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オレの異世界生活は大変楽そうです  作者: 永久の桜
6章:王様はアマタツ!?
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61.フラグ

寒いです、テスト嫌です_| ̄|○


欠点は回避したい

「でえやぁぁぁ!!」


「まだまだだよ!」


 現在トウヤは一人でアマタツと戦っていた。近距離では迫り来るアマタツのパンチを刀で弾き、距離を離せば飛んでくる雷撃を躱し、氷の壁を作り防いでいた。

 トウヤは隙を見つけて攻撃しようとするのだが、近距離でも遠距離でも攻撃に隙がほとんど無いため、ほぼ防戦一方となっている。


 そんなトウヤに長く続く戦闘のせいか、アマタツの雷撃を避けた際に、少しだけ身体に掠ってしまう。


「ぐっ!!」


 食らった時にほんの一瞬だけ動きが止まってしまった。

 当然そんな隙を逃すアマタツではない。


「そこだ!【ライジングサンダーボルト】」


 アマタツが魔力を地面に流し込むと、トウヤがいる地面がスパークを起こしながら光りだした。


「しまっ────」


 普通は上から下へと落ちる落雷が、地面からトウヤ目掛けて放たれる。それはまるで昇り竜の様に感じられた。

 避けようとした時には既に遅く、トウヤはその雷をモロに受ける事となる。


(ちくしょう、やっぱり一人じゃキツイな。てかソウの奴早く手伝えや………)


 そんな風に心の中で悪態をつくが、当然ソウに届く事はなかった。



■□■□■□■□■□■□


「う、う〜ん………そんなの入らない……はっ!!」


 アマタツの攻撃で気を失っていたソウはいきなり目を覚ました。


 ………どうも嫌な夢を見ていたような気がするな。まぁそんな事はどうでもいいか、所詮は夢だしな。

 そんな事より目を覚ましたのは良いが……………ここはいったい何処だ?


 ソウが周りを見るが、そこにはただ一面真っ白な空間が広がっているだけだった。


「OK、とりあえず覚えている事について纏めてみよう。────ハァーイ、俺の名前はヒトトセソウ、ちょっとお茶目な[ピー]歳さ。今俺はあるものを取り返す為に友人と戦っているのさ。まぁちょっとだけダメージ食らっちゃったけど、俺の力で──────止めよう、とっても虚しい。」


 このよく分からないナレーションは、まだ混乱しているからだな、と適当に理由を付けて納得した。


 改めて周りを見たが、そこには先程と何も変わらず、真っ白な空間が広がっているだけだった。

 はぁ、と小さく溜息をついたその時、いきなり誰かの声が聞こえた。


────ソウ、ヒトトセソウ。さぁ来るのです。


「っ!?誰だ!!」


 バッと振り替えったソウだが、誰もいない。

 一瞬、聞き違いか?と思ったが、それも次の言葉で否定する事となる。


────ソウ、貴方が真の力に目覚める時が来たのですよ。


「OK、話は分かった。とりあえず出て来て話そうぜ。」


────早く来るのです。さぁ早く。


「いや、だから出て来て話そうぜって言ってんだけと……」


────早くしろよコラ


「態度変わり過ぎだろ!」


────はぁ、もうめんどくさいから適当に覚醒させてパワーアップね。………はいはい、もう終わったから現実に戻っていいよ


 謎の声の主は、特に理由も言わずただソウをよく分からない強化をして、そのまま声が聞こえなくなってしまった。


 なんかよく分からないけど、覚醒とかパワーアップとか言ってたし、俺強くなったんじゃね?

 ていうか、現実に戻っていいとか言われても、戻り方分かんないんだけど………


 それから、謎の声の主に問いかけても返事は一向に返ってこないので、ソウはサリエルに頼む事にした。

 あの残念な天使のサリエルである。もしかしたら既に忘れ去られた存在となっているかもしれないが……


『誰が忘れ去られた存在よ!』


 いきなり頭の中で叫ぶのは勘弁してもらいたいな。こいつは想像以上に頭に響く。


 頭に響いた事はとりあえず横に置いておき、ソウはサリエルに現実に戻りたい、また戻る方法を訪ねた。


『ふん!知らない!自分で考えたらいいでしょ?』


「そんなー美人なサリエルさんは教えてくれないのかなー(棒)」


『そそそんな美人だなんて!?…………ち、ちょっとだけなら教えてもいいわよ?』


 さすが残念な天使サリエル。この程度の言葉でいとも簡単に乗せられている様じゃこれから先騙されそうである。

 しかし、ソウにとってどうでもいい事なので気にしない。


『仕方ないから私がなんとかしてあげます。特別ですよ?』


 ふふふ、と微笑みながらお姉さんぶるサリエルだったが、ソウは別の事を考えていた。


(年上残念系時々ツンデレ天使の女性………属性いくつ付けたら気が済むんだろうな。他にもまだまだありそうだし……)


 そんなことを考えていると、いつの間にか現実に戻る準備が終わっていた。

 と言ってもサリエルが呪文のような言葉を唱えるだけである。


『じゃあ戻すわよ【ゲンージツーニモドーレ】』


「その呪文はおかしいっ!!」


 呪文に全力で突っ込んだが、その言葉がサリエルに届く事はなかった。



■□■□■□■□■□■□


 そんなこんなで現実へと戻ってきたソウであったが、今彼の目の前は凄い事になっていた。


 所々焦げて、プスプスと音を立てて倒れているトウヤ。少し離れた所に、俺決めてやったぜ、的なポーズでいるアマタツ。そして見事に跡形もなくなった闘技場。

 ここまで頭の中で考えて一言。


「………なんじゃこりゃ」

さぁ、次回彼はどう覚醒するのでしょうか!


フラグ

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