゃないか」
「あーそうかお前はあっち側から来たのか…」
「あっち側?」
「えっ?もしかしてここどこだか分かってない」
「だから最初に聞いたじゃねぇかよぉお」
「あはは…すまない、すまない」
「でもお前何寝ぼけたこと-----
「早く説明しろ」
「はい、説明します」
「これは人間にいや…
それ以外の生物にも言えることだが
未来へ進むというのは
選択するという事だろ?」
「いまいちよく分からないな」
「うーん、あっち側つまり君たちの世界の人間は科学を選択し発展した
「しかしだ!こっちの世界では人間は魔法を選択したのだ
「君の世界では魔法は迷信だと思っているだろ?
「こっちの世界では科学なんて迷信だと
思っているんだぜ
「今一つの世界で魔法と科学はどちらかしか
存在していない
「だからさらなる発展を急ぐのであれば
多くの人が魔法も科学も両方理解するのが一番いい
「でも、いくら魔法はあると言っても
君の世界で動画を見せても合成だとか
言われて否定されるように
「こちらの世界でも科学は分かってもらえない
「だから何人かお互いの世界に使者を
毎年1人ずつ送っているというわけだ
「1年に1人が費用的に限界でな転送装置は消耗品なのだ」
いや…うん!意味わからん
ここは僕のもといた世界とは違って
連れてこられたってことは分かった
ただ…魔法ってね
「でもそれにしたってなんの予告もなく
呼び出されるシステムなのか?これって?」
「そんな訳ないだろ「ちゃんと連れてくる前に説明して納得させて連れてこい」
といつも上が言っているから」
「そんなん説明して納得して
はい!行きますなんて言う奴いるのか?」
「いやだから渡しただろ?報酬、前払いで
それにお前が怒るから二度目の------
「目が覚めたらいきなり変なネバネバの中にいて…」
「…」
中年の男はすごい冷や汗をかいている
「お前じゃ話にならない上のやつを呼べ!」
「ちょっ、待って待って!
すいません渡し忘れてました
あと説明も忘れてました」
「じゃいいや分かった!とりまお前を殺す!
「でも凶器がないな…
よし!とりあえずお前の家連れてけ
壺を割って何かGETする」
「意味がわからんのですけど」
この世界にドラ〇エはないのか…
「まぁあ、おっお詫びと言っては何ですが
わっ私がこれからあなたの旅のお供を…」
「いらん消えろ!」
「ひぃいいいでっではあなたにメイドを
一人つけましょうもちろん給料とかその他の必要費は僕らの方で出しますので」
冗談じゃない!そんなことより速く
もといた世界に帰りたい
ここはハッキリ帰りたいと言わないとな!
「そのメイドって二人にできる?
というか双子がいいなぁ」
あれ?誰だこんなこと言ったの
妙に僕に声が似ていたけれど
世界には全く同じ顔の人が3人いるというし
声が同じ人だっているだろうきっと
にしてもこのタイミングにこんなことを
こんな声で言われてたらまるで
僕が言ったみたいになっちゃうじゃないか
それになんで僕が双子萌えだってことを知っているんだ
…答えは簡単!僕が言ったから
「…じゃっじゃああ明日にでも連れてきます!
双子のメイド!!」
メイドの件もあり、しばらくこの世界で
生活するのも悪くないと思った
今までの僕ただ生きていただけの僕
毎日が同じだった
けれどこれからは毎日が
唯一の物になるそんな気がした
だってここは異世界だ
僕は、これからが!メイドが!明日が!
楽しみで楽しみで小学生の頃の
遠足の前日みたいな、感覚を久しぶりに
味わった一通りこの感情に浸った後
寝ようと思った時には
夜なんてとっくに過ぎていた