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直人と歩
ーなおとー
東見さんがこちらに歩いてきている
「あ、あずさと俺って、お隣さんだから」
軽く言い、自転車をこぐ
「え、え?……ええええ!?!?」
なんでそんな軽くいうのあゆむくん!?
「ぶっ!なおとそこまで驚くかぁ?」
ニヤニヤしながら俺の目を見つめる
「そそそ!そりゃ!そりゃあ!」
「んじゃもっといいこと教えてあげる。」
あゆむの口をおれの耳に近づける
「俺の部屋からあずさの部屋見れちゃうよ♡」
わざとらしい甘い声で最後に耳を軽く噛む。
「っ///やめろよ!///っかまじかよ!?いいな!」
耳を離し、あゆむを睨むように見つめる
「今日お前は梓の部屋が見れちゃうよ?」
そう言って逃げるように速く自転車をこぐ。
「ちょ、まてよっ!!」
あゆむの後を追いかけて俺は自転車をこいだ