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オレの異世界生活は大変楽そうです  作者: 永久の桜
6章:王様はアマタツ!?
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62.いつも終わりは釈然としない

ほんと久しぶり


読んでくれている人に申し訳ない(。-_-。)

 今俺の目の前には、ドヤ顔のアマタツが居て、なんか焦げてるトウヤがいて、なんか周りが凄いことになっている。


 オーケー、少し状況確認しようか。



■□■□■□■□■□■□


 さっきまで必死にアマタツに食らいついてたが、やっぱり一人じゃキツイな。

 てか、ソウの奴何処行ってたんだよ!途中から居なくなって、全く俺のこと手伝わなかったじゃねぇか!


 まぁいいか、ソウが戻って来たから俺はもう知らん。後は全部コイツに任せちまおう。

 なぁに、あいつの事だからなんだかんだ言ってなんとかしてくれんだろ?


「じゃあ頼んだぜ〜」


 さてと、俺は終わるまでクーとシアの所にでも行ってるかな。



■□■□■□■□■□■□


「じゃあ頼んだぜ〜」


 トウヤはそう言って、空へ向かって飛んで行ってしまった。


 そ、そんなぁ、あいつ手伝ってくれないのかよ………

 いやまぁ、俺もさっきまで手伝ってなかったけれども。


「もういいかな?コッチは準備万端なんだけど?」


 もう少し愚痴っていたかったが、どうやらアマタツはそれを許してくれないらしい。仕方ない、ここはいっちょやりますか!


「はっ!余裕なのも今の内だ!パワーアップしたオレの力を見やがれ。」


 とりあえず殴る、作戦なんてなんにも考えてないし、考える気もない。武器を作ってもいいのだが、あいつには一言言ってやらねばならん。其のためにもとりあえず殴る!


 とりあえず殴ると決めたソウは、地面を蹴ってアマタツの頬を右の拳で思いっきり殴りつけた。

 ソウが受けたパワーアップは本当だった。故にソウの拳が面白いほどアマタツに当たる。


「くっ!?パワーアップって嘘じゃないの?」


「はっはっは!その程度かよ!」


 ソウは今までの鬱憤を晴らすかのように、アマタツに怒涛の攻撃をする。


「そもそもなんで僕のところまで来たのさ!ちゃんと手紙置いといたでしょ!」


「うるせぇ!俺はな取られた物(ぎゅうにゅう)を取り返しに来ただけなんだよ!」


「え……取られた物(じぶん)!?そんな駄目だよ……僕達……」


 もう皆忘れてるかもしれないが、もともとソウはアマタツが持って行った牛乳を取り返しに来たのだ。それがどういう訳か、牢屋に入れられたり、アマタツと戦うことになったりといろいろあって、だいぶイライラしているのだ。

 そしてそのイライラを、今発散しようとしている。


 アマタツが何やら勘違いしているが、そこは気にしてはいけないのだ。


「あああぁぁぁああぁああ!!」


 後、ソウのパワーアップをしたのは神様だったりする。純粋にパワーアップはしたのだが、何時もの仕返しだと、神様はちょっとした特典(イタズラ)を思いついた。

 それは、感情の赴くままに行動する事。


「え!?ちょっとソウ、これ以上やるとここが持たない────」


「あああぁぁぁああぁああ!!」


 最初の内は普通に殴り合っていたのだが、途中からソウが魔力弾をメチャクチャに撃ち始めた。

 それは神国アマターのいろんなところに当たり、建物は崩れ地面はヒビが入り、だんだん崩壊の時が近づいてきている。

 それに焦ったアマタツが必死に魔力弾を打ち消したり、弾いたりしているが撃ち漏らしが徐々に増えてきている。


「この野郎!さっさと返せぇぇ!!」


 叫びとともにソウは魔力を極限まで圧縮した弾をアマタツ向けて放った。


「ちょっ!?危なっ!…………あ…」


 迫り来る魔力弾をアマタツはつい何時もの様に避けた(・・・)

 避けてから気づく。その行動が意味する答えを。


 アマタツが避けた魔力弾は大きな的、つまり神国アマターにぶつかり、圧縮された魔力が解き放たれた。



■□■□■□■□■□■□


「シアー、クー」


 先程戦線から逃げ……ともい戦略的撤退をしたトウヤは無事二人と合流することができた。


 とりあえずここであいつらの戦いが終わるまで待っていよう。ていうかもう俺頑張ったしいいよな?


 ちゃんと自分の愛刀を持ってきているので、手入れを開始するトウヤ。今回は結構酷使したと思うのでだいぶ刀も傷ついているだろう。


「ねぇお兄ちゃんだけ?」


「ソウはまだだ。まぁその内来るだろ。」


「はぁ、私は早く帰りたいわ。」


 彼等が悠長に喋っている時、いきなり目が眩む閃光の後、物凄く大きい爆発音と、凄まじい爆風が彼等を襲った。


「っ!?二人とも俺に掴まれ!!」


「「きゃっ!?」」


 トウヤは素早く二人を引き寄せて吹き飛ばされないよう抱きしめる。

 閃光が収まってから目を開けると、下の方で見知った顔二人が落ちていくのを目撃した。


(はぁ………また面倒な事に……)


 溜息を吐きつつ、トウヤはシアとクーを抱え降りていった。



■□■□■□■□■□■□


「いっつつつ………ありゃ?俺なんで地面にいるんだ?」


 俺って確かアマタツと戦ってて、なんか途中から………何してたっけ?どういうわけか記憶が曖昧だな。


 ここでソウはふと上を見た。そこにはクーとシアを抱えたトウヤが降りてきている最中だった。

 だが、それよりもソウの目に入ったのは、ボロボロになった神国アマターが現在進行形で落下しているところだった。


「………っ!?に、逃げろぉぉぉぉ!!」


「うおっ!?一体なんだよソウ」


「う、上だ!上見ろ!」


「上?………うわぁぁ!?なんじゃありゃぁぁ!」


「とにかく逃げろぉぉぉぉ!!!」


 上から落ちてくる物にトウヤ達も気付き、クーとシアを抱えたトウヤもソウに続き全力で走り出す。

 ただひたすらに走る。この時彼等は気づいていないが、最高時速を記録している。まさに火事場の馬鹿力とはこの事だろう。


「あ、アマタツはどうしたんだ!?」


「あ………」


 ………どうやらアマタツは置いてきてしまったようだ。

次回でアマター編終わり

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