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オレの異世界生活は大変楽そうです  作者: 永久の桜
6章:王様はアマタツ!?
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小ネタその6

今回はある日のシアですかね?

まぁ小ネタなので、ちょっと楽しんで頂けたら嬉しいです


この話は本当に小ネタです

本編にはあまり関係ないので見なくても問題はありませんが、見て頂けたら嬉しいです

 これはとある日のシアの一日である。


「ふわぁぁぁ……うん!今日もいい天気だね。」


 今日もいつもと同じ時間に起きたシアは、ベットから出ると窓のカーテンを開いた。

 しばらくしてから今日は自分が家に一人だということを思い出した。


「お兄ちゃん………最近遊んでくれないなぁ。」


 私にはお兄ちゃんがいる。といっても血の繋がったお兄ちゃんではない。でも私は本当の兄のように思っているんだ。


 私がお兄ちゃんと初めて出会ったのはここからとても離れた所にある雪山で出会った。今でもあの時の事はちゃんと覚えている。


 あの雪山の中一人で過ごしていた日々は本当に寂しかった。私が話しかけてもそれに応えてくれる人は誰も居ないの。

 稀に迷い込んでくる人もいたけれど、皆私を見たら化け物だ!逃げろ!殺される!、こんな事ばかり言われた。

 私はただ寂しくて、一人で居るのが辛くて、誰でもいいから側にいて欲しかっただけなの………

 どうして私は一人なんだろうってずっと思っていて、生きているのも辛かったなぁ。

 あの時の私にとって目に映る世界は全て灰色だった。


「今日は皆出かけちゃってるね………」


 今日みたいに皆出かけちゃって私一人で家にいる時は、どうしても昔の事を思い出しちゃうな。

 でも、今は昔みたいに寂しくなったりしないんだよ?だって今は私の側にお兄ちゃんがいるんだもの!



■□■□■□■□■□■□


「あぁ心配だなぁ、大丈夫かなぁ。」


「………もう家まで帰れよ。」


 この心配しているのがトウヤ、家に帰れと言っているのはソウ。

 何故トウヤが心配しているのかと言うと、初めてシアを一人で留守番させているからである。ソウからすればそんなに心配しなくてもいいと思っているのだが、トウヤは無理ならしい。完全に過保護な親である。


 現在二人は月に一度の買い物に来ている最中だった。

 本当はアマタツも一緒に来る予定だったのだが、今日は彼が飯の担当なのでアマタツだけ別行動で食材を買いに行っている。


「シアが一人で留守番…………あぁ心配だなぁ」


「トウヤ、それはネギじゃない、玉ねぎだ。」


「一人で寂しがってないかなぁ、あぁ駄目だ駄目だ!ここで戻ったらまた甘やかしちまう。」


「…………それはタワシだ。食べ物ですらねぇよ!」


「でもなぁ……帰りたいなぁ。」


「ちょっ!?タワシをオレに押し付けてくんな!痛っ!痛いから!」


 この野郎!痛いんだよ!はぁ、トウヤがこんなんじゃ買い物になりゃしねぇ………決めた、もうコイツは一旦家に返そう。


「お前はもう帰れ【テレポート】」


「えっ?ちょっとまっ────」


 シュン、という音と共にトウヤはテレポートで家へとソウの手によって送られた。

 トウヤが送られるのを見た後、ソウは満足したような顔で頷き買い物を開始するのであった。



■□■□■□■□■□■□


 トウヤがテレポートで送り返される一時間程前の事、一人でお留守番のシアは少し遅い朝食を食べている最中だった。


「今日も美味しいなぁ………」


 料理はとても美味しいのに、シアの顔は何処か曇った表情だった。


「でも一人だとなんだか味気ないね……」


 今日の料理も何時もと変わらない味で美味しい筈なのに、どうしてか皆と一緒に食べてる方が美味しく感じるね。

 そういえばお兄ちゃんが前にこんな事を言っていたなぁ


────飯は皆で食うもんだ。


 当時の私はこの言葉の意味がよく分からなかったけど、今なら分かるよ。

 やっぱりご飯は皆で楽しく食べなきゃ駄目だよね!


「ご馳走様でした!……………ふわぁぁ、なんだか眠たいなぁ。」


 大きな欠伸をしたシアは、重くなってきた瞼を懸命に開けながらフラフラとベッドに向かっていった。


 もともと妖精という種族は環境に少し左右される面がある。シアは氷の妖精なので、雪山にいた頃は常に気温が低い状態だったが、今は暖かい家の中なので冬眠する時期だと勘違いしやすく眠たくなりやすいのだ。


「すぅ………すぅ………すぅ」


 なんとかベッドまで辿り着いたシアは、モゾモゾと掛け布団の中に入り、すぐに寝息を立てて寝始めた。



■□■□■□■□■□■□


────ドスン!!


「痛ってぇ………ちくしょう、ソウの奴ちゃんと床に降ろせよ。」


 先程ソウにテレポートで送り返されたトウヤは、家の床から一メートル上に転移させられそのまま落下して尻を打った。


 全くソウは酷い奴だぜ。まぁいいや、それよりも、シアの様子を見てこないとな。

 なんだか家の中は凄く静かだけど、シアはどうしたのかな?もしかして寝てるとか?


 とりあえずシアの寝室に向う事にしたトウヤ。彼も妖精の仕組みは知っているので、寝ているのじゃないかと思ったのだ。


「お〜い、シア〜………」


 ゆっくりドアを開けながら部屋の中を確認した。

 そこにはスヤスヤと眠るシアの姿があった。


 あ〜やっぱりシアは可愛いなぁ。いやマジだって!親バカとかそんなの関係なく、第三者の目線から見ての判断だから!


「ふぁぁぁぁ、俺も眠たくなってきたな……」


 ベッドのすぐ側でシアを見ていたトウヤは、コテンと頭をベッドに乗せ、座ったまま寝てしまった。



■□■□■□■□■□■□


「はぁ、はぁ、やっと帰ってこれた………」


 トウヤを送り返したソウは、あれから一人で買い物をしていた。

 しかし元々二人で行くと考えていたので、一人になると買う物が多すぎて四苦八苦しているのであった。


 家に帰ってきたソウは、真っ先に買った食材を冷蔵庫に入れるべく移動する。


「あら?帰ってきたのね。」


「本当だ。遅かったね。」


 部屋に入ると、そこには既にクーとアマタツの二人が帰ってきていた。

 声に出して返事するのも面倒になっているソウは、とりあえず頷いておいた。

 その後冷蔵庫まで行き、買ってきた食材をぶち込んでおいた。


「さて、ちょっとトウヤの様子でも見に行くか。」


 さっき送り返したトウヤだが、実はテレポートで睡眠薬を身体の中に入れておいたんだ。だって勝手に送ったら絶対怒るだろうからな。


 ソウは魔法でトウヤの場所を探知したところ、シアの部屋に居ると分かったので、音を立てないようにゆっくりとドアを開けた。


「さてどうなってるかな〜」


 そこにはスヤスヤと眠るトウヤとシアの姿があった。

 そのまま放置しても良かったのだが、二人とも何も羽織っていなかったので、毛布を取り出して掛けることにした。


「ん?……仲が良いことで。」


 ソウが毛布を掛けようとした時に二人が手を繋いで寝てる事に気付いた。

 毛布を取り出してる最中に、やっぱり起こしてやろうかなと思ったソウだが、昼御飯までは寝かしてやろうと考え直したソウであった。


「おやすみ、お二人さん。」


「「むにゃむにゃ……おやすみ……」」

もうすっかり寒くなりました。

ストーブいりますね

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